ワンシーン
『蒼。』
俺の指を男らしいゴツゴツとした手に絡められ、低く優しい声が俺の名前を呼ぶ。ゆっくりと声のする方を振り向くと蓮の美しい瞳が俺を見つめてくる。瞳に飲み込まれ一瞬、時が止まる。
「蓮……」
掠れた声は熱を持った吐息と一緒に吐き出される。蓮はそれを見て嬉しそうに微笑み、俺に顔を近づけて触れるだけのキスをした。熱を交わすように触れた唇は燃えるように熱くなる。離れても熱はすぐには消えず、ほんのりと残り続けた。
穏やかな日が差し込む昼下がり、何とも甘い時間がゆっくり俺らの間を漂った。
俺の指を男らしいゴツゴツとした手に絡められ、低く優しい声が俺の名前を呼ぶ。ゆっくりと声のする方を振り向くと蓮の美しい瞳が俺を見つめてくる。瞳に飲み込まれ一瞬、時が止まる。
「蓮……」
掠れた声は熱を持った吐息と一緒に吐き出される。蓮はそれを見て嬉しそうに微笑み、俺に顔を近づけて触れるだけのキスをした。熱を交わすように触れた唇は燃えるように熱くなる。離れても熱はすぐには消えず、ほんのりと残り続けた。
穏やかな日が差し込む昼下がり、何とも甘い時間がゆっくり俺らの間を漂った。
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