ライバル登場?
ゆっくり話をしようと入ったカフェ
男前に、俺の事を親友だと紹介した光希
男前と、楽しそうに嬉しそうに話す光希
……何か…面白くない…
振り返った横顔は明らかに仏頂面
視線はテーブルのコーラに注がれている
握り締めた膝上の拳にそっと掌を重ねる
…僕はこっちだよ?僕を…見てよ……
「…さっきの……ダレ?」
振り返らないまま問う
「向井真秀 。アメリカに居た頃の幼馴染で皆からはマシューって呼ばれてた」
見つめたまま答える
「ふ〜ん。光希の…初恋の人だったりするワケ?」
「そうだよ」
勢いよく振り返るのに視線がぶつかる
無言で席を立ち、店を出る。
大股に歩きながら、イライラが静まらない。
“ゼッテェ負けねぇ!!”
“ゼッテェ負けねぇ!!”
への字に曲げた口と目が、そう語っている。
大股で歩く隣を、離れないよう早歩きした。
男前に、俺の事を親友だと紹介した光希
男前と、楽しそうに嬉しそうに話す光希
……何か…面白くない…
振り返った横顔は明らかに仏頂面
視線はテーブルのコーラに注がれている
握り締めた膝上の拳にそっと掌を重ねる
…僕はこっちだよ?僕を…見てよ……
「…さっきの……ダレ?」
振り返らないまま問う
「向井
見つめたまま答える
「ふ〜ん。光希の…初恋の人だったりするワケ?」
「そうだよ」
勢いよく振り返るのに視線がぶつかる
無言で席を立ち、店を出る。
大股に歩きながら、イライラが静まらない。
“ゼッテェ負けねぇ!!”
“ゼッテェ負けねぇ!!”
への字に曲げた口と目が、そう語っている。
大股で歩く隣を、離れないよう早歩きした。
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