ライバル登場?
1日遅れの “誕生日プレゼント” を貰った高校最後の夏休みは、俺の人生において最も輝かしい夏となった。
「ジンはやっぱり就職派なの?」
「うん。前に教えた車の整備工場、あそこに行けそうなんだ。光希 は大学進学だろ?」
「うん…でも、ね…成績がなぁ」
「大丈夫だよ、光希なら絶対に!」
二学期に入って早々の模試で思うような結果が出なかったと落ち込む光希に、俺は励ますくらいしかできなかった。
「ミッキー?ミッキーじゃないか!?」
呼びかける声に振り向くと、モデルか俳優かと言うような男前が立っていた。
「あの…人違いじゃ…」
「ミッキーだろ!」
だから、人の話を聞けよ…!
「…マシュー?…マシュー兄さん!?」
「あぁ!やっぱりミッキーだ!」
……誰?マシューニイサン?
「マシュー兄さん!!」
「久しぶりだな、ミッキー!」
俺が見たこともないような笑顔の光希が、満面の笑顔の男前に駆け寄る。
ミッキーと呼ばれた光希がマシューと呼んだ男前に抱き着くのを、俺はただ呆然として見ていた…
「ジンはやっぱり就職派なの?」
「うん。前に教えた車の整備工場、あそこに行けそうなんだ。
「うん…でも、ね…成績がなぁ」
「大丈夫だよ、光希なら絶対に!」
二学期に入って早々の模試で思うような結果が出なかったと落ち込む光希に、俺は励ますくらいしかできなかった。
「ミッキー?ミッキーじゃないか!?」
呼びかける声に振り向くと、モデルか俳優かと言うような男前が立っていた。
「あの…人違いじゃ…」
「ミッキーだろ!」
だから、人の話を聞けよ…!
「…マシュー?…マシュー兄さん!?」
「あぁ!やっぱりミッキーだ!」
……誰?マシューニイサン?
「マシュー兄さん!!」
「久しぶりだな、ミッキー!」
俺が見たこともないような笑顔の光希が、満面の笑顔の男前に駆け寄る。
ミッキーと呼ばれた光希がマシューと呼んだ男前に抱き着くのを、俺はただ呆然として見ていた…