君に出逢って恋をして
小学4年生になったばかりのあの日、俺は運命の人に出逢った。
「アメリカから来ました、園田光希 です。よろしくお願いします」
「席は陣内の隣だ。陣内、いろいろ教えてやれよ」
「初めまして。よろしくね、え~っと…」
「陣内旺祐 。 “ジン” でいいよ、皆そう呼ぶから」
「ありがとう。ジン」
にっこり笑った光希の笑顔に、俺は堕ちた…
アメリカ育ちの所為か性格も明るく話も面白い光希はクラスに直ぐ馴染んだし男女問わず人気があった。
中学に上がってもそれは同じで、俺はそんな光希に変なムシが付かないか気が気でない毎日だった…
そして高校最後の夏休み、俺は人生最大の勝負に出た。
「なあ光希。俺、もうすぐ誕生日なんだ」
「ああ、そういやそうだっけ」
「でさぁ俺…欲しいモノあるんだよね…」
「おねだり?一応、聞いてあげるけど何?」
「光希が…欲しい…」
「……」
沈黙がイタイ……
「……僕が…欲しいの?」
「うん。初めて会った時から、俺は光希に恋してる」
「初めてって、小学4年の…?」
「うん。光希が俺の初恋」
「…初恋は実らないって言葉、知ってる?」
「アメリカから来ました、園田
「席は陣内の隣だ。陣内、いろいろ教えてやれよ」
「初めまして。よろしくね、え~っと…」
「陣内
「ありがとう。ジン」
にっこり笑った光希の笑顔に、俺は堕ちた…
アメリカ育ちの所為か性格も明るく話も面白い光希はクラスに直ぐ馴染んだし男女問わず人気があった。
中学に上がってもそれは同じで、俺はそんな光希に変なムシが付かないか気が気でない毎日だった…
そして高校最後の夏休み、俺は人生最大の勝負に出た。
「なあ光希。俺、もうすぐ誕生日なんだ」
「ああ、そういやそうだっけ」
「でさぁ俺…欲しいモノあるんだよね…」
「おねだり?一応、聞いてあげるけど何?」
「光希が…欲しい…」
「……」
沈黙がイタイ……
「……僕が…欲しいの?」
「うん。初めて会った時から、俺は光希に恋してる」
「初めてって、小学4年の…?」
「うん。光希が俺の初恋」
「…初恋は実らないって言葉、知ってる?」
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