禁じられた恋 ~ Forbidden Lover ~
「ちょっ、兄さん!やだ!やめてよっ!!」
片手で簡単に両腕を押さえつけられ、もう一方の手で口を塞がれる。
「大きな声出すなって」
「んっ!やっ…」
力では到底敵う訳がないのに、圧し掛かってくる身体の下で踠きながら尚も抜け出そうとして
「暴れたら余計に痛いだけだぞ」
掴まれた腕に感じる熱さとは真逆の、耳許を掠めたやけに落ち着いた声に最後の抵抗を奪われた。
14歳の夏、僕は初めて兄に犯された…
「悠宇 、……大丈夫か?」
ぐったりとした身体を見下ろしながらその柔らかな頬にそっと触れると、ふいっと背けられた顔が小さく震え出した。
「…悠宇?」
「……さわっ、……な…いで…」
震える声に、緩慢な動作でベッドから離れ素早く服を身に着ける。
「義母さん達には黙ってろよ」
少し迷ったけど、ベッドまで戻り全身を震わせ声を殺して泣いている悠宇に近づくと、できるだけ優しく頭を撫でてから悠宇の部屋を出た。
15歳の夏、俺は初めて弟を犯した。
片手で簡単に両腕を押さえつけられ、もう一方の手で口を塞がれる。
「大きな声出すなって」
「んっ!やっ…」
力では到底敵う訳がないのに、圧し掛かってくる身体の下で踠きながら尚も抜け出そうとして
「暴れたら余計に痛いだけだぞ」
掴まれた腕に感じる熱さとは真逆の、耳許を掠めたやけに落ち着いた声に最後の抵抗を奪われた。
14歳の夏、僕は初めて兄に犯された…
「
ぐったりとした身体を見下ろしながらその柔らかな頬にそっと触れると、ふいっと背けられた顔が小さく震え出した。
「…悠宇?」
「……さわっ、……な…いで…」
震える声に、緩慢な動作でベッドから離れ素早く服を身に着ける。
「義母さん達には黙ってろよ」
少し迷ったけど、ベッドまで戻り全身を震わせ声を殺して泣いている悠宇に近づくと、できるだけ優しく頭を撫でてから悠宇の部屋を出た。
15歳の夏、俺は初めて弟を犯した。
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