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あなたを見つめている

「えーウソウソ! ちょっとイジワルしないでよー!」
   
「うん、美味しいー。ソニックはイチゴ味にしたのね」
 
「まあ、味っていっても錯覚だろ?」
 
「知ってるわよ、いいの雰囲気楽しむからー」

「美味しいー」

エミーはスプーンでかき氷を掬い、幸せそうな顔で食べている。ソフトクリームが好きな彼女なので次回はソフトクリームでも悪くないなとソニックは考えていた。

「ん?」

ふと気配を感じ、店の鏡を見れば窓の外に先程の奴等が影が映っている。
エミーはかき氷に夢中で気付いていない。
ソニックは席を立つ。
 
「ちょっとどこに行く気? 食べ終わったからってレディを置いていく気?」

「大丈夫だって、すぐ戻るから」

「だめー、またデートの途中で逃げる気?」

「わかった。耳貸してくれ」

ソニックはエミーを手招きする。エミーはソニックの顔に耳を近づけた。

「トイレだって。それでも行っちゃダメか?」

エミーは自分の勘違いに頬を染める。

「やっだぁ、アタシたら。それならそうって早く言ってよぉー。大丈夫? お腹冷えちゃった?」

「大丈夫だって。すぐ帰ってくるさ」

男達は何やら小声で作戦会議をしていた。頭隠して尻隠さず、茂みから大きな尻は見えていた。ソニックは普段なら飽きるまでもしくは相手が諦めるまでは遊んでやるが、仲間でありエミーを狙うのはいただけない。
ソニックは呆れたように肩をすくめる。

「オレに会いたくて待ち遠しいからってまた押し掛けてくるなんて懲りないヤツラだな」
  
声をあげる前にソニックは自慢のスピードで男達を倒していく。大したことはなく、ソニックのワンサイドゲームであった。敵の身体は積み上がりピラミッド状態だ。
ソニックはパンパンと手袋の埃を払う。
   
「で、姿を見せたらどうだ?」

ソニックは屋根の上を睨んだ。
肩をすくめてルージュが物陰から現れた。

「なーんだ、気付いてたのね」

「今、忙しいんだ。なんか用か?」

「何、その言い方。そいつら引き取ってあげようと思ったのに」
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