第一章
名前変換 Who save his life is...
主人公について記憶喪失からスタートするので、
Lに突然呼ばれる名前です。
平凡な人物
これといった特技はない
Lと同じく甘いものが好き
本名は番外編等で登場する予定です
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◆キラ
「おかえりリューク」
うす暗い部屋に、勉強机で一つのノートに向かった青年が顔を上げた。
茶色い髪に、整った顔立ち。どこかを睨むような鋭い視線は背後を振り返ることなく正面を見たままでいる。
「おう」
「どうしたんだ、今日は遅かったじゃないか」
「ちょっとな。そこの夕陽が。」
あ、と死神は口を手でふさぐ。しかし青年はその違和感に気付かないようだった。
涼しい顔のまま、再びノートに向かい始めた。
「おっほん・・・いやなんだその、散歩だ。夕焼けが綺麗だったんで、暇つぶしだな。」
書きこむのは漢字、カタカナ、ひらがな、アルファベット、・・・人名、人名、人名・・・。
すらすらとペンが進むにつれ、よどみなく小さな文字がそのノートのページを埋めていった。
「散歩?死神が夕焼けだなんておかしな話だな」
そう言って青年はちらりとつまらなそうに窓の外を見る。横顔がかすかにオレンジに染まった。
「クク・・・・・・そうだな」
死神は、その後ろ姿を見て思った。
やはりあの少女と目の前のこのノート所有者はひどく似ている、と。
_「あはは、キラだー」
指差して見上げられた瞬間のその表情を思いだし、死神はぶるっと一度震えた。終始笑ってこそいたものの、あの視線は面白がってるやつのそれじゃない。まるでLに挑発された瞬間のキラのそれだった。
あれは殺意だろ、殺意。
「大変だなぁライト」
死神は深く考えるでもなく同情の言葉を漏らす。
「は?いきなり何を言うんだリューク。らしくないじゃないか」
__キラとLは互いに探し出して殺すと言ってるし、あの夕陽はよくわからんが、たぶんキラに殺意ぷんぷんだ。
__人間って面白!いや怖!
死神は笑顔でそう思うのだった。