第十章「大団円」
楽しい事はアッと言う間に過ぎた感じであった。
2人は、とうとう初夜を迎える。
ネイルは、あんだけ待ち望んだ日だと言うのに、自分の寝室の
ベッドの上で、緊張してしまっていた。
「ラリイを傷つけないように・・・しないと・・・」
緊張していると同時に、自分がいつ抑えきれない欲望を爆発
させてしまわないか、それがネイルには心配だった。
ラリイの方はお風呂に行っていたが、そろそろ戻って来る頃合いだった。
「ネイル・・・お部屋に入るね・・・?」
少しして、ラリイの小声が聞こえてきた。
ネイルはすぐに返事をする。
「うん。入って来いよ・・・」
「じゃあ・・・」
ラリイは顔を真っ赤にして、おずおずとネイルの寝室に入る。
ラリイは白いネグリジェを着ていた。
お風呂上りなのもあり、顔は少し蒸気している。
それだけでネイルからしてみたら、理性を保つのが辛いと感じた。
「ラリイ・・・こっちに来いよ・・・」
ネイルはベッドの前に立ちっぱなしのラリイを、自分の側に来るように促す。
ラリイは恥ずかしいのだろうが、流石に今日と言う日もあり、覚悟
を決めているのか、ネイルの側にそっと寄り添う。
「ラリイ・・・」
「ネイル・・・」
ネイルは熱い視線をラリイに送り、手を握り、ラリイの顔を確認する。
ラリイもネイルの視線を素直に感じる。
「今日は・・・もういいんだよな?俺がお前を抱いても?」
「う、うん・・・ネイルとの大事な約束だったからね・・・」
「ラリイ・・・じゃあ・・・まず、それ脱がせるからな?」
「え?・・・」
ラリイはネイルに促されるままに、寝間着のネグリジェを脱がされる。
そして、下着姿にされてしまう。
「あう・・・」
ラリイは恥ずかしさのあまり、変な声を出していた。
だが、ネイルの方はラリイの下着姿を見て、一瞬だけ感嘆していた。
「ラリイ・・・この下着って・・・」
「あ、あのね・・・」
「うん。」
「初夜に着る、特別なものなんだって。ドラゴネス国で代々着られてる初夜だけの為の花嫁の・・・」
ラリイはもっと顔を真っ赤にしつつも、何とかネイルに答えた。
そんなものがあったことなど、もちろんネイルも知らない。
きっと、ネフィリートが用意したものに違いない。
「こうした伝統があったなんて・・・俺も知らなかった。」
「そう・・・なの?」
ネイルの言葉に、何故かラリイは少しホッとした。
ラリイは、散々キス以外はダメとネイルに言って来てはいたが、
本当は初夜に何をするのかは、具体的にわかっていなかったのだ。
ただ、想像でこうかな?と考えるくらいで・・・
「もう・・・我慢出来ない!!!」
「え?きゃ!!」
ネイルはラリイを強く抱きしめ、今までに無いほどに深いキスをした。
軽いキスには慣れていたラリイも、初めてのディープキスに、
最初は怖がったものの、だんだんと、身体が痺れるような感覚に、
頭が朦朧としそうだった。
「はぁはぁ・・・ネイルぅ・・・そんな激しいよぉ・・・」
やっと深いキスから解放されたラリイは、なんとか、そう言うのが精一杯だった。
「ラリイ・・・まだまだこれからだよ?」
「え?!」
ネイルは優しくラリイに微笑みかけて、今度はラリイの下着の
上から、ラリイの身体を触っていく。
ラリイのこの下着姿にネイルは、もう完全に理性が飛んでいた。
「待ちに待ったってこともあるけど・・・
でも、この下着姿は、流石にマズいだろう・・・
まるで純白なラリイをこれから、俺が・・・
あああ、もうダメだ!」
ネイルはもうここで理性的に考えることが出来なくなった。
ラリイの方は、ネイルに優しさと激しさの絶妙の中で、深く愛され、
2人はここに身も心も、深く結ばれたのだった。
2人は、とうとう初夜を迎える。
ネイルは、あんだけ待ち望んだ日だと言うのに、自分の寝室の
ベッドの上で、緊張してしまっていた。
「ラリイを傷つけないように・・・しないと・・・」
緊張していると同時に、自分がいつ抑えきれない欲望を爆発
させてしまわないか、それがネイルには心配だった。
ラリイの方はお風呂に行っていたが、そろそろ戻って来る頃合いだった。
「ネイル・・・お部屋に入るね・・・?」
少しして、ラリイの小声が聞こえてきた。
ネイルはすぐに返事をする。
「うん。入って来いよ・・・」
「じゃあ・・・」
ラリイは顔を真っ赤にして、おずおずとネイルの寝室に入る。
ラリイは白いネグリジェを着ていた。
お風呂上りなのもあり、顔は少し蒸気している。
それだけでネイルからしてみたら、理性を保つのが辛いと感じた。
「ラリイ・・・こっちに来いよ・・・」
ネイルはベッドの前に立ちっぱなしのラリイを、自分の側に来るように促す。
ラリイは恥ずかしいのだろうが、流石に今日と言う日もあり、覚悟
を決めているのか、ネイルの側にそっと寄り添う。
「ラリイ・・・」
「ネイル・・・」
ネイルは熱い視線をラリイに送り、手を握り、ラリイの顔を確認する。
ラリイもネイルの視線を素直に感じる。
「今日は・・・もういいんだよな?俺がお前を抱いても?」
「う、うん・・・ネイルとの大事な約束だったからね・・・」
「ラリイ・・・じゃあ・・・まず、それ脱がせるからな?」
「え?・・・」
ラリイはネイルに促されるままに、寝間着のネグリジェを脱がされる。
そして、下着姿にされてしまう。
「あう・・・」
ラリイは恥ずかしさのあまり、変な声を出していた。
だが、ネイルの方はラリイの下着姿を見て、一瞬だけ感嘆していた。
「ラリイ・・・この下着って・・・」
「あ、あのね・・・」
「うん。」
「初夜に着る、特別なものなんだって。ドラゴネス国で代々着られてる初夜だけの為の花嫁の・・・」
ラリイはもっと顔を真っ赤にしつつも、何とかネイルに答えた。
そんなものがあったことなど、もちろんネイルも知らない。
きっと、ネフィリートが用意したものに違いない。
「こうした伝統があったなんて・・・俺も知らなかった。」
「そう・・・なの?」
ネイルの言葉に、何故かラリイは少しホッとした。
ラリイは、散々キス以外はダメとネイルに言って来てはいたが、
本当は初夜に何をするのかは、具体的にわかっていなかったのだ。
ただ、想像でこうかな?と考えるくらいで・・・
「もう・・・我慢出来ない!!!」
「え?きゃ!!」
ネイルはラリイを強く抱きしめ、今までに無いほどに深いキスをした。
軽いキスには慣れていたラリイも、初めてのディープキスに、
最初は怖がったものの、だんだんと、身体が痺れるような感覚に、
頭が朦朧としそうだった。
「はぁはぁ・・・ネイルぅ・・・そんな激しいよぉ・・・」
やっと深いキスから解放されたラリイは、なんとか、そう言うのが精一杯だった。
「ラリイ・・・まだまだこれからだよ?」
「え?!」
ネイルは優しくラリイに微笑みかけて、今度はラリイの下着の
上から、ラリイの身体を触っていく。
ラリイのこの下着姿にネイルは、もう完全に理性が飛んでいた。
「待ちに待ったってこともあるけど・・・
でも、この下着姿は、流石にマズいだろう・・・
まるで純白なラリイをこれから、俺が・・・
あああ、もうダメだ!」
ネイルはもうここで理性的に考えることが出来なくなった。
ラリイの方は、ネイルに優しさと激しさの絶妙の中で、深く愛され、
2人はここに身も心も、深く結ばれたのだった。