いざ!ハロウィンパーティーへ☆彡
「こんなかぼちゃのぬいぐるみにお菓子やるくらいなら、俺達にそのお菓子よこせよ!」
「そうだな!俺達に渡せよ!」
「あ!止めてよ!それは私達のお菓子なんだから!!」
「うるせーブス!どうせぬいぐるみじゃ、お菓子なんか食べれないだろ!」
ゲント達はエルナを取り囲み、カボッチャ君の前にあったお菓子を取り上げて、
エルナに悪口を言いながらからかう。
女の子1人で、無駄に元気がいい男の子3人同時に相手をするのは、
流石にエルナには分が悪い。
カボッチャ君は自分が助けてあげれないことに、心の中では凄くイライラしていた。
(エルナちゃんはいつも可愛いのに!酷いですぅ!
それに今日のエルナちゃんは魔女の恰好してるけど、それもとっても可愛いのに!
ボク、この子達が許せないよ!!!)
カボッチャ君は何とかぬいぐるみのフリをしなければと思いながらも、
もう我慢の限界だった。
タマさんも心配そうにしながら、グルグルとカボッチャ君達の周りを飛び続ける。
「しつけーな!いい加減、そのお菓子全部よこせよ!」
「キャ!!!」
ゲントはエルナが守っていたお菓子を強引に引っ張る。
その弾みでエルナは地面に尻もちをつくことになってしまった。
せっかくのハロウィンのコスプレも汚れてしまい、
カボッチャ君のお菓子が取られたことにエルナは涙目になる。
ゲント達は気まずい感じの顔になるが、エルナには謝罪はしない。
「な、なんだよ。泣いてもお菓子は貰っていくからな!」
「そうだよ。どうせ食えないぬいぐるみの元にあっても、お菓子が無駄になるだけだろうが!」
「めそめそ泣くなよな!うぜーんだよ!」
ゲント達は仲間もいる所為か、最初こそ悪い事をしたと反省しているかのようだったが、
最後は結局エルナに暴言を吐く。
エルナは涙を必死に堪えたが、最後には泣いてしまった。
心の中ではカボッチャ君に謝っていた。
こんな目にあっても、エルナはどうにかカボッチャ君のお菓子だけは守ってあげたかったのだ。
今さっきまでハロウィンを楽しんでいたカボッチャ君は完全に怒りを感じた。
まさにその時・・・
『ごちゃごちゃとうるさいクソ餓鬼どもだ。ぬいぐるみはお菓子を食べないか・・・
それはどうだろうな?俺の様にそのお菓子を守る魔獣もいるぞ?』
どこから低い声が聞こえて、次の瞬間にはエルナの持っていた
黒猫の形をした布の袋が動いた。
本物の猫の様に動き出して、そしてエルナを守るように前に立ち、
ゲント達に睨みを効かせる。
これ以上の暴力は許さないと言う感じで。
『幼いとは言え、男が数人で女の菓子を奪うとはな。
奪うと言う事は、自分達も奪われ返されると承諾していると言う事だな?』
黒猫の形をしたポーチは素早い動きで、ゲント達から奪われたお菓子を取り戻した。
そして取り戻したお菓子を自分の口の中にパクっと食べてしまった。
ゲント達は理解出来ない状態に混乱し、ただ黙っていたが、1人が正気を取り戻したのか、
その黒猫?を指出して怒鳴った。
「なんだよ!こいつ!い、生きてるのか!!!」
「どういうことなんだよ!エルナ?!!!」
「私だって、し、知らないわよ!」
ゲント達はこの不可解の状況の中で、エルナを責める。
エルナが持っていた黒猫?が動いたのだから、事情を聞かれてもしょうがなかったのだが、
エルナも説明出来るわけがなかったのだ。
この黒猫のポーチは今日カボッチャ君に貰ったばっかりだったのだから。
こんな状況になって、カボッチャ君だって困ってしまう。
ご主人様は、このお菓子入りの黒猫のポーチが動くだなんて、一言も教えてくれてなどいないのに。
皆が皆困惑している中で、黒猫?だけは楽しそうにして、
ニヤリと不敵にゲント達に向かって微笑んだ。
その笑顔に、ゲント達は身の危険を感じ、顔を青くした。
「そうだな!俺達に渡せよ!」
「あ!止めてよ!それは私達のお菓子なんだから!!」
「うるせーブス!どうせぬいぐるみじゃ、お菓子なんか食べれないだろ!」
ゲント達はエルナを取り囲み、カボッチャ君の前にあったお菓子を取り上げて、
エルナに悪口を言いながらからかう。
女の子1人で、無駄に元気がいい男の子3人同時に相手をするのは、
流石にエルナには分が悪い。
カボッチャ君は自分が助けてあげれないことに、心の中では凄くイライラしていた。
(エルナちゃんはいつも可愛いのに!酷いですぅ!
それに今日のエルナちゃんは魔女の恰好してるけど、それもとっても可愛いのに!
ボク、この子達が許せないよ!!!)
カボッチャ君は何とかぬいぐるみのフリをしなければと思いながらも、
もう我慢の限界だった。
タマさんも心配そうにしながら、グルグルとカボッチャ君達の周りを飛び続ける。
「しつけーな!いい加減、そのお菓子全部よこせよ!」
「キャ!!!」
ゲントはエルナが守っていたお菓子を強引に引っ張る。
その弾みでエルナは地面に尻もちをつくことになってしまった。
せっかくのハロウィンのコスプレも汚れてしまい、
カボッチャ君のお菓子が取られたことにエルナは涙目になる。
ゲント達は気まずい感じの顔になるが、エルナには謝罪はしない。
「な、なんだよ。泣いてもお菓子は貰っていくからな!」
「そうだよ。どうせ食えないぬいぐるみの元にあっても、お菓子が無駄になるだけだろうが!」
「めそめそ泣くなよな!うぜーんだよ!」
ゲント達は仲間もいる所為か、最初こそ悪い事をしたと反省しているかのようだったが、
最後は結局エルナに暴言を吐く。
エルナは涙を必死に堪えたが、最後には泣いてしまった。
心の中ではカボッチャ君に謝っていた。
こんな目にあっても、エルナはどうにかカボッチャ君のお菓子だけは守ってあげたかったのだ。
今さっきまでハロウィンを楽しんでいたカボッチャ君は完全に怒りを感じた。
まさにその時・・・
『ごちゃごちゃとうるさいクソ餓鬼どもだ。ぬいぐるみはお菓子を食べないか・・・
それはどうだろうな?俺の様にそのお菓子を守る魔獣もいるぞ?』
どこから低い声が聞こえて、次の瞬間にはエルナの持っていた
黒猫の形をした布の袋が動いた。
本物の猫の様に動き出して、そしてエルナを守るように前に立ち、
ゲント達に睨みを効かせる。
これ以上の暴力は許さないと言う感じで。
『幼いとは言え、男が数人で女の菓子を奪うとはな。
奪うと言う事は、自分達も奪われ返されると承諾していると言う事だな?』
黒猫の形をしたポーチは素早い動きで、ゲント達から奪われたお菓子を取り戻した。
そして取り戻したお菓子を自分の口の中にパクっと食べてしまった。
ゲント達は理解出来ない状態に混乱し、ただ黙っていたが、1人が正気を取り戻したのか、
その黒猫?を指出して怒鳴った。
「なんだよ!こいつ!い、生きてるのか!!!」
「どういうことなんだよ!エルナ?!!!」
「私だって、し、知らないわよ!」
ゲント達はこの不可解の状況の中で、エルナを責める。
エルナが持っていた黒猫?が動いたのだから、事情を聞かれてもしょうがなかったのだが、
エルナも説明出来るわけがなかったのだ。
この黒猫のポーチは今日カボッチャ君に貰ったばっかりだったのだから。
こんな状況になって、カボッチャ君だって困ってしまう。
ご主人様は、このお菓子入りの黒猫のポーチが動くだなんて、一言も教えてくれてなどいないのに。
皆が皆困惑している中で、黒猫?だけは楽しそうにして、
ニヤリと不敵にゲント達に向かって微笑んだ。
その笑顔に、ゲント達は身の危険を感じ、顔を青くした。