いざ!ハロウィンパーティーへ☆彡
「では!ボクは邪魔になっちゃうから、別のお部屋の掃除してますね!」
「うん。あんまり無理しなくていいからね。
夜までに疲れてしまって、ハロウィンパーティーに行けなくなるのは嫌だろう?」
「そうでした!気を付けますぅ!ではフロアティアさん!また!☆彡」
「いつもコーヒーありがとうね!カボッチャ君♪」
ご主人様に甘いレモンティーを出したカボッチャ君は、自分の別の仕事をやりに、
ふわふわと可愛く飛んで部屋を出て行った。
それを笑顔で見送ったフロアティアは、真顔に戻り仕事仲間でもある大魔導士の男と向き合う。
「外見こそ、あの使い魔はかぼちゃではあるけど、かなり高度な方法で契約した子だね。
日に日に成長もしているようだし、一部の魔法も使う事を許してるあたり、
カボッチャ君の正体はもしや・・・」
「フロアティア。その話は今度の仕事の話に関係ないだろ?
私は仕事に関係ない話はしないよ。」
「ふん。わかってるよ。全く無駄話はしないんだから。
あんたは昔から、自分の話するのが嫌いだったからね。」
「古来の魔女であるフロアティアだって、話せない話の1つや2つくらいあるだろ?
それに古来の魔女に自分の弱点になるかもしれない話なんてするもんか。」
「酷い言われようだねぇ。ま、いいわ。それで組織からの今回の依頼だけどね・・・」
フロアティアは大魔導士の男と軽く雑談した後で、仕事の話に入った。
時たまフロアティアはカボッチャ君の事を聞き出そうとするが、大魔導士の男は、
顔見知りであるフロアティアにも、カボッチャ君の事に関しては、絶対に詳しい事は話さなかった。
とある事情があって気軽に打ち明けられる話ではなかったのだ。
2人が仕事の話し合いをしている中で、カボッチャ君はタマさんとのんびり休んでいた。
庭の薬草の世話をして、庭にあるベンチにタマさんと座る。
タマさんは幽霊なので影のある場所に、可愛くちょこんと座った。
「ご主人様もフロアティアさんもあんなに優しいのに・・・
実は悪い組織の人達だなんて。
ちょっと前にご主人様はそうボクに言ったけど、タマさんはどう思う?」
「・・・・・・。」
「タマさんもわからないよね。ボクもわからないや・・・
でもね!ボクはご主人様の悪事がみんなにバレて、ご主人様が
罪に問われたら、その時に許して貰えるように、ボクがご主人様の代わりに、
たくさん良い事をするんだ!それは良い事だよね?タマさん?」
「!?・・・・♪」
「うん♪ボクは頑張るよ!だからタマさんも協力してね♪」
「♪♪♪」
「えへへ♪タマさん、いつもありがとう♪」
カボッチャ君はタマさんと自分の将来の目的を可愛く話す。
過去にカボッチャ君はご主人様の仕事について聞いたことがあった。
その時にご主人様は悲しそうな、でも苦笑いをして自分の仕事を簡単にカボッチャ君に教えた。
その時にそんな話をしたのだ。自分は悪者なのだと。
「私はどうしても達成したい目的があってね。それで私の夢を叶えるには、
悪い組織に入るしかなかったんだ。」
「ならご主人様は悪者なの?」
「そうだよ。私は悪い大魔導士さ。でもね?カボッチャ君は何も悪くない。
私が悪いだけだからね。だからカボッチャ君は良い子でいるんだよ?
悪者になってしまった私の代わりにね。」
「うん。わかりましたですぅ!ボクは良い子でいますぅ!」
過去のカボッチャ君は元気よくご主人様を安心させるようにそう返事をした。
大魔導士の男は、嬉しそうな顔をしてカボッチャ君のほっぺをなでなでしてあげた。
自分は悪者だと言っても、カボッチャ君からすれば、誰よりも大事で、
優しいご主人様なのには変わらない。
だからこそ、カボッチャ君は一人前の立派な魔法使いになって、ご主人様を助けて、
出来るのなら悪の道からも救い出したいと、心の中では思っていた。
「うん。あんまり無理しなくていいからね。
夜までに疲れてしまって、ハロウィンパーティーに行けなくなるのは嫌だろう?」
「そうでした!気を付けますぅ!ではフロアティアさん!また!☆彡」
「いつもコーヒーありがとうね!カボッチャ君♪」
ご主人様に甘いレモンティーを出したカボッチャ君は、自分の別の仕事をやりに、
ふわふわと可愛く飛んで部屋を出て行った。
それを笑顔で見送ったフロアティアは、真顔に戻り仕事仲間でもある大魔導士の男と向き合う。
「外見こそ、あの使い魔はかぼちゃではあるけど、かなり高度な方法で契約した子だね。
日に日に成長もしているようだし、一部の魔法も使う事を許してるあたり、
カボッチャ君の正体はもしや・・・」
「フロアティア。その話は今度の仕事の話に関係ないだろ?
私は仕事に関係ない話はしないよ。」
「ふん。わかってるよ。全く無駄話はしないんだから。
あんたは昔から、自分の話するのが嫌いだったからね。」
「古来の魔女であるフロアティアだって、話せない話の1つや2つくらいあるだろ?
それに古来の魔女に自分の弱点になるかもしれない話なんてするもんか。」
「酷い言われようだねぇ。ま、いいわ。それで組織からの今回の依頼だけどね・・・」
フロアティアは大魔導士の男と軽く雑談した後で、仕事の話に入った。
時たまフロアティアはカボッチャ君の事を聞き出そうとするが、大魔導士の男は、
顔見知りであるフロアティアにも、カボッチャ君の事に関しては、絶対に詳しい事は話さなかった。
とある事情があって気軽に打ち明けられる話ではなかったのだ。
2人が仕事の話し合いをしている中で、カボッチャ君はタマさんとのんびり休んでいた。
庭の薬草の世話をして、庭にあるベンチにタマさんと座る。
タマさんは幽霊なので影のある場所に、可愛くちょこんと座った。
「ご主人様もフロアティアさんもあんなに優しいのに・・・
実は悪い組織の人達だなんて。
ちょっと前にご主人様はそうボクに言ったけど、タマさんはどう思う?」
「・・・・・・。」
「タマさんもわからないよね。ボクもわからないや・・・
でもね!ボクはご主人様の悪事がみんなにバレて、ご主人様が
罪に問われたら、その時に許して貰えるように、ボクがご主人様の代わりに、
たくさん良い事をするんだ!それは良い事だよね?タマさん?」
「!?・・・・♪」
「うん♪ボクは頑張るよ!だからタマさんも協力してね♪」
「♪♪♪」
「えへへ♪タマさん、いつもありがとう♪」
カボッチャ君はタマさんと自分の将来の目的を可愛く話す。
過去にカボッチャ君はご主人様の仕事について聞いたことがあった。
その時にご主人様は悲しそうな、でも苦笑いをして自分の仕事を簡単にカボッチャ君に教えた。
その時にそんな話をしたのだ。自分は悪者なのだと。
「私はどうしても達成したい目的があってね。それで私の夢を叶えるには、
悪い組織に入るしかなかったんだ。」
「ならご主人様は悪者なの?」
「そうだよ。私は悪い大魔導士さ。でもね?カボッチャ君は何も悪くない。
私が悪いだけだからね。だからカボッチャ君は良い子でいるんだよ?
悪者になってしまった私の代わりにね。」
「うん。わかりましたですぅ!ボクは良い子でいますぅ!」
過去のカボッチャ君は元気よくご主人様を安心させるようにそう返事をした。
大魔導士の男は、嬉しそうな顔をしてカボッチャ君のほっぺをなでなでしてあげた。
自分は悪者だと言っても、カボッチャ君からすれば、誰よりも大事で、
優しいご主人様なのには変わらない。
だからこそ、カボッチャ君は一人前の立派な魔法使いになって、ご主人様を助けて、
出来るのなら悪の道からも救い出したいと、心の中では思っていた。