付喪神、もしくは最近では九十九神とも言われる
長年使い込んだ「物」に精霊や霊魂が宿り、人間をたぶらかす
と言われた存在である。
または、百年以上生きた狐狸を「つくもがみ」とも言うらしい。

と、ざっと最初の説明はこんなところでいいか？
そんな九十九神を本来の苗字に隠し持っている俺の一族。
津雲家では、ちょっと変わった生活をしている。
いや、俺的にはいつもの日々であり、何も変わったことなどないが、
親友なんかに話すといつも言われてしまう。
「ちょｗｗｗお前ん家、普通じゃねぇーからｗｗｗｗｗ」ってな。
だから、ムカついたから、俺はネットで匿名として、
俺の日常を投稿してみることにしたんだ。
それで、他の人の反応を見てみようと思ってさ。
まぁ、学校に居る奴らにも話してもいいんだが・・・
親友の反応から察するに、俺の日常を話したとしても、
きっと中二病の痛い奴扱いされそうなので止めた。
俺は俺の日常を親友だけには直接話すが、他の人間に話しても、
信じないだろうなぁーとは、本当は思ってはいる。
俺もまだ学生だからなぁ・・・流石に俺の家の日常を話しして、
気味悪がられて、ぼっちになるのはきついわ。
彼女出来なくなるのも困るしな。
それに、俺の家の日常を無闇に話すのも本来は駄目ではある。
九十九神家は、その手の界隈では禁忌の一族とされており、
「ある特殊な条件」でのみ、関りが許されている一族なのだ。
まーこんな堅苦しい言い方と言うか、祖母ちゃんの受け売り
の言葉なんだけど。
要するに、やたら無闇に俺の一族は、世に情報が出ては駄目ってことらしい。
その九十九神家の者としては。
ちなみに津雲家としては、有名人になろうが、どっかの起業家になろうが、
自由みたいだけどな。
何とも今の俺としては、その線引きがイマイチよくわからない。
いずれは、祖父母か、両親に聞くことになるんだろうけど、
今は学生だから、勉強を頑張れと言われる。
その辺は、普通の一般家庭と変わりはないはずだよな・・・
うん。そのはずだ。
と、そんなわけで、俺は俺の日常をフィクションとして、
ここに書いていく予定だ。
俺の話を信じるか、信じないかは、読み手次第って奴だな。
それで、俺の家の日常が、他の人からしたら、どんなものなのか
反応が見れたら楽しみだ。
その前に、俺って文才あるかな？そこが心配だけど。
最初に俺の家族の話を次に書いていく予定でいくわ！