第6章「敵とあいつと大混戦」
私達は、ミーマーの水の小神殿から出発して、道のりはそれなりに険しく、
時々、モンスターと戦う事もあったりはしたけど、それでも、
リヴァイアサンの水の精霊や、ルビーのおかげもあり、私とグランは、
厳しい戦いになることもなくて、あっさり勝利しながら、
次の目的地の二ドルと言う町に着いた。
ルビーが言ってくれたけど、私達を狙う人間の存在などはないみたい。
私やグラン的には、そっちが一番嬉しいことかもしれないわね。
あれだけの事があって、未だに命を狙われるなら、どうにもならないわ。
「とうとう、今日で二ドルまで来たね。」
「そうね。二ドルまで来れば、次は、最大の目的地、水の本神殿がある、
ダーファー街に行くだけだものね。次のダーファーまでは、
また道も整備されて、モンスターも出ないでしょうから、今日よりも、
早く目的地に行けるでしょ。本当、やっとここまで来たって気持ちだわ。」
「だよね。ルエートなんか、あんなに大変な中でだもんね。」
「全くよ。14歳がする経験じゃないことばっかりよ。」
私はグランと苦笑いしながら、二ドルにある町の宿屋を探そうとした時に、
リヴァイアサンの水の精霊が、緊張した顔で、私達に話かける。
「ルエート様、グラン様。ちょっと、宜しいでしょうか?」
「あら?どうしたの?そんな顔して?何かあったの?」
私はリヴァイアサンの水の精霊を、心配しながら返事をした。
まさか、まだ私達を狙う刺客とかがいるかしら?
私が、そんな事を考えていると、リヴァイアサンの水の精霊は、
緊張したままの顔で、私達に言う。
「私と一緒に、来て頂きたい場所があるのですが、良いですか?」
「え?ええ。私は全然構わないわ。グランもいいでしょ?」
「うん?あ、僕も、全然構わないよ。リヴァ様の水の精霊さんが言うのだから、
僕もルエも、どこでも行くよ?」
私とグランは、リヴァイアサンの水の精霊を安心させたくて、優しい笑顔で答えてあげた。
リヴァイアサンの水の精霊は、ホッとした顔になり、
私達に可愛く感謝しながら、くるりと身を回転させた。
「有難うございます!では、私についてきて下さい!」
と言うと、人目のない場所で、リヴァイアサンの水の精霊は、人間の少女に化け、
私達をある宿屋の一部屋に案内した。
この宿屋の中で、かなり大きな部屋を借りてる人物みたいね。
私とグランは、少し緊張してしまった。リヴァイアサンの水の精霊は、
私達に誰か身分の高い人に会わせたかったみたいね。
「ふふふ♪」
「ん?ルビー?どうして、笑っているの?」
私は、私の肩で、のんびりしながらも、クスクスと笑顔で、
楽しそうにしてるルビーを不思議に思い、声を掛けた。
するとルビーは、ただ笑顔で、何でもないよ♪と言う。
うーん、もしかしてルビーは、この部屋の中にいる存在が、
誰だかわかっているのかしら?
私やグランも、少し緊張してる中で、リヴァイアサンの水の精霊は、
部屋の外から声を掛けて、私達を部屋の中に案内した。
そこには・・・
「おお。遅かったではないか?やっと、ここまで来たか、ルエート、グラン。」
「え?な、何で?!」
「リヴァ様!どうして、ここに?!」
私達は、まさか人間の姿になったリヴァイアサンに出迎えられると思わず、
変なテンションの声を上げてしまった。
そんな私達を見て、リヴァイアサンは、悪戯っ子のような笑顔で、
嬉しそうにする。
にしても、どうしてリヴァイアサンがここにいるわけ?
すっかり、人間の生活に馴染んでいるみたいだし、他の自分の水の精霊を数体呼び出して、
メイドのように、自分の世話させてるし・・・
私は、最初こそ、驚きはしたけど、すぐに呆れてしまった。
そこに、今まで私達と居た、リヴァイアサンの水の精霊が、
この状況を説明をしてくれた。
「リヴァイアサン様は、グラン様を先にルエート様の元に行かせた後で、
ご自身も、水の神殿に興味が出たそうで、ルエート様の母上様と交渉して、
こちらの宿屋に2日前から、ご滞在されて、ルエート様達が、この町に到着されるのを、
楽しみにお待ちしておりました。」
「え?と、言う事は?」
私はその説明を聞いて、リヴァイアサンの顔を見る。
リヴァイアサンは、何やらドヤ顔で、私とグランを見返し、
更に自信有り気な顔で口を開いた。
本当に、この幻獣は、人騒がせな幻獣ね。お世話になってるから、
嫌味とか、言っちゃいけないんだけどさ。
時々、モンスターと戦う事もあったりはしたけど、それでも、
リヴァイアサンの水の精霊や、ルビーのおかげもあり、私とグランは、
厳しい戦いになることもなくて、あっさり勝利しながら、
次の目的地の二ドルと言う町に着いた。
ルビーが言ってくれたけど、私達を狙う人間の存在などはないみたい。
私やグラン的には、そっちが一番嬉しいことかもしれないわね。
あれだけの事があって、未だに命を狙われるなら、どうにもならないわ。
「とうとう、今日で二ドルまで来たね。」
「そうね。二ドルまで来れば、次は、最大の目的地、水の本神殿がある、
ダーファー街に行くだけだものね。次のダーファーまでは、
また道も整備されて、モンスターも出ないでしょうから、今日よりも、
早く目的地に行けるでしょ。本当、やっとここまで来たって気持ちだわ。」
「だよね。ルエートなんか、あんなに大変な中でだもんね。」
「全くよ。14歳がする経験じゃないことばっかりよ。」
私はグランと苦笑いしながら、二ドルにある町の宿屋を探そうとした時に、
リヴァイアサンの水の精霊が、緊張した顔で、私達に話かける。
「ルエート様、グラン様。ちょっと、宜しいでしょうか?」
「あら?どうしたの?そんな顔して?何かあったの?」
私はリヴァイアサンの水の精霊を、心配しながら返事をした。
まさか、まだ私達を狙う刺客とかがいるかしら?
私が、そんな事を考えていると、リヴァイアサンの水の精霊は、
緊張したままの顔で、私達に言う。
「私と一緒に、来て頂きたい場所があるのですが、良いですか?」
「え?ええ。私は全然構わないわ。グランもいいでしょ?」
「うん?あ、僕も、全然構わないよ。リヴァ様の水の精霊さんが言うのだから、
僕もルエも、どこでも行くよ?」
私とグランは、リヴァイアサンの水の精霊を安心させたくて、優しい笑顔で答えてあげた。
リヴァイアサンの水の精霊は、ホッとした顔になり、
私達に可愛く感謝しながら、くるりと身を回転させた。
「有難うございます!では、私についてきて下さい!」
と言うと、人目のない場所で、リヴァイアサンの水の精霊は、人間の少女に化け、
私達をある宿屋の一部屋に案内した。
この宿屋の中で、かなり大きな部屋を借りてる人物みたいね。
私とグランは、少し緊張してしまった。リヴァイアサンの水の精霊は、
私達に誰か身分の高い人に会わせたかったみたいね。
「ふふふ♪」
「ん?ルビー?どうして、笑っているの?」
私は、私の肩で、のんびりしながらも、クスクスと笑顔で、
楽しそうにしてるルビーを不思議に思い、声を掛けた。
するとルビーは、ただ笑顔で、何でもないよ♪と言う。
うーん、もしかしてルビーは、この部屋の中にいる存在が、
誰だかわかっているのかしら?
私やグランも、少し緊張してる中で、リヴァイアサンの水の精霊は、
部屋の外から声を掛けて、私達を部屋の中に案内した。
そこには・・・
「おお。遅かったではないか?やっと、ここまで来たか、ルエート、グラン。」
「え?な、何で?!」
「リヴァ様!どうして、ここに?!」
私達は、まさか人間の姿になったリヴァイアサンに出迎えられると思わず、
変なテンションの声を上げてしまった。
そんな私達を見て、リヴァイアサンは、悪戯っ子のような笑顔で、
嬉しそうにする。
にしても、どうしてリヴァイアサンがここにいるわけ?
すっかり、人間の生活に馴染んでいるみたいだし、他の自分の水の精霊を数体呼び出して、
メイドのように、自分の世話させてるし・・・
私は、最初こそ、驚きはしたけど、すぐに呆れてしまった。
そこに、今まで私達と居た、リヴァイアサンの水の精霊が、
この状況を説明をしてくれた。
「リヴァイアサン様は、グラン様を先にルエート様の元に行かせた後で、
ご自身も、水の神殿に興味が出たそうで、ルエート様の母上様と交渉して、
こちらの宿屋に2日前から、ご滞在されて、ルエート様達が、この町に到着されるのを、
楽しみにお待ちしておりました。」
「え?と、言う事は?」
私はその説明を聞いて、リヴァイアサンの顔を見る。
リヴァイアサンは、何やらドヤ顔で、私とグランを見返し、
更に自信有り気な顔で口を開いた。
本当に、この幻獣は、人騒がせな幻獣ね。お世話になってるから、
嫌味とか、言っちゃいけないんだけどさ。