第5章「水の神殿の底の」
「そろそろ、大丈夫かしら?」
私は、小神殿内が深夜も寝静まった感じになったのを確認して、
泊まっている部屋から、こっそりと抜け出し、グランとキリアに合流した。
ここにいる、悪い神官達は、私達がどうせは子供だと侮り、強力な睡眠薬を
混ぜた夕食を出し、それを私達が食べたと思い込んだのもあって、
夜に何かしら行動はしないだろうと油断し、大して厳しく私達を監禁はしなかったみたい。
と言うか、好都合な事に私達の監視は、キリアに任せたみたいね。
キリアが私達の仲間になってるとも知らずに。
ちなみにその強力な睡眠薬入りの夕食は、私達が食べたのではなく、
一部の悪い神官達が食べている。
リヴァイアサンの水の精霊が、精神系の魔法を上手く使って、騙して食べさせてのよね!
だから、手強そうで面倒臭そうな存在は、無効化出来ている。
「さて!やってやりましょうか♪私、ワクワクしてきました♪」
リヴァイアサンの水の精霊は、私達の前に姿を現して、凄く楽しそうにしてる。
元々、人間が嫌いなのもあってか、悪い人間を懲らしめることが出来ることが、
リヴァイアサンの水の精霊としては、かなり楽しみなことみたいね。
こっそり、私も楽しみだったりするけどさ。勇者とかの物語にありそうだもんね!
悪い奴の悪事を暴いて、懲らしめるって!
「ルエ。僕はキリアさんと最初に、一番押さえておきたい、悪事の証拠を探しに行くけど、いい?」
「国から貰ってるお金を、悪い事に使ってる証拠になる、帳簿とかだっけ?」
「うん。それが、一番悪い神官達には大事な物で、奪われたくないものだろうからね。
それを僕達が奪って、ネレース様に渡せれば最高だと思うよ。」
「わかったわ!そういう難しいものを、探すのはグランが最適だわ!」
「では、ルエート様は、私と一緒に、神殿の側にある、怪しげな小屋で、
悪い事をしてる奴らの証拠探しと、ついでに成敗してやりましょう♪」
「うん、わかった!私は貴女と一緒に、そっちの活動するわ♪
そっちの方が、私には楽しそうだもん♪」
「あ、あのう・・・出来るなら、お手柔らかにお願いしますね?」
リヴァイアサンの水の精霊と、私が意気投合していると、キリアは、
物凄く心配そうな顔で、私達にやりすぎないように釘を差してくる。
キリアにとっては、自分を酷い扱いしてくる奴らにしても、一応は仲間だから、
心配してあげるのね・・・
キリアは、こんなに心優しい人なのに。こういう人が、本当は小神殿を治めるべきよね。
「安心して!キリアさん!何も、私だって、彼らを倒すってわけじゃないんだから!」
「そうです!ちょっと懲らしめるだけですよ!「ちょっと」ね♪」
「あはは。ルエ達のそんな言い方じゃ、キリアさんが、
不安になるのもしょうがないと思うな。」
グランは、私達の言葉を聞いて、薄く苦笑いしていた。
キリアなんか、ますます不安そうな顔をしてしまっている。
ちょっと、私達も冗談が過ぎたかしら?うふふ。
「では!行動しましょう!」
「そうね!行きましょう♪」
「そうだね!では、僕達も行きましょう、キリアさん。」
「は、はい!」
私達は、小声で行動開始の掛け声をお互いにかけて、二手に別れて、
やるべきことをしに向かった。
これが無事に終わったとして、後はネレースにどう連絡を取ればいいかしら?
ネレースも、私達が今夜、こんな大胆な事をしようとしてるなんて、思ってないわよね。
あ、でも、一番心配なのは、私はお父様にこの件がバレないかどうか、かもしれないわ・・・
絶対にお父様が知ったら、何を危ない事をしているんだ!と、怒るに決まってるわ。
逆に、お母様は大喜びしそうだけどね。お母様もこういう話大好きな人だから。
私は、小神殿内が深夜も寝静まった感じになったのを確認して、
泊まっている部屋から、こっそりと抜け出し、グランとキリアに合流した。
ここにいる、悪い神官達は、私達がどうせは子供だと侮り、強力な睡眠薬を
混ぜた夕食を出し、それを私達が食べたと思い込んだのもあって、
夜に何かしら行動はしないだろうと油断し、大して厳しく私達を監禁はしなかったみたい。
と言うか、好都合な事に私達の監視は、キリアに任せたみたいね。
キリアが私達の仲間になってるとも知らずに。
ちなみにその強力な睡眠薬入りの夕食は、私達が食べたのではなく、
一部の悪い神官達が食べている。
リヴァイアサンの水の精霊が、精神系の魔法を上手く使って、騙して食べさせてのよね!
だから、手強そうで面倒臭そうな存在は、無効化出来ている。
「さて!やってやりましょうか♪私、ワクワクしてきました♪」
リヴァイアサンの水の精霊は、私達の前に姿を現して、凄く楽しそうにしてる。
元々、人間が嫌いなのもあってか、悪い人間を懲らしめることが出来ることが、
リヴァイアサンの水の精霊としては、かなり楽しみなことみたいね。
こっそり、私も楽しみだったりするけどさ。勇者とかの物語にありそうだもんね!
悪い奴の悪事を暴いて、懲らしめるって!
「ルエ。僕はキリアさんと最初に、一番押さえておきたい、悪事の証拠を探しに行くけど、いい?」
「国から貰ってるお金を、悪い事に使ってる証拠になる、帳簿とかだっけ?」
「うん。それが、一番悪い神官達には大事な物で、奪われたくないものだろうからね。
それを僕達が奪って、ネレース様に渡せれば最高だと思うよ。」
「わかったわ!そういう難しいものを、探すのはグランが最適だわ!」
「では、ルエート様は、私と一緒に、神殿の側にある、怪しげな小屋で、
悪い事をしてる奴らの証拠探しと、ついでに成敗してやりましょう♪」
「うん、わかった!私は貴女と一緒に、そっちの活動するわ♪
そっちの方が、私には楽しそうだもん♪」
「あ、あのう・・・出来るなら、お手柔らかにお願いしますね?」
リヴァイアサンの水の精霊と、私が意気投合していると、キリアは、
物凄く心配そうな顔で、私達にやりすぎないように釘を差してくる。
キリアにとっては、自分を酷い扱いしてくる奴らにしても、一応は仲間だから、
心配してあげるのね・・・
キリアは、こんなに心優しい人なのに。こういう人が、本当は小神殿を治めるべきよね。
「安心して!キリアさん!何も、私だって、彼らを倒すってわけじゃないんだから!」
「そうです!ちょっと懲らしめるだけですよ!「ちょっと」ね♪」
「あはは。ルエ達のそんな言い方じゃ、キリアさんが、
不安になるのもしょうがないと思うな。」
グランは、私達の言葉を聞いて、薄く苦笑いしていた。
キリアなんか、ますます不安そうな顔をしてしまっている。
ちょっと、私達も冗談が過ぎたかしら?うふふ。
「では!行動しましょう!」
「そうね!行きましょう♪」
「そうだね!では、僕達も行きましょう、キリアさん。」
「は、はい!」
私達は、小声で行動開始の掛け声をお互いにかけて、二手に別れて、
やるべきことをしに向かった。
これが無事に終わったとして、後はネレースにどう連絡を取ればいいかしら?
ネレースも、私達が今夜、こんな大胆な事をしようとしてるなんて、思ってないわよね。
あ、でも、一番心配なのは、私はお父様にこの件がバレないかどうか、かもしれないわ・・・
絶対にお父様が知ったら、何を危ない事をしているんだ!と、怒るに決まってるわ。
逆に、お母様は大喜びしそうだけどね。お母様もこういう話大好きな人だから。