プロローグ
なんとか、リヴァイアサンとオセロで無事に勝負出来る事になり、
1時間後には、洞窟で悲痛な声が響き渡る。
「ば・・・馬鹿な・・・余が人間の、しかもこんな小娘に完敗だと・・・?」
リヴァイアサンは信じられないと言う顔で、オセロの盤を何度も見て、
唖然とした顔をしていた。
ちなみに、このやり取りはすでに、3回はしている。
「ええい!今一度だ!もう一度、余と勝負しろ!小娘!!」
「えー?!もう何度やるのよ!次で4回目よ!?」
「うるさい!余の負けは、潔く認めてやったであろう!
この余が、負けを素直に認め、更に貴様の命は取らないでやったのだぞ?!感謝せい!!」
「えー・・・どんだけ、俺様主義なのよ・・・あんた。」
私はうんざりとしながらも、仕方がなく、リヴァイアサンと
オセロの勝負に再度付き合う。
ルビーはこの事態を嬉しそうにしながら、ぴょんぴょんと跳ねて、
私とリヴァイアサンの勝負を見守っていた。
更に1時間後、オセロ勝負をやり続けるも、リヴァイアサンが、
私に勝てることはなかった。
私は安堵して、ルビーを抱きしめ、勝てたことを素直に喜んでいた。
「あー良かった!ルビーと離れることにならなくて♪」
「もう!本当だよ!ルエったら!ボクに何も言わないで、
勝手にリヴァイアサンと取引しちゃうんだから!」
「ごめんって!だって、リヴァイアサンは私の命よりも、
ルビーの方が良かったみたいだから、しょうがなくって・・・」
「ま!ルエが勝ったから良かったよ♪ルエはオセロをしたら、
魔王か!って言われるくらい強いもんね♪」
「まぁ!ルビーったら!そんな言い方して!」
私はルビーに軽く怒りながらも、再度優しく抱きしめた。
ルビーは嬉しそうに、私の腕の中に居てくれる。
私はそれだけで、いつも幸せな気持ちになれるのだ。
ルビーのぬくもりは本当に暖かくて、優しい気持ちになれる。
「ふん・・・変わった人間の娘だ。あのカーバンクルが、
こんなにも人間に心を許すなど・・・見たことがない。」
リヴァイアサンはオセロ勝負に大惨敗したのが悔しいのか、
まだ言葉にとげとげしさが残っていた。
でも、前よりは殺気がなくなったのは間違いなかった。
「さぁ、私の勝ちよ!それでいいのよね?」
「致し方あるまい。あれだけ、勝負して勝てなかったのだからな。
余が認めねば、それはそれで幻獣の恥よ。して、貴様の望みは何だ?」
「そうね!まずは、私達とお友達になって欲しいわ!」
「はぁ?余と・・・友になりたいだと?」
リヴァイアサンは、何とも言えない顔で私をじっと見ている。
きっと、こんな事を人間から言われたことがないのだろう。
私だって、人生でまだ2回しか言ったことがない。
幻獣に友達になって欲しいと言うのは。
「貴様は、本当に人間なのか?その気になれば、余と契約し、
人間の戦争に参加すれば、女の身でありながら、英雄になれようぞ?
それを、友になって欲しいなどと、気が狂っているとしか思えん。」
リヴァイアサンは、困惑した顔で私を見ていた。理解に苦しむと言った顔だ。
そんなに私は変な事を言ってるだろうか?
私はすでにカーバンクルのルビーと大親友なのに。
「無理にとは言わないわ。だから、私はリヴァイアサンとは
何にも契約する気もないもの。」
「ほう?では、明日にでも、余がこの洞窟から消えても良いと?」
「リヴァイアサンはプライドの高いドラゴンの幻獣だもん!
そんなことしないよ!ね?リヴァイアサン♪」
「ぬぐ・・・」
つかさずルビーはナイスフォローをしてくれる。
ルビーは本当にいい子だわ♪大好き♪
「仕方がない。貴様が満足するか、余が人間に捕まりそうになるまでの間は、
この洞窟に居て、相手をしてやろうではないか。」
「本当!やったー!ルビーやったよ♪」
「良かったね!ルエ♪リヴァイアサンなら、きっとルエの
大きな力になってくれると思うよ♪」
「もちろん!ルビーだって私の大きな力だよ♪」
私はルビーと一緒に、成し遂げたかった事が出来て、大満足していた。
これはグランにも、早速、報告しなければ♪
喜んでる私達を見て、リヴァイアサンは呆れていた。
1時間後には、洞窟で悲痛な声が響き渡る。
「ば・・・馬鹿な・・・余が人間の、しかもこんな小娘に完敗だと・・・?」
リヴァイアサンは信じられないと言う顔で、オセロの盤を何度も見て、
唖然とした顔をしていた。
ちなみに、このやり取りはすでに、3回はしている。
「ええい!今一度だ!もう一度、余と勝負しろ!小娘!!」
「えー?!もう何度やるのよ!次で4回目よ!?」
「うるさい!余の負けは、潔く認めてやったであろう!
この余が、負けを素直に認め、更に貴様の命は取らないでやったのだぞ?!感謝せい!!」
「えー・・・どんだけ、俺様主義なのよ・・・あんた。」
私はうんざりとしながらも、仕方がなく、リヴァイアサンと
オセロの勝負に再度付き合う。
ルビーはこの事態を嬉しそうにしながら、ぴょんぴょんと跳ねて、
私とリヴァイアサンの勝負を見守っていた。
更に1時間後、オセロ勝負をやり続けるも、リヴァイアサンが、
私に勝てることはなかった。
私は安堵して、ルビーを抱きしめ、勝てたことを素直に喜んでいた。
「あー良かった!ルビーと離れることにならなくて♪」
「もう!本当だよ!ルエったら!ボクに何も言わないで、
勝手にリヴァイアサンと取引しちゃうんだから!」
「ごめんって!だって、リヴァイアサンは私の命よりも、
ルビーの方が良かったみたいだから、しょうがなくって・・・」
「ま!ルエが勝ったから良かったよ♪ルエはオセロをしたら、
魔王か!って言われるくらい強いもんね♪」
「まぁ!ルビーったら!そんな言い方して!」
私はルビーに軽く怒りながらも、再度優しく抱きしめた。
ルビーは嬉しそうに、私の腕の中に居てくれる。
私はそれだけで、いつも幸せな気持ちになれるのだ。
ルビーのぬくもりは本当に暖かくて、優しい気持ちになれる。
「ふん・・・変わった人間の娘だ。あのカーバンクルが、
こんなにも人間に心を許すなど・・・見たことがない。」
リヴァイアサンはオセロ勝負に大惨敗したのが悔しいのか、
まだ言葉にとげとげしさが残っていた。
でも、前よりは殺気がなくなったのは間違いなかった。
「さぁ、私の勝ちよ!それでいいのよね?」
「致し方あるまい。あれだけ、勝負して勝てなかったのだからな。
余が認めねば、それはそれで幻獣の恥よ。して、貴様の望みは何だ?」
「そうね!まずは、私達とお友達になって欲しいわ!」
「はぁ?余と・・・友になりたいだと?」
リヴァイアサンは、何とも言えない顔で私をじっと見ている。
きっと、こんな事を人間から言われたことがないのだろう。
私だって、人生でまだ2回しか言ったことがない。
幻獣に友達になって欲しいと言うのは。
「貴様は、本当に人間なのか?その気になれば、余と契約し、
人間の戦争に参加すれば、女の身でありながら、英雄になれようぞ?
それを、友になって欲しいなどと、気が狂っているとしか思えん。」
リヴァイアサンは、困惑した顔で私を見ていた。理解に苦しむと言った顔だ。
そんなに私は変な事を言ってるだろうか?
私はすでにカーバンクルのルビーと大親友なのに。
「無理にとは言わないわ。だから、私はリヴァイアサンとは
何にも契約する気もないもの。」
「ほう?では、明日にでも、余がこの洞窟から消えても良いと?」
「リヴァイアサンはプライドの高いドラゴンの幻獣だもん!
そんなことしないよ!ね?リヴァイアサン♪」
「ぬぐ・・・」
つかさずルビーはナイスフォローをしてくれる。
ルビーは本当にいい子だわ♪大好き♪
「仕方がない。貴様が満足するか、余が人間に捕まりそうになるまでの間は、
この洞窟に居て、相手をしてやろうではないか。」
「本当!やったー!ルビーやったよ♪」
「良かったね!ルエ♪リヴァイアサンなら、きっとルエの
大きな力になってくれると思うよ♪」
「もちろん!ルビーだって私の大きな力だよ♪」
私はルビーと一緒に、成し遂げたかった事が出来て、大満足していた。
これはグランにも、早速、報告しなければ♪
喜んでる私達を見て、リヴァイアサンは呆れていた。