第5章「水の神殿の底の」
「まずは、悪い神官達が、悪事を働いているって言う、証拠集め
からしなきゃ駄目だよね?」
「キリアさんは、何かご存じありませんか?」
「それなら・・・もう、沢山ありますよ・・・」
キリアは、気まずそうな顔をしながら、日々の自分の上官に当たる
神官達の悪事をベラベラと、
そんなにもあるの?!と私達が驚くほどに教えてくれた。
国が神殿の為に渡しているお金を横領して、かなり遊んでいるみたいね。
国では禁止している薬物の使用やら、裏賭博やら、まぁ・・・女遊びなんかまで、
綺麗な限り、悪い遊びをやり尽くしていた。
「この小神殿だけでも、こんな悪事が沢山あるんだから、
今の水の神殿内部なんか、もっとヤバい事になってそうね。」
「うん。ここまで、酷いなんて、僕でも思わなかったよ。
これはリヴァ様の水の精霊も、怒るのも無理ないね。」
私とグランは、キリアの報告を聞き、ひそひそと、お互い耳打ちをし合う。
「こんなにも悪事を働けるなんて、人間には呆れるばかりです。
種族は違えど、同じ水の神に仕える者として、私は恥ずかしいです。」
「も、申し訳ない限りです・・・」
「キリア。彼らが、いつどこで、どんな悪事をするかは、大体わかりますか?」
「はい。大よその見当はつきます。後、一番良いのは、彼らが管理する
裏帳簿みたいな、書類関係をこちらが握ってしまうことじゃないかと・・・」
「それはいいですね。絶対的な証拠になりますし、
それにプラスして、悪事をしてる時の音声とかも録音出来れば!」
リヴァイアサンの水の精霊とキリアを会話を聞き、グランはグランで自分の考えを提案する。
グランって、こういうの考えるの実は好きなのよね。悪知恵が働くと言うのか。
そんなグランの悪知恵に助けられたことも多いから、
私は感謝しなきゃいけないんだけどさ。
私達は、2時間以上かけて、海鮮料理が有名なお店に籠り、
今後の作戦をちゃんと計画した。
それに必要なアイテムも、もろもろ買い込み、いざ悪の巣窟に足を踏み入れる。
「ようこそ!ミーマーにある水の小神殿へ!」
「お待ちしておりましたよ!今宵は我が神殿で、ゆっくりなさって下さい!」
「さ!キリア!さっさと案内せい!」
私達が問題の小神殿に着くと、ここぞとばかりに、愛想の良い振りをした、
悪い神官達が、私達を油断させようと、親切にしてくる。
私とグランは、14歳らしい、幼稚で非力な存在になりきり、
そんな彼らの出迎えに喜んで見せた。私達も相手を油断させないとね。
あーにしても気持ち悪いわ。こんな、汚い大人達の言動って。虫唾が走る。
でも、貴方達が威張っていられるのも今日までよ!
あのリヴァイアサンの水の精霊が考えた大作戦が上手くいけば!
ミーマーにいる悪い神官達だけでも、大量に捕まえることが、
出来るかもしれないからね!
そうなれば、精霊が見える、本当に神官になる資格ある人が、
この小神殿を治めてくれればいいのよね。
そしたら、ロヴァール国も悪い芽が排除出来て一石二鳥よ!
お母様は喜んでくれるかな?お父様は、危ない事をして!って、
怒りそうだけど。
良い事をするんだから、いいわよね?
からしなきゃ駄目だよね?」
「キリアさんは、何かご存じありませんか?」
「それなら・・・もう、沢山ありますよ・・・」
キリアは、気まずそうな顔をしながら、日々の自分の上官に当たる
神官達の悪事をベラベラと、
そんなにもあるの?!と私達が驚くほどに教えてくれた。
国が神殿の為に渡しているお金を横領して、かなり遊んでいるみたいね。
国では禁止している薬物の使用やら、裏賭博やら、まぁ・・・女遊びなんかまで、
綺麗な限り、悪い遊びをやり尽くしていた。
「この小神殿だけでも、こんな悪事が沢山あるんだから、
今の水の神殿内部なんか、もっとヤバい事になってそうね。」
「うん。ここまで、酷いなんて、僕でも思わなかったよ。
これはリヴァ様の水の精霊も、怒るのも無理ないね。」
私とグランは、キリアの報告を聞き、ひそひそと、お互い耳打ちをし合う。
「こんなにも悪事を働けるなんて、人間には呆れるばかりです。
種族は違えど、同じ水の神に仕える者として、私は恥ずかしいです。」
「も、申し訳ない限りです・・・」
「キリア。彼らが、いつどこで、どんな悪事をするかは、大体わかりますか?」
「はい。大よその見当はつきます。後、一番良いのは、彼らが管理する
裏帳簿みたいな、書類関係をこちらが握ってしまうことじゃないかと・・・」
「それはいいですね。絶対的な証拠になりますし、
それにプラスして、悪事をしてる時の音声とかも録音出来れば!」
リヴァイアサンの水の精霊とキリアを会話を聞き、グランはグランで自分の考えを提案する。
グランって、こういうの考えるの実は好きなのよね。悪知恵が働くと言うのか。
そんなグランの悪知恵に助けられたことも多いから、
私は感謝しなきゃいけないんだけどさ。
私達は、2時間以上かけて、海鮮料理が有名なお店に籠り、
今後の作戦をちゃんと計画した。
それに必要なアイテムも、もろもろ買い込み、いざ悪の巣窟に足を踏み入れる。
「ようこそ!ミーマーにある水の小神殿へ!」
「お待ちしておりましたよ!今宵は我が神殿で、ゆっくりなさって下さい!」
「さ!キリア!さっさと案内せい!」
私達が問題の小神殿に着くと、ここぞとばかりに、愛想の良い振りをした、
悪い神官達が、私達を油断させようと、親切にしてくる。
私とグランは、14歳らしい、幼稚で非力な存在になりきり、
そんな彼らの出迎えに喜んで見せた。私達も相手を油断させないとね。
あーにしても気持ち悪いわ。こんな、汚い大人達の言動って。虫唾が走る。
でも、貴方達が威張っていられるのも今日までよ!
あのリヴァイアサンの水の精霊が考えた大作戦が上手くいけば!
ミーマーにいる悪い神官達だけでも、大量に捕まえることが、
出来るかもしれないからね!
そうなれば、精霊が見える、本当に神官になる資格ある人が、
この小神殿を治めてくれればいいのよね。
そしたら、ロヴァール国も悪い芽が排除出来て一石二鳥よ!
お母様は喜んでくれるかな?お父様は、危ない事をして!って、
怒りそうだけど。
良い事をするんだから、いいわよね?