第2章「それって大使命?!」
ある日、突然になって、リヴァイアサンは私達の街を見たいと言い出した。
前にルビーがした話を、散々考えた挙句に、やっぱり好奇心には
勝てなかったと言った感じだった。
「本来であれば、危険な行為に等しいのだがな。
でも、カーバンクルが今も無事に生活が出来ていると言う事は、
ルエート達のいる街には、それほどまで脅威になる召喚士はいないと言うことだろう。」
「そうだね。ボクも今のところ、ルエの側で、召喚士すら見たことないよ?」
ルビーはリヴァイアサンに、私と今まで生活してきて、召喚士に
会ったこともないことを話した。
私もルビーに会う前の小さい頃に学院で、授業の一環として、
1、2度会ったくらいかしら?
そもそも、数の少ない存在だし、かなりの力がある召喚士で
なければ、普通に生活するのは難しい職業よね。
それに、召喚士が目立っているって事は、戦争の前触れでもある。
大きな戦争になれば、召喚士が出て来て、幻獣を使役するからだ。
ロヴァールは今は平和だから、それはないでしょうけどね。
「と言うわけなのだが。ルエートにグランよ。余を案内してくれるか?」
リヴァイアサンは、じーっと私達を見ている。
普段、魔法を教えて貰ったりしているのに、無下に出来るわけないじゃない!
グランも私と同じ気持ちらしく、すぐに答えた。
「僕もルエも、全然構いませんよ!リヴァイアサン様には、
日頃からお世話になっているんですから。街の案内くらいなんて、
お安い御用です。ね?ルエ。」
「そうね!全然、余裕なことよ♪私達にどーんと任せて頂戴な♪」
私はリヴァイアサンに胸を叩いてみせた。ちょっと芝居じみてたかしら?
けど、私の心配はよそに、リヴァイアサンは、少し嬉しそうな声で、
「そうか、良かった。」と答えた。
「では、数百年ぶりに人の姿になってみるか。」
リヴァイアサンは、そう呟いてから、人の姿にパッと変わった。
水色がかった銀髪に、深い海を思わせる蒼の瞳。
20代後半くらいのイケメンな青年の姿になっていた。
嘘・・・ちょっと私のタイプなんだけど・・・
「どうだ?余の姿はおかしいか?」
「いえ。普通の人間の男性のように見えます。」
「そうか。ルエート、貴様はどうだ?」
「え、あ、いいと思うわよ!」
私は、顔を赤くしないように必死に抑えた。
リヴァイアサンを見て、照れてるなんてわかったら、
絶対にからかわれちゃうじゃない!それだけは阻止しなくちゃ!
「うむ。グラン達がそう言うのなら大丈夫であろう。
しかし、久しぶりだからな。人の姿でいるとは窮屈なものよ。
それに水を常に肌に感じられないのが、ソワソワするわ。」
リヴァイアサンは、リヴァイアサンらしい事を私達に言う。
水を常に肌で感じられないってことが、リヴァイアサンには嫌な感じなのねぇ。
「では、案内して貰おうか?今日は、ルエート達が余の師みたいなものだ。
頼むから、余に面白いものを見せるのだぞ?
せっかく、こんな人の姿になったのだからな?」
リヴァイアサンは、いつもの調子に戻り、私達をニヤリとした顔でみた。
外見は私の好みに近いイケメンなのに、性格はやっぱりリヴァイアサンなのね。
私的には、ちょっと残念な感じがするわ。
前にルビーがした話を、散々考えた挙句に、やっぱり好奇心には
勝てなかったと言った感じだった。
「本来であれば、危険な行為に等しいのだがな。
でも、カーバンクルが今も無事に生活が出来ていると言う事は、
ルエート達のいる街には、それほどまで脅威になる召喚士はいないと言うことだろう。」
「そうだね。ボクも今のところ、ルエの側で、召喚士すら見たことないよ?」
ルビーはリヴァイアサンに、私と今まで生活してきて、召喚士に
会ったこともないことを話した。
私もルビーに会う前の小さい頃に学院で、授業の一環として、
1、2度会ったくらいかしら?
そもそも、数の少ない存在だし、かなりの力がある召喚士で
なければ、普通に生活するのは難しい職業よね。
それに、召喚士が目立っているって事は、戦争の前触れでもある。
大きな戦争になれば、召喚士が出て来て、幻獣を使役するからだ。
ロヴァールは今は平和だから、それはないでしょうけどね。
「と言うわけなのだが。ルエートにグランよ。余を案内してくれるか?」
リヴァイアサンは、じーっと私達を見ている。
普段、魔法を教えて貰ったりしているのに、無下に出来るわけないじゃない!
グランも私と同じ気持ちらしく、すぐに答えた。
「僕もルエも、全然構いませんよ!リヴァイアサン様には、
日頃からお世話になっているんですから。街の案内くらいなんて、
お安い御用です。ね?ルエ。」
「そうね!全然、余裕なことよ♪私達にどーんと任せて頂戴な♪」
私はリヴァイアサンに胸を叩いてみせた。ちょっと芝居じみてたかしら?
けど、私の心配はよそに、リヴァイアサンは、少し嬉しそうな声で、
「そうか、良かった。」と答えた。
「では、数百年ぶりに人の姿になってみるか。」
リヴァイアサンは、そう呟いてから、人の姿にパッと変わった。
水色がかった銀髪に、深い海を思わせる蒼の瞳。
20代後半くらいのイケメンな青年の姿になっていた。
嘘・・・ちょっと私のタイプなんだけど・・・
「どうだ?余の姿はおかしいか?」
「いえ。普通の人間の男性のように見えます。」
「そうか。ルエート、貴様はどうだ?」
「え、あ、いいと思うわよ!」
私は、顔を赤くしないように必死に抑えた。
リヴァイアサンを見て、照れてるなんてわかったら、
絶対にからかわれちゃうじゃない!それだけは阻止しなくちゃ!
「うむ。グラン達がそう言うのなら大丈夫であろう。
しかし、久しぶりだからな。人の姿でいるとは窮屈なものよ。
それに水を常に肌に感じられないのが、ソワソワするわ。」
リヴァイアサンは、リヴァイアサンらしい事を私達に言う。
水を常に肌で感じられないってことが、リヴァイアサンには嫌な感じなのねぇ。
「では、案内して貰おうか?今日は、ルエート達が余の師みたいなものだ。
頼むから、余に面白いものを見せるのだぞ?
せっかく、こんな人の姿になったのだからな?」
リヴァイアサンは、いつもの調子に戻り、私達をニヤリとした顔でみた。
外見は私の好みに近いイケメンなのに、性格はやっぱりリヴァイアサンなのね。
私的には、ちょっと残念な感じがするわ。