第1章「友情度0%」
「それから、ルエート。火の精霊に日々、少しずつでも良い。
ある程度の信頼関係が出来るまでの間、魔力をやるといい。」
「魔力を?」
「そうだ。それから、余の魔法陣から出ても、しばらくは、精霊が見える体質に
なっているはずだ。その事は他の人間にはわかっていないはず。
だから、そこも気を付けるがよい。」
「わかったわ。」
私は最後にリヴァイアサンにそう教えて貰って、今日は別れた。
凄い体験をしたことをグランと興奮しながら話して帰る。
「きゃー!なんか!これぞ、未知なる体験よね♪」
「うん!なんか、僕まで、こんな体験させて貰って良かったのかな?」
「本当よ!グランは私に感謝しなさいよね!私が、あいつと関わっていなかったら、
こんなにも早く土と水の魔法のレベルが上がることなかったんだから!」
「ははは、そうだね!そこは将来の大魔導士であるルエ様に感謝しなければだね!」
私とグランは、ワイワイと騒ぎながら、言葉に気を付けながらも、
それぞれの家に帰った。
「さてと、家には私しかいないし、早速、リヴァイアサンの言ったように、
私の火の精霊さんに魔力をあげてみようかしら?」
私は試しに自分の火の精霊に呼びかけてみる。
「私の火の精霊さん・・・側に居るなら、姿を見せて?」
私がそう呼びかけると火の精霊は、パッと姿を現した。
ん?と言う顔で私を見ている。私はとりあえず、にっこりと笑った。
「とりあえず、呼び出せたけど、魔力をあげるって、どうしたらいいのかな?
ルビー、どうしたらいいと思う?」
私は、一人では考えてもわからなかったので、ルビーに相談した。
「そうだねぇ、一番簡単なのは、ルエが手の平に魔力を集中させて、
そこへ精霊を呼んで、魔力を貰ってもらう感じかな?」
「うんうん。そんな感じでいいの?」
「うん!それで大丈夫だと思う!とりあえず、ボクが見ててあげるから、
やってみたらいいよ♪」
「ありがとう♪ルビー♪じゃあ、見守ってってね♪」
私はルビーの言われた通りに、手の平に魔力を集めるイメージをする。
そうすると、手の平が薄っすらと輝き出した。
「そうそう!そんな感じだよ、ルエ!」
ルビーはぴょんぴょん飛びながら、それで大丈夫と教えてくれる。
ってことは、後はこれを火の精霊にあげればいいのね。
「じゃあ、私の火の精霊さん、私のこの魔力をあげるわ。受け取ってくれる?」
私が火の精霊に言うと、火の精霊は嬉しそうに私の手の平の上に来た。
ペコリとまたあの可愛いお辞儀に似た仕草をしたかと思うと、
私の手の平にあった魔力は、すぅと消えた。
どうやら、無事に火の精霊が受け取ってくれたみたい。
火の精霊は、最初の頃よりも、怯えてる感じもなくなった。
「ルエ!良かったね♪ルエの火の精霊は、また少し、ルエに心を開いたみたいだよ♪」
「本当?」
「うん!ボクにはわかるよ♪」
ルビーは私の足元にじゃれつきながら、教えてくれた。
私って、本当に恵まれた環境にいるのよね。
だって、ルビーがこうして、いつも側に居てくれるんだから♪
それに比べたら、リヴァイアサンとの関係は教師と生徒と言った感じだ。
まだ友達と言うには、友情度が0%って感じね。
ある程度の信頼関係が出来るまでの間、魔力をやるといい。」
「魔力を?」
「そうだ。それから、余の魔法陣から出ても、しばらくは、精霊が見える体質に
なっているはずだ。その事は他の人間にはわかっていないはず。
だから、そこも気を付けるがよい。」
「わかったわ。」
私は最後にリヴァイアサンにそう教えて貰って、今日は別れた。
凄い体験をしたことをグランと興奮しながら話して帰る。
「きゃー!なんか!これぞ、未知なる体験よね♪」
「うん!なんか、僕まで、こんな体験させて貰って良かったのかな?」
「本当よ!グランは私に感謝しなさいよね!私が、あいつと関わっていなかったら、
こんなにも早く土と水の魔法のレベルが上がることなかったんだから!」
「ははは、そうだね!そこは将来の大魔導士であるルエ様に感謝しなければだね!」
私とグランは、ワイワイと騒ぎながら、言葉に気を付けながらも、
それぞれの家に帰った。
「さてと、家には私しかいないし、早速、リヴァイアサンの言ったように、
私の火の精霊さんに魔力をあげてみようかしら?」
私は試しに自分の火の精霊に呼びかけてみる。
「私の火の精霊さん・・・側に居るなら、姿を見せて?」
私がそう呼びかけると火の精霊は、パッと姿を現した。
ん?と言う顔で私を見ている。私はとりあえず、にっこりと笑った。
「とりあえず、呼び出せたけど、魔力をあげるって、どうしたらいいのかな?
ルビー、どうしたらいいと思う?」
私は、一人では考えてもわからなかったので、ルビーに相談した。
「そうだねぇ、一番簡単なのは、ルエが手の平に魔力を集中させて、
そこへ精霊を呼んで、魔力を貰ってもらう感じかな?」
「うんうん。そんな感じでいいの?」
「うん!それで大丈夫だと思う!とりあえず、ボクが見ててあげるから、
やってみたらいいよ♪」
「ありがとう♪ルビー♪じゃあ、見守ってってね♪」
私はルビーの言われた通りに、手の平に魔力を集めるイメージをする。
そうすると、手の平が薄っすらと輝き出した。
「そうそう!そんな感じだよ、ルエ!」
ルビーはぴょんぴょん飛びながら、それで大丈夫と教えてくれる。
ってことは、後はこれを火の精霊にあげればいいのね。
「じゃあ、私の火の精霊さん、私のこの魔力をあげるわ。受け取ってくれる?」
私が火の精霊に言うと、火の精霊は嬉しそうに私の手の平の上に来た。
ペコリとまたあの可愛いお辞儀に似た仕草をしたかと思うと、
私の手の平にあった魔力は、すぅと消えた。
どうやら、無事に火の精霊が受け取ってくれたみたい。
火の精霊は、最初の頃よりも、怯えてる感じもなくなった。
「ルエ!良かったね♪ルエの火の精霊は、また少し、ルエに心を開いたみたいだよ♪」
「本当?」
「うん!ボクにはわかるよ♪」
ルビーは私の足元にじゃれつきながら、教えてくれた。
私って、本当に恵まれた環境にいるのよね。
だって、ルビーがこうして、いつも側に居てくれるんだから♪
それに比べたら、リヴァイアサンとの関係は教師と生徒と言った感じだ。
まだ友達と言うには、友情度が0%って感じね。