第1章「友情度0%」
自分の風の精霊と交渉がうまくいった私は、もう一度、風の精霊にお願いをする。
「私の火の精霊さんと仲良くなれるように、協力して!私の風の精霊さん!」
私は今度はしっかりとした声でそう言うと、風の精霊は、火の精霊の側に向かった。
火の球のような姿の火の精霊は、風の精霊に追い回され、逃げ惑う。
大丈夫かな?なんか、追い掛け回してるだけな感じだけど・・・
「私の火の精霊さん!お願い!お話したいだけなの!私のお話聞いて!」
私は風の精霊に追いかけ回されてしまっている、火の精霊に声を掛けたが、
火の精霊は、追いかけ回されてる事に怒ってしまったのか、
私に向かって、ファイヤーボールを撃ってきた!
「いや?!嘘でしょ?!」
私は咄嗟の事で魔法では何も出来ず、両腕でファイヤーボールを受け止めようとした。
するとルビーが大声で私にある能力を使ってくれる。
「ルエ!危ない!大いなる光の壁よ!ルエを守り給え!」
ルビーは幻獣カーバンクルが使える、あるゆる魔法を反射できる、
光の壁を私の前に出してくれた。
おかげで、火の精霊が出した、ファイヤーボールを弾き返すことに成功した。
火の精霊は、こんな形で反撃されるとは思わなかったようで、
跳ね返ってきた、自分の攻撃に見事に当たり、地面に、ぽてっと落ちた。
ルビーのおかげで助かったわ。火の精霊には可哀想だけど・・・
「もう!リヴァイアサンは意地悪しすぎだよ!!ルエは、
今日、初めて、自分の火の精霊と会うんだよ?
そんなにボク達みたいに都合良く、精霊と仲良くなれるわけないじゃないか!」
珍しくルビーは本気で怒って、リヴァイアサンに抗議した。
流石のリヴァイアサンも、ルビーが本気で怒ったので、
申し訳なさそうな顔をする。
「すまぬ。つい、ルエートがどこまで出来るか、見てみたくなってな。
そう、怒るな、カーバンクル。」
「ボクより、ルエに謝ってあげて!ルエは女の子なんだよ?
もし顔に火傷なんかさせたら、可哀想だよ。ルエ・・・大丈夫?」
ルビーは私を心配してくれて、そんな事まで、言ってくれた。
そして、いつもの様に私の肩に飛び乗り、私の頬に自分の頬を
スリスリして、慰めてくれる。
本当、ルビーの言う通りよね。ルビーがあの能力で私を守ってくれなかったら、
私は腕どころか、顔も火傷していたわよね・・・
「許せ。ルエート。余も悪気があったのではない。貴様の素質を
見極めようと本気になってしまったのだ。この詫びは、いずれしよう。」
リヴァイアサンは気まずそうに私に謝罪してきた。
本当に反省してるのかしら?この海蛇幻獣は。
でも、今日のこの体験はリヴァイアサンが居なければ、出来なかった体験でもあるのよね。
だから、一概に責めるのも、可哀想か・・・
「いいえ。私はリヴァイアサンを責めたりしないわ。
油断してた私も悪いんですもの。お互い様?ってことよ。」
「ルエ・・・」
「貴様・・・」
ルビーも、リヴァイアサンも私の顔を見て、唖然としている。
何よ?私、変な事言ってる?
少し離れた場所にいるグランだけは、そんな私をニコニコと
した顔で見ていた。
「私の火の精霊さんと仲良くなれるように、協力して!私の風の精霊さん!」
私は今度はしっかりとした声でそう言うと、風の精霊は、火の精霊の側に向かった。
火の球のような姿の火の精霊は、風の精霊に追い回され、逃げ惑う。
大丈夫かな?なんか、追い掛け回してるだけな感じだけど・・・
「私の火の精霊さん!お願い!お話したいだけなの!私のお話聞いて!」
私は風の精霊に追いかけ回されてしまっている、火の精霊に声を掛けたが、
火の精霊は、追いかけ回されてる事に怒ってしまったのか、
私に向かって、ファイヤーボールを撃ってきた!
「いや?!嘘でしょ?!」
私は咄嗟の事で魔法では何も出来ず、両腕でファイヤーボールを受け止めようとした。
するとルビーが大声で私にある能力を使ってくれる。
「ルエ!危ない!大いなる光の壁よ!ルエを守り給え!」
ルビーは幻獣カーバンクルが使える、あるゆる魔法を反射できる、
光の壁を私の前に出してくれた。
おかげで、火の精霊が出した、ファイヤーボールを弾き返すことに成功した。
火の精霊は、こんな形で反撃されるとは思わなかったようで、
跳ね返ってきた、自分の攻撃に見事に当たり、地面に、ぽてっと落ちた。
ルビーのおかげで助かったわ。火の精霊には可哀想だけど・・・
「もう!リヴァイアサンは意地悪しすぎだよ!!ルエは、
今日、初めて、自分の火の精霊と会うんだよ?
そんなにボク達みたいに都合良く、精霊と仲良くなれるわけないじゃないか!」
珍しくルビーは本気で怒って、リヴァイアサンに抗議した。
流石のリヴァイアサンも、ルビーが本気で怒ったので、
申し訳なさそうな顔をする。
「すまぬ。つい、ルエートがどこまで出来るか、見てみたくなってな。
そう、怒るな、カーバンクル。」
「ボクより、ルエに謝ってあげて!ルエは女の子なんだよ?
もし顔に火傷なんかさせたら、可哀想だよ。ルエ・・・大丈夫?」
ルビーは私を心配してくれて、そんな事まで、言ってくれた。
そして、いつもの様に私の肩に飛び乗り、私の頬に自分の頬を
スリスリして、慰めてくれる。
本当、ルビーの言う通りよね。ルビーがあの能力で私を守ってくれなかったら、
私は腕どころか、顔も火傷していたわよね・・・
「許せ。ルエート。余も悪気があったのではない。貴様の素質を
見極めようと本気になってしまったのだ。この詫びは、いずれしよう。」
リヴァイアサンは気まずそうに私に謝罪してきた。
本当に反省してるのかしら?この海蛇幻獣は。
でも、今日のこの体験はリヴァイアサンが居なければ、出来なかった体験でもあるのよね。
だから、一概に責めるのも、可哀想か・・・
「いいえ。私はリヴァイアサンを責めたりしないわ。
油断してた私も悪いんですもの。お互い様?ってことよ。」
「ルエ・・・」
「貴様・・・」
ルビーも、リヴァイアサンも私の顔を見て、唖然としている。
何よ?私、変な事言ってる?
少し離れた場所にいるグランだけは、そんな私をニコニコと
した顔で見ていた。