第1章「友情度0%」
「私の水の精霊さん、私の風の精霊さんを、連れて来てありがとう♪」
私は、まず水の精霊に感謝をした。水の精霊は、嬉しそうに
私の周りをまたぐるぐると回る。
これが、水の精霊の嬉しい時の表現なのかしら?
「それから、私の風の精霊さん!こんにちわ♪」
私は風の精霊に笑顔で挨拶をしたが、風の精霊はツーンとした
態度で、私には興味なさげと言った態度だ。
私が今まで、自信を持たずに接してきたから、不貞腐れているのかもしれない。
私はそう思った。それはそうよね・・・リヴァイアサンの前でも、
あんな風に言っちゃったもんね。
「ごめんね。私の風の精霊さん。私があんな風に言ったから、怒ったんだよね?
今後は、貴方の事、信頼する!だから、いきなりじゃなくてもいいから、
少しずつでいいから、友達になって?」
私は迷いなく、私の風の精霊に向かって、はっきりと告げた。
風の精霊は、少しだけ私をチラっと見て、それから、
水の精霊と一緒に飛び回り始めた。
「もしかして、水の精霊も、私の気持ちを伝えてくれているのかな?」
そんな気がした私が、ぼそっと言うと、リヴァイアサンが頷いた。
「その通りよ。貴様の言葉が真のものか。水の精霊に確認しているのであろう。
余の見た限り、貴様の水の精霊は優秀だ。風の精霊の説得も、
そうかからずに済ませるであろうよ。」
「わ、私の水の精霊さんは、そんなに優秀なんだ!」
私はリヴァイアサンに言われて、感心してしまった。
確かに、私の家系って、水属性の魔法は大得意なのよね。
父も母も、祖父も、水属性の魔法で困ったことはないと聞いている。
「リヴァイアサン。聞きたいことがあるんだけど?」
「何だ?」
「私の水の精霊さんが優秀なのって、私の家系もあるの?」
「家系か・・・。無くないはないな。だが、それがすべてとも言えぬな。
繋がり・・・縁と言うのは、気難しいものよ。
確実だと思えば、無くなったり、予期せぬ時に結ばれたりな。一概には言えん。」
「そうなのね・・・」
「特に人間は、それが顕著に見える。だから、ルエート、そして、グランよ。
貴様らも、結ばれた縁は、大事にせい。」
「わかったわ。」
「そうします。リヴァイアサン様。」
私とグランは素直にリヴァイアサンに答えた。
精霊との繋がりは、まだまだ未知な部分が多いわけね。
これは、私も今後の研究のテーマにすべきかもしれないわ。
「さて、そろそろ、風の精霊は、貴様に心を許したのではないか?語り掛けてみるが良い。」
「うん!やってみる!」
私はリヴァイアサンに促されるようにして、風の精霊に再度、声を掛けてみた。
「私の風の精霊さん!私の声が聞こえる?聞こえたら、私の側に来てみて欲しいの?」
私が少し大きめの声で、風の精霊に向かって呼びかけると、
風の精霊は、水の精霊と一緒になって、私の側に来てくれた。
最初よりは、不機嫌そうな態度はなくなっていて、私は安心した。
「側に来てくれて、ありがとう♪今後も、私の力になってね♪」
風の精霊は、私の顔をチラと見て、ふん。と言った態度で、離れていった。
うーん。これは私の風の精霊はツンデレさんなのかしら?
でも、最初よりは悪い感じがしないから、問題なさそうよね?
私は、まず水の精霊に感謝をした。水の精霊は、嬉しそうに
私の周りをまたぐるぐると回る。
これが、水の精霊の嬉しい時の表現なのかしら?
「それから、私の風の精霊さん!こんにちわ♪」
私は風の精霊に笑顔で挨拶をしたが、風の精霊はツーンとした
態度で、私には興味なさげと言った態度だ。
私が今まで、自信を持たずに接してきたから、不貞腐れているのかもしれない。
私はそう思った。それはそうよね・・・リヴァイアサンの前でも、
あんな風に言っちゃったもんね。
「ごめんね。私の風の精霊さん。私があんな風に言ったから、怒ったんだよね?
今後は、貴方の事、信頼する!だから、いきなりじゃなくてもいいから、
少しずつでいいから、友達になって?」
私は迷いなく、私の風の精霊に向かって、はっきりと告げた。
風の精霊は、少しだけ私をチラっと見て、それから、
水の精霊と一緒に飛び回り始めた。
「もしかして、水の精霊も、私の気持ちを伝えてくれているのかな?」
そんな気がした私が、ぼそっと言うと、リヴァイアサンが頷いた。
「その通りよ。貴様の言葉が真のものか。水の精霊に確認しているのであろう。
余の見た限り、貴様の水の精霊は優秀だ。風の精霊の説得も、
そうかからずに済ませるであろうよ。」
「わ、私の水の精霊さんは、そんなに優秀なんだ!」
私はリヴァイアサンに言われて、感心してしまった。
確かに、私の家系って、水属性の魔法は大得意なのよね。
父も母も、祖父も、水属性の魔法で困ったことはないと聞いている。
「リヴァイアサン。聞きたいことがあるんだけど?」
「何だ?」
「私の水の精霊さんが優秀なのって、私の家系もあるの?」
「家系か・・・。無くないはないな。だが、それがすべてとも言えぬな。
繋がり・・・縁と言うのは、気難しいものよ。
確実だと思えば、無くなったり、予期せぬ時に結ばれたりな。一概には言えん。」
「そうなのね・・・」
「特に人間は、それが顕著に見える。だから、ルエート、そして、グランよ。
貴様らも、結ばれた縁は、大事にせい。」
「わかったわ。」
「そうします。リヴァイアサン様。」
私とグランは素直にリヴァイアサンに答えた。
精霊との繋がりは、まだまだ未知な部分が多いわけね。
これは、私も今後の研究のテーマにすべきかもしれないわ。
「さて、そろそろ、風の精霊は、貴様に心を許したのではないか?語り掛けてみるが良い。」
「うん!やってみる!」
私はリヴァイアサンに促されるようにして、風の精霊に再度、声を掛けてみた。
「私の風の精霊さん!私の声が聞こえる?聞こえたら、私の側に来てみて欲しいの?」
私が少し大きめの声で、風の精霊に向かって呼びかけると、
風の精霊は、水の精霊と一緒になって、私の側に来てくれた。
最初よりは、不機嫌そうな態度はなくなっていて、私は安心した。
「側に来てくれて、ありがとう♪今後も、私の力になってね♪」
風の精霊は、私の顔をチラと見て、ふん。と言った態度で、離れていった。
うーん。これは私の風の精霊はツンデレさんなのかしら?
でも、最初よりは悪い感じがしないから、問題なさそうよね?