第1章「友情度0%」
「風・・・かな?」
私は疑問形で、リヴァイアサンについ答えてしまった。
リヴァイアサンは、そんな私に顔を顰める。
「風かな?とは、どういうことだ。どうして、堂々と言わぬ?」
「それは、確かに風の魔法は使えなくないけど、得意と言えるほど、
上手に使えるわけじゃないんだもの。」
「そういうことか。」
リヴァイアサンは、また深い溜息をつき、私に言う。
「貴様のそういう態度は、精霊達にも伝わるのだぞ?貴様が
逆の立場で考えてみるがいい。
自分の力を使おうとする者が、そんな態度で力を貸したいか、どうかをな。」
私はリヴァイアサンにそう言われ、その通りだと思った。
精霊の存在をちゃんと認識していなかったら、わからない事だったかもしれない。
実は、こんな単純なことだったのに。
「心配なら、水の精霊の力も借りるが良い。水と風なら相性は悪くないからな。」
「水の精霊の力を?」
「そうだ。貴様の水の精霊に、貴様の風の精霊を連れて来て貰うのよ。
魔法を使うわけではないから、簡単なはずだ。さ、やってみせい。」
「え?そんな簡単って言われても・・・」
「ルエ!頑張って♪」
「もう!ルビーまで!」
リヴァイアサンの無茶難題に困っている私に、ルビーは楽しそうな声で応援してくる。
いや、簡単なはずと言われましても・・・
でも、悩んでいてもしょうがないわよね。やるしか。
「私の水の精霊さん!お願いがあるの!私の風の精霊さんを、連れて来てくれる?」
私は素直にこれしか思い浮かばなかったので、率直に水の精霊に頼んでみた。
すると、水の精霊はすぅっと姿を消して、どこかに消えてしまった。
「あれ・・・?これは、失敗しちゃった?」
私は、血の気が引く思いだった・・・が!
水の精霊の姿がまた見えたと思ったら、風の精霊も一緒に居た。
だけど、風の精霊は、少し不機嫌そうな態度だった。
「か、可愛い♪風の精霊はこんな姿なのね♪」
私は風の精霊の姿を見て、歓喜の声を出してしまった。
一瞬、鳥のような姿をしているに見えたが、2種類の羽を持った、やっぱり違う存在だった。
「ほう。貴様の水の精霊は優秀と見えるな。あの短い間で、ここまでの働きをするとはな。」
「リヴァイアサン様。やっぱり、ルエには大魔導士としての、
素質があると言う事でしょうか?」
グランは、嬉しそうな顔でリヴァイアサンに聞いている。
と言うか、何でグランが嬉しそうに聞くのよ。自分の事を聞きなさいよね。
「うむ。素質は間違いなくあるな。とにかく、今は風の精霊とも、心を通わしてみるが良い。」
リヴァイアサンは、次の課題だと言ってくる先生のような態度で、私に言ってきた。
こうなれば、私もとことんやってやるわよ!それで、リヴァイアサンを
見返してやるんだから!
それに、自分の精霊と話せる機会なんて、滅多にないんだもの!
ちゃんと今後の為にも生かさないとね!
私は疑問形で、リヴァイアサンについ答えてしまった。
リヴァイアサンは、そんな私に顔を顰める。
「風かな?とは、どういうことだ。どうして、堂々と言わぬ?」
「それは、確かに風の魔法は使えなくないけど、得意と言えるほど、
上手に使えるわけじゃないんだもの。」
「そういうことか。」
リヴァイアサンは、また深い溜息をつき、私に言う。
「貴様のそういう態度は、精霊達にも伝わるのだぞ?貴様が
逆の立場で考えてみるがいい。
自分の力を使おうとする者が、そんな態度で力を貸したいか、どうかをな。」
私はリヴァイアサンにそう言われ、その通りだと思った。
精霊の存在をちゃんと認識していなかったら、わからない事だったかもしれない。
実は、こんな単純なことだったのに。
「心配なら、水の精霊の力も借りるが良い。水と風なら相性は悪くないからな。」
「水の精霊の力を?」
「そうだ。貴様の水の精霊に、貴様の風の精霊を連れて来て貰うのよ。
魔法を使うわけではないから、簡単なはずだ。さ、やってみせい。」
「え?そんな簡単って言われても・・・」
「ルエ!頑張って♪」
「もう!ルビーまで!」
リヴァイアサンの無茶難題に困っている私に、ルビーは楽しそうな声で応援してくる。
いや、簡単なはずと言われましても・・・
でも、悩んでいてもしょうがないわよね。やるしか。
「私の水の精霊さん!お願いがあるの!私の風の精霊さんを、連れて来てくれる?」
私は素直にこれしか思い浮かばなかったので、率直に水の精霊に頼んでみた。
すると、水の精霊はすぅっと姿を消して、どこかに消えてしまった。
「あれ・・・?これは、失敗しちゃった?」
私は、血の気が引く思いだった・・・が!
水の精霊の姿がまた見えたと思ったら、風の精霊も一緒に居た。
だけど、風の精霊は、少し不機嫌そうな態度だった。
「か、可愛い♪風の精霊はこんな姿なのね♪」
私は風の精霊の姿を見て、歓喜の声を出してしまった。
一瞬、鳥のような姿をしているに見えたが、2種類の羽を持った、やっぱり違う存在だった。
「ほう。貴様の水の精霊は優秀と見えるな。あの短い間で、ここまでの働きをするとはな。」
「リヴァイアサン様。やっぱり、ルエには大魔導士としての、
素質があると言う事でしょうか?」
グランは、嬉しそうな顔でリヴァイアサンに聞いている。
と言うか、何でグランが嬉しそうに聞くのよ。自分の事を聞きなさいよね。
「うむ。素質は間違いなくあるな。とにかく、今は風の精霊とも、心を通わしてみるが良い。」
リヴァイアサンは、次の課題だと言ってくる先生のような態度で、私に言ってきた。
こうなれば、私もとことんやってやるわよ!それで、リヴァイアサンを
見返してやるんだから!
それに、自分の精霊と話せる機会なんて、滅多にないんだもの!
ちゃんと今後の為にも生かさないとね!