第4章「蠢く敵の影」
俺達は、最上級の「特殊な本」を、皆で相談しながら、分け合い、
新しい能力を、何個か手に入れることが出来た。
四四の能力のおかげもあり、「特殊な本」の副作用も最低限に
抑えることも出来たのは、大きかった。
やっぱり、四四は、ぜひ俺達の仲間に欲しいところだ。
「なぁ・・・四四。」
「どうしたんです?十二?」
「四四が良ければなんだけど、俺達の仲間になってくれないか?
すぐにとは言わないが・・・」
「仲間に・・・ですか?」
「ここまで来たのなら、他の本と言うわけにはいかないだろ?
俺は、もう四四とは過去の事もあって、恩義があるし、きっと二四だって、
今回の事でお前には恩義があるはずだ。そうだろう?二四?」
「はい。四四には、私も感謝しきれないほどの恩が出来ました。
だから、今後、四四に何かあれば、全力で助けになるつもりです。」
「二四・・・そんな・・・」
二四の熱い言葉に、あの四四が珍しく照れている。
こんな女の子らしい反応をする四四を本当に珍しいな。
そこに、トワも四四に抱きつき、必死に自分の気持ちを伝える。
「私も、四四ちゃんとは、今後もお友達でいたい!だから、
十二達の仲間になって?お願い?ね?」
「トワちゃん・・・そうね。私もトワちゃんと戦いたくないわ。
トワちゃんとは、今後も大事な女の子友達でいて欲しいのは、
私も同じよ?」
「本当!嬉しい♪絶対、今度、一緒に遊びに行こうね♪」
「うん♪行きましょうね♪」
最終的に、トワの一押しもあり、四四は俺達の仲間になってくれた。
俺も、二四も、師匠だって、これには安心したことだろう。
四四の能力は、下巻クラスの中でも、珍しく、貴重な能力だ。
戦闘に特化したものでなくとも、こうした出来事の時には、
こんなに便利な能力はない。
俺は後に知ることになるのだが、四四は、トワにも有難い能力を与えてくれた。
タロットカードで、近い未来を占える能力と、四四ほどではないが、
簡単な式神を使えるようにしてくれていた。
トワも、確実に今後の戦いに備え、強くなっていこうとしている。
俺達は、相談して、もう少しだけ、二四達の拠点にいることにした。
俺も実は、久しぶりに師匠の修行を受けたいと思ったのだ。
それに、二四の成長ぶりも見たい。
トワは、四四と関西の観光巡りをする話に花を咲かせていた。
四四も、関西方面で仕事がまだあるようだったので、丁度いいらしい。
四四の仕事も皆で、また手伝えば、質の良い「特殊な本」が、
集まりやすくなるだろう。
俺は、子供の時以来の、大勢で過ごす生活が、少しだけ嬉しかった。
二四の中に13冊目の気配を感じるのもあるかもしれない。
36冊目が、無事で、今、この場に一緒に居てくれたら・・・
俺はきっと、もっと幸せを感じていたんだろうな・・・
俺が少し感傷に浸っていると、トワは何を思ったのか、俺の横に来て、
俺に少しだけ甘えた。珍しいこともあるもんだ。
「どうしたんだ?」
「うん?いや、なんとなくね・・・」
トワは、ちょっとだけ笑って、すぐに俺から離れた。
俺の眷属だから、俺の気持ちに気づいたのかな?
俺は軽い気持ちで、トワの行動を考えていた。
新しい能力を、何個か手に入れることが出来た。
四四の能力のおかげもあり、「特殊な本」の副作用も最低限に
抑えることも出来たのは、大きかった。
やっぱり、四四は、ぜひ俺達の仲間に欲しいところだ。
「なぁ・・・四四。」
「どうしたんです?十二?」
「四四が良ければなんだけど、俺達の仲間になってくれないか?
すぐにとは言わないが・・・」
「仲間に・・・ですか?」
「ここまで来たのなら、他の本と言うわけにはいかないだろ?
俺は、もう四四とは過去の事もあって、恩義があるし、きっと二四だって、
今回の事でお前には恩義があるはずだ。そうだろう?二四?」
「はい。四四には、私も感謝しきれないほどの恩が出来ました。
だから、今後、四四に何かあれば、全力で助けになるつもりです。」
「二四・・・そんな・・・」
二四の熱い言葉に、あの四四が珍しく照れている。
こんな女の子らしい反応をする四四を本当に珍しいな。
そこに、トワも四四に抱きつき、必死に自分の気持ちを伝える。
「私も、四四ちゃんとは、今後もお友達でいたい!だから、
十二達の仲間になって?お願い?ね?」
「トワちゃん・・・そうね。私もトワちゃんと戦いたくないわ。
トワちゃんとは、今後も大事な女の子友達でいて欲しいのは、
私も同じよ?」
「本当!嬉しい♪絶対、今度、一緒に遊びに行こうね♪」
「うん♪行きましょうね♪」
最終的に、トワの一押しもあり、四四は俺達の仲間になってくれた。
俺も、二四も、師匠だって、これには安心したことだろう。
四四の能力は、下巻クラスの中でも、珍しく、貴重な能力だ。
戦闘に特化したものでなくとも、こうした出来事の時には、
こんなに便利な能力はない。
俺は後に知ることになるのだが、四四は、トワにも有難い能力を与えてくれた。
タロットカードで、近い未来を占える能力と、四四ほどではないが、
簡単な式神を使えるようにしてくれていた。
トワも、確実に今後の戦いに備え、強くなっていこうとしている。
俺達は、相談して、もう少しだけ、二四達の拠点にいることにした。
俺も実は、久しぶりに師匠の修行を受けたいと思ったのだ。
それに、二四の成長ぶりも見たい。
トワは、四四と関西の観光巡りをする話に花を咲かせていた。
四四も、関西方面で仕事がまだあるようだったので、丁度いいらしい。
四四の仕事も皆で、また手伝えば、質の良い「特殊な本」が、
集まりやすくなるだろう。
俺は、子供の時以来の、大勢で過ごす生活が、少しだけ嬉しかった。
二四の中に13冊目の気配を感じるのもあるかもしれない。
36冊目が、無事で、今、この場に一緒に居てくれたら・・・
俺はきっと、もっと幸せを感じていたんだろうな・・・
俺が少し感傷に浸っていると、トワは何を思ったのか、俺の横に来て、
俺に少しだけ甘えた。珍しいこともあるもんだ。
「どうしたんだ?」
「うん?いや、なんとなくね・・・」
トワは、ちょっとだけ笑って、すぐに俺から離れた。
俺の眷属だから、俺の気持ちに気づいたのかな?
俺は軽い気持ちで、トワの行動を考えていた。