第4章「蠢く敵の影」
「にっちゃんばっかりーずるいよぉー僕も早く成長したい!
しかも、四四ちゃんとも、僕がいないうちに、かなり仲良くなったみたいだし・・・」
ゴートンは、二四に嫉妬して、軽く二四を睨んでいた。
二四は、そんなゴートンに苦笑いしていた。
「そんな事言うなよーごーちゃん。私は、いつだって、ごーちゃんの協力はするから。ね?」
二四は、前よりも、もっと逞しく、それでも穏やかな顔で、ゴートンに微笑んだ。
その顔には、13冊目の面影があるな。と俺は感じた。
まさか、二四から、13冊目を早くも感じるとは思わなかった。
ゴートンの奴は、そんな二四の笑顔に照れてる。
「今のにっちゃんは、大人の男って感じで、マジでずるいな・・・
しかも笑顔も、僕よりも、もっと爽やかしだしぃ・・・」
「クスクス。ゴートンったら、二四に嫉妬してるわ、照れてるわで、忙しいわね♪」
トワは、二四とゴートンのやり取りを見て、可笑しいらしい。
それには四四も同じなのか、一緒になってクスクスと笑っている。
「ええい!今日にあれだけ、そんな甘ったれた性格を直すように、修行したのに、またこれか!!
明日は、もっと厳しくしないと駄目なようだな!50冊目!」
「ええ?!勘弁して下さいよぉおお!六師匠!」
「ならん!そんな事では、お前が確実に足手まといになる!」
師匠は厳しい顔で、ゴートンに説教を始めた。ああー可哀想に。
ゴートンからしたら、今日は災難だったな。
二四は、自分を置いて、さっさと成長してしまったし、四四とも、
あれだけの雰囲気を出されれば、嫉妬してもおかしくないよな。
でも、師匠の前で、露骨にそんな態度を出せば、怒られるのは、
当然と言うものだ。
俺達はそんなゴートンを見て、皆で愉快に笑った。
「師匠。実は、四四が、かなり最上級の「特殊な本」を、
大量に仕入れてくれたんです。」
「おお!それは有難いな。44冊目。それは、場合によっては、
我々に譲って貰えるものかね?」
「はい。十二にも、言いましたが、お譲りは可能です。」
「なら、拙者にも見せて貰えないだろうか?もしかしたら、
二四やゴートンを、もっと強くしてやれるかもしれぬ。
それに、もちろん十二達もな?」
「はい。それを、ぜひ師匠とも相談しながら、出来たらと思ってました。」
「あのう・・・私も一緒に見て貰えないでしょうか?」
「おお!良いに決まっているではないか!44冊目が所持しているのだからな!」
俺は、色々な事が順調に進んでいるみたいで、嬉しかった。
この調子でいけば、四四は、このまま仲間になってくれそうだし、
二四も、急激に成長することが出来た。
それに、四四のおかげで、皆の全体的な戦力が、また上がりそうなのだから、
これは順調な流れと言っていいだろう。
ただ、13冊目のあの言葉が俺は気になっていた。
今後の敵は、かなり強敵そうな言い方だった。
13冊目は、何かを感じ取り、危惧している。
だから、二四に、あれだけ、自分の愛蔵本を取り込ませようとしたのだから。
俺は、それもあるから、師匠としっかり相談しようと決意した。
しかも、四四ちゃんとも、僕がいないうちに、かなり仲良くなったみたいだし・・・」
ゴートンは、二四に嫉妬して、軽く二四を睨んでいた。
二四は、そんなゴートンに苦笑いしていた。
「そんな事言うなよーごーちゃん。私は、いつだって、ごーちゃんの協力はするから。ね?」
二四は、前よりも、もっと逞しく、それでも穏やかな顔で、ゴートンに微笑んだ。
その顔には、13冊目の面影があるな。と俺は感じた。
まさか、二四から、13冊目を早くも感じるとは思わなかった。
ゴートンの奴は、そんな二四の笑顔に照れてる。
「今のにっちゃんは、大人の男って感じで、マジでずるいな・・・
しかも笑顔も、僕よりも、もっと爽やかしだしぃ・・・」
「クスクス。ゴートンったら、二四に嫉妬してるわ、照れてるわで、忙しいわね♪」
トワは、二四とゴートンのやり取りを見て、可笑しいらしい。
それには四四も同じなのか、一緒になってクスクスと笑っている。
「ええい!今日にあれだけ、そんな甘ったれた性格を直すように、修行したのに、またこれか!!
明日は、もっと厳しくしないと駄目なようだな!50冊目!」
「ええ?!勘弁して下さいよぉおお!六師匠!」
「ならん!そんな事では、お前が確実に足手まといになる!」
師匠は厳しい顔で、ゴートンに説教を始めた。ああー可哀想に。
ゴートンからしたら、今日は災難だったな。
二四は、自分を置いて、さっさと成長してしまったし、四四とも、
あれだけの雰囲気を出されれば、嫉妬してもおかしくないよな。
でも、師匠の前で、露骨にそんな態度を出せば、怒られるのは、
当然と言うものだ。
俺達はそんなゴートンを見て、皆で愉快に笑った。
「師匠。実は、四四が、かなり最上級の「特殊な本」を、
大量に仕入れてくれたんです。」
「おお!それは有難いな。44冊目。それは、場合によっては、
我々に譲って貰えるものかね?」
「はい。十二にも、言いましたが、お譲りは可能です。」
「なら、拙者にも見せて貰えないだろうか?もしかしたら、
二四やゴートンを、もっと強くしてやれるかもしれぬ。
それに、もちろん十二達もな?」
「はい。それを、ぜひ師匠とも相談しながら、出来たらと思ってました。」
「あのう・・・私も一緒に見て貰えないでしょうか?」
「おお!良いに決まっているではないか!44冊目が所持しているのだからな!」
俺は、色々な事が順調に進んでいるみたいで、嬉しかった。
この調子でいけば、四四は、このまま仲間になってくれそうだし、
二四も、急激に成長することが出来た。
それに、四四のおかげで、皆の全体的な戦力が、また上がりそうなのだから、
これは順調な流れと言っていいだろう。
ただ、13冊目のあの言葉が俺は気になっていた。
今後の敵は、かなり強敵そうな言い方だった。
13冊目は、何かを感じ取り、危惧している。
だから、二四に、あれだけ、自分の愛蔵本を取り込ませようとしたのだから。
俺は、それもあるから、師匠としっかり相談しようと決意した。