第3章「混濁するモノたち」
二四とゴートンが、師匠と一緒に関西へ、修行しに行って、3か月は過ぎていた。
とは言え、二四が、ちゃんと定期的に連絡をくれたりするおかげで、
こちらとしては、意外に寂しいと思わなかった。
まぁ、寂しがってるとするなら、トワの方だろうが、そんなことを
面を向かって言うと怒るだろうから言わない。
ゴートンの方も、最近は師匠に態度も注意されている所為か、
チャラ男っぽさも抜けているようだ。
師匠が言うには、2冊はいい具合に成長してるとのこと。
「あ、大阪のお客様で、東京の古本屋の・・・店にある本を買ってきて欲しいと・・・
ええ、そうです。それだと思います。」
「わかった。じゃあ、早いうちに俺が探して送る。」
「お願いします。十二先輩。では、失礼します。」
二四はたくましいことに、師匠と修行してる中でも、俺と時々仕事の話をする。
ゴートンも、頻度は少し減ったようだが、配信はしているらしい。
前みたいに、視聴者からは、いらない本を貰ったりもしているようだ。
「俺より若い分、成長が早くていいな。」
俺が二四と電話が終わり、そんな事を言うと、トワが俺を半目で見る。
やや呆れ顔と言うか。なんでそんな顔するんだ?
「十二って、二四達と関わる時に、おっさん臭くなるよね。」
「はぁ?!俺がおっさん臭い?!」
「うん。なんか、言う事がいちいち、おっさん臭いと言うか。」
「酷い言われようだな。俺は思った事を言っただけなのに。」
俺は、トワに抗議したが、トワはそう思ったんだもんと言うと、
パソコンに夢中になってしまった。
むう・・・もし俺がおっさん臭いと言うのなら、きっとトワの
世話も関わっていると思うぞ。
「にしても、あれから2を始め、8の奴の動きも、15,16の奴らも、何も動きがないな。
俺らが日本にいるから、気軽に来れないのか?それなら、それでいいけど。」
18の奴を使ったみたいに、こちらにちょっかいを出して来なければいいなと思うが・・・
「あ!キュアートお姉様!お元気ですか♪」
俺が真剣に悩んでいると、トワはパソコンの前で嬉しそうな声を上げる。
トワは最近は時間があると、キュアートとビデオ通話しているようだ。
もう、すっかりと仲良しで、いつかは、キュアートと海外で、
一緒に買い物もすると約束までしている。
キュアートと仲良くなってくれているのは悪くはないのだが、
キュアートみたいな生き方だけは、俺はして欲しくないと思う。
トワの自由ではあるんだが。
「そうなんですよ!最近、十二なんて、おっさん臭いんですよー
ですです!え?キュアートお姉様の旦那様は、そんな?!
えーいいなー羨ましいです♪」
キュアートと会話をしているトワは、俺が近くにいると言うのに、
俺の悪口を平気で言う、有様である。
なんか、ますます俺の予想とは違う本に育ってしまったなぁ。
今度、俺の威厳を見せつけないと駄目か?
俺の眷属なのに、俺に甘えてるもんな・・・
とは言え、二四が、ちゃんと定期的に連絡をくれたりするおかげで、
こちらとしては、意外に寂しいと思わなかった。
まぁ、寂しがってるとするなら、トワの方だろうが、そんなことを
面を向かって言うと怒るだろうから言わない。
ゴートンの方も、最近は師匠に態度も注意されている所為か、
チャラ男っぽさも抜けているようだ。
師匠が言うには、2冊はいい具合に成長してるとのこと。
「あ、大阪のお客様で、東京の古本屋の・・・店にある本を買ってきて欲しいと・・・
ええ、そうです。それだと思います。」
「わかった。じゃあ、早いうちに俺が探して送る。」
「お願いします。十二先輩。では、失礼します。」
二四はたくましいことに、師匠と修行してる中でも、俺と時々仕事の話をする。
ゴートンも、頻度は少し減ったようだが、配信はしているらしい。
前みたいに、視聴者からは、いらない本を貰ったりもしているようだ。
「俺より若い分、成長が早くていいな。」
俺が二四と電話が終わり、そんな事を言うと、トワが俺を半目で見る。
やや呆れ顔と言うか。なんでそんな顔するんだ?
「十二って、二四達と関わる時に、おっさん臭くなるよね。」
「はぁ?!俺がおっさん臭い?!」
「うん。なんか、言う事がいちいち、おっさん臭いと言うか。」
「酷い言われようだな。俺は思った事を言っただけなのに。」
俺は、トワに抗議したが、トワはそう思ったんだもんと言うと、
パソコンに夢中になってしまった。
むう・・・もし俺がおっさん臭いと言うのなら、きっとトワの
世話も関わっていると思うぞ。
「にしても、あれから2を始め、8の奴の動きも、15,16の奴らも、何も動きがないな。
俺らが日本にいるから、気軽に来れないのか?それなら、それでいいけど。」
18の奴を使ったみたいに、こちらにちょっかいを出して来なければいいなと思うが・・・
「あ!キュアートお姉様!お元気ですか♪」
俺が真剣に悩んでいると、トワはパソコンの前で嬉しそうな声を上げる。
トワは最近は時間があると、キュアートとビデオ通話しているようだ。
もう、すっかりと仲良しで、いつかは、キュアートと海外で、
一緒に買い物もすると約束までしている。
キュアートと仲良くなってくれているのは悪くはないのだが、
キュアートみたいな生き方だけは、俺はして欲しくないと思う。
トワの自由ではあるんだが。
「そうなんですよ!最近、十二なんて、おっさん臭いんですよー
ですです!え?キュアートお姉様の旦那様は、そんな?!
えーいいなー羨ましいです♪」
キュアートと会話をしているトワは、俺が近くにいると言うのに、
俺の悪口を平気で言う、有様である。
なんか、ますます俺の予想とは違う本に育ってしまったなぁ。
今度、俺の威厳を見せつけないと駄目か?
俺の眷属なのに、俺に甘えてるもんな・・・