第3章「混濁するモノたち」
「昨日はごめんなさいね♪ちゃんと、お詫び出来なかったから、
今日はまた足を運んで貰ったのよ♪」
キュアートは、いつもの陽気さで、俺と師匠を出迎える。
今は側にはセアはいないようだ。
師匠が、セアが今はいないことに安堵したような顔をしている。
「今日はね、まず十二に渡したいものがあるの。これ♪受け取って頂戴♪」
「なんだ?」
俺はキュアートに小切手のようなものを差し出される。
そして、そこに書いてある金額に俺は絶句した。
海外のお金だが、日本円にしたら、約1000万ちょいある額だった。
「お、おい?キュアート・・・これって?」
「今回の十二達へのお礼よ♪貰って頂戴な♪」
「いやいや?!いくら何でも多すぎだろ?!」
俺はキュアートのバブリーさ加減に頭が痛くなった。
確かに、キュアートの娘を助ける為に、俺と二四とゴートンは、
東北まで出かけることになりはしたが、それでも、その労働と、
金額があまりにも不釣り合いすぎる。
俺が困っていると、キュアートは笑顔で言う。
「いいの、いいの♪旦那に言ったらね!ちゃんとお礼しなさいって言うんだから♪
あ、今の旦那には、娘じゃなくて、セアは私の妹ってことにしてるんだけどね♪」
「はぁ・・・」
「それに、それは、あの若い子達にもちゃんとあげてよ?♪」
「ああ、ちゃんと渡すよ。二四やゴートンも喜ぶと思うから。」
俺は、金額の大きさに、最初は戸惑い、どうしようか悩んだが、
今後の事を考えて、お言葉に甘えさせて貰うことにした。
そうだ、このお金を二四達の本拠地を買う金の足しにしてやればいい。
俺は、ある計画を考えていたので、それを後で二四達に話すつもりでいたから、
その時に渡せばいいだろう。
それにしても、今回はこちらも感謝したい気分ではあった。
6冊目と無事に再会出来たのは、キュアートのおかげでもあったのだから。
「キュアート、有難う。師匠に会えたは、キュアートのおかげでもあるのに。
なんか、こんな高額な謝礼まで貰って・・・」
「あら♪十二ったら、相変わらず律儀なんだから♪
でも、そうねー今後も困ったことがあった時は、また私を助けて頂戴ね♪」
「もちろんだとも!」
俺は笑顔で、キュアートに答えた。正直、こんな感じの仕事が、
毎日続けば、贅沢な暮らしが出来るんだろうけどな。
「そうそう、次は六なんだけどね。」
「うむ。某になんだ?」
「うちの娘のセアと今後、どーしていくのか、教えて頂戴♪」
「ぶっぶっ?!」
キュアートのこの言葉に、師匠が吹き出す。
そりゃ、年頃の娘の本を持つ、キュアートとしては、確認したいところだよな。
師匠としては、勝手に惚れられ、追い掛け回されそうになってるところなんだが。
今日はまた足を運んで貰ったのよ♪」
キュアートは、いつもの陽気さで、俺と師匠を出迎える。
今は側にはセアはいないようだ。
師匠が、セアが今はいないことに安堵したような顔をしている。
「今日はね、まず十二に渡したいものがあるの。これ♪受け取って頂戴♪」
「なんだ?」
俺はキュアートに小切手のようなものを差し出される。
そして、そこに書いてある金額に俺は絶句した。
海外のお金だが、日本円にしたら、約1000万ちょいある額だった。
「お、おい?キュアート・・・これって?」
「今回の十二達へのお礼よ♪貰って頂戴な♪」
「いやいや?!いくら何でも多すぎだろ?!」
俺はキュアートのバブリーさ加減に頭が痛くなった。
確かに、キュアートの娘を助ける為に、俺と二四とゴートンは、
東北まで出かけることになりはしたが、それでも、その労働と、
金額があまりにも不釣り合いすぎる。
俺が困っていると、キュアートは笑顔で言う。
「いいの、いいの♪旦那に言ったらね!ちゃんとお礼しなさいって言うんだから♪
あ、今の旦那には、娘じゃなくて、セアは私の妹ってことにしてるんだけどね♪」
「はぁ・・・」
「それに、それは、あの若い子達にもちゃんとあげてよ?♪」
「ああ、ちゃんと渡すよ。二四やゴートンも喜ぶと思うから。」
俺は、金額の大きさに、最初は戸惑い、どうしようか悩んだが、
今後の事を考えて、お言葉に甘えさせて貰うことにした。
そうだ、このお金を二四達の本拠地を買う金の足しにしてやればいい。
俺は、ある計画を考えていたので、それを後で二四達に話すつもりでいたから、
その時に渡せばいいだろう。
それにしても、今回はこちらも感謝したい気分ではあった。
6冊目と無事に再会出来たのは、キュアートのおかげでもあったのだから。
「キュアート、有難う。師匠に会えたは、キュアートのおかげでもあるのに。
なんか、こんな高額な謝礼まで貰って・・・」
「あら♪十二ったら、相変わらず律儀なんだから♪
でも、そうねー今後も困ったことがあった時は、また私を助けて頂戴ね♪」
「もちろんだとも!」
俺は笑顔で、キュアートに答えた。正直、こんな感じの仕事が、
毎日続けば、贅沢な暮らしが出来るんだろうけどな。
「そうそう、次は六なんだけどね。」
「うむ。某になんだ?」
「うちの娘のセアと今後、どーしていくのか、教えて頂戴♪」
「ぶっぶっ?!」
キュアートのこの言葉に、師匠が吹き出す。
そりゃ、年頃の娘の本を持つ、キュアートとしては、確認したいところだよな。
師匠としては、勝手に惚れられ、追い掛け回されそうになってるところなんだが。