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第?章「誰かによる、本喰人(ブック・イーター)の解説?」

しんどそうにしている12冊目を置いて、とある作者はトワちゃんとまた会話を続ける。

「えーっと、次は本喰人の能力について話しますか。」
「能力?十二達が戦う時とかに使うアレ?」
「うんうん。その能力とかですね。」
「本喰人の能力ってどんなのなの?」
「まず基本に本喰人は全員、喰べた本の内容は無条件で全て覚えられます。
けど、これは特別な能力じゃないですね。
本喰人としての体質と言った感じかな?」
「へぇーそうなんだ。確かにトワ達からしたら普通なことだけど。」
「でも人間からしたら、物凄く羨ましい能力だけどねw
何かを暗記するって、人にもよるけど苦手な人は本当苦手だからねぇ(泣)
自分も暗記が得意だったら、どれだけ学生時代が変わったことか・・・
特にテストする時とか・・・とか・・・」
「お前の過去の話なんかどうでもいいんだが・・・」
「あ、十二が会話に参加してきた。」
「こいつがトワに間違ったことを教えないかどうかだけは、
俺も確認しておかなきゃいけないからな。」
「と!12冊目君も会話に戻ってきてくれたところで、話を元に戻しますが、
戦ったり出来るような能力を得るには、普通の本ではほぼ無理です。
それこそ、ここで「特殊」や「禁断」と言われる本が大事になるわけですね。」
「そうだな。けど「特殊」や「禁断」だからって、
確実に自分の能力になるかどうかって保証もないけどな。
特に「禁断」は自分と相性が最悪の場合は拒絶反応起こして、
死ぬ可能性すらあるからな。」
「前にも聞いたけど、それって凄い怖いね。」
「だからこそ、皆慎重になるから、無駄に争わないで済むんだけどな。
命がけで奪っても、自分に合わない本なら奪った意味がないからな。」
「そう聞くと「禁断の本」はまさに諸刃の剣なんだね。」
「ですね。その代わり「特殊の本」の場合は威力などは落ちても、
大体の本喰人は喰べることが可能ってところかな?」
「おい「特殊な本」でも中には「禁断」に近いレベルの本もあったりするからな?
一概に安心は出来ないぞ?
それに「特殊」の場合は1度使うと消えてしまう能力の本が多いのも難点だな。」
「へぇー1度しか使えない能力の本が多いんだぁー」
「ああ。だから「禁断の本」よりは探しやすいとは言っても、
せっかくの得た能力が1回か数回しか使えないのも、
戦いになったら結構厳しいところだけどな。」
「なんか・・・なかなか上手くいかないもんなんだねぇ。」
「そこが物語のバランスを考える上でも難しい話なんだけどねぇー」
「え?バランス?」
「あ、いやなんでもないです!気にしないで!トワちゃん!(大汗)」
「何か失言しそうになったな?お前。」
「まぁまぁwそこはスルーして下さいw(汗)
あ、そうそう!ちなみに戦う能力を得やすいのは男性の本喰人の方が多いかな?
女性は逆に守りとか補佐とか?そんな感じの能力が得やすい感じです。」
「そっか!だから四四ちゃんは二四達をサポートするのが上手なんだ!」
「四四はサポートだけじゃなく、一部の敵には強い戦闘力持ってるけどな。」
「幽霊とかあの辺?」
「そうだ。4冊目の影響だそうだけどな。」
「いいなー私も四四ちゃんみたいに早く十二達をサポートしたり、
何かと戦える能力があればいいのにな。」
「トワは慌てる必要はない。俺が必要だと思った時はしっかり教えてやる。」
「十二・・・わかった。」
「(あらま・・・にやり)」

12冊目達のやり取りについ( ̄ー ̄)ニヤリとしてしまう、とある作者であったw

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