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第?章「誰かによる、本喰人(ブック・イーター)の解説?」

トワちゃんが若干照れたことが、何か面白くなさそうな顔の
12冊目を置いておいてw

「俺と縁があったからトワが、俺の側で誕生したって言うのは本当なのか?」
「本当です。どんな本喰人の眷属であれ、大なり小なりで縁があるからこそ、
その本喰人の側で誕生します。」
「じゃあ、あの2の奴や、8の奴の側で生まれる眷属でもか?」
「そうです。けど、縁は何も良いモノだけとは限りません。
悪い事を通じて出来てしまった縁でも、眷属が誕生するのに影響されたりします。」
「悪い事でか・・・ちょっと俺には耳が痛いところだな。」
「ってことは、過去の十二がしてた悪い縁で出来た存在が、
私ってこともありえるってこと?」
「そこは!今は絶対にしゃべれないので、ご容赦下さい!!!」
「えーーー?!何で?!凄い気になるんだけど?!!」
「ごめんねー話してあげたいんだけど、こればっかりは大人の事情があってねー(大汗)」
「ふん。最初から胡散臭い奴だからな。トワ。こんな奴の話なんか聞かなくてもいいぞ。」
「まぁー今は信じて貰うのは無理かと思うので、しょうがないかと。」
「ううぅ、凄く気になるけど、今は私も詳しく聞くのは諦めるわ。」
「トワちゃん有難う(泣)いつか話せる時が来たら、絶対に話すからね!」
「わかったわ。それを信じてあげる♪」
「っつたく。トワはお人好しだな。」
「(と言いながらも、そんなトワちゃんが可愛くてしょうがないって顔してますなー
12冊目君はw)」
「で、次はどんなお話をするの?」
「あ!次はですね!ちょっとした数字に関するお話をしようかと。」
「数字?」
「はい。実は本喰人同士にはちょっとした数字に関する秘密があるんです!」
「アレだろう?隣接する数字同士の本喰人は両極端な関係にしかなれないって奴。」
「どういうこと?」
「簡単に言うとだな。1冊目と2冊目がいるとするだろ?」
「うん。」
「すげー仲が良いか、または悪いか。
そういう関係にしかなれないらしいぞ。」
「え?なにそれ?本当に?」
「そうなんです。後、偶数同士、奇数同士の本喰人は基本仲が良いとされてます。
2,4,6,12みたいな感じで!」
「ああ・・・だから十二は・・・(じぃー)」
「おい!トワ!何か意味深に俺をじっと見るな!」
「でもさ!二四や36冊目と十二が仲が良いのも、
その偶数同士だったからなのもあるんじゃない?」
「まぁ、そいつが言う事がそうならな。」
「他にも色々あるんですが、今回はこれくらいにしときますか。」
「なんだよ。もう終わりか?勿体ぶった感じするな。」
「今後の話でも、その数字の影響があったりするんで、
それを楽しみにして貰いたいですからね♪
ネタバレっぽくなるのは控えさせて下さい!」
「ネタバレ?なんだそりゃ?」
「ねぇねぇ!他にも面白そうな話はないの?」
「他ですかーそうですねぇー」
「そろそろ話題が尽きそうなら、俺やトワをここから解放して欲しいんだがな?」
「十二はこんなとこに来てまで面倒臭がりなんだから。
貴重な話が聞けるかもしれないのに、もう帰ろうとしてる。」
「あの性格が12冊目らしさでもありますからねぇー」
「どうして、あんな性格になっちゃったんだろう?」

トワちゃんは不思議そうな顔をしながら、12冊目を見ている。
12冊目はただただしんどそうにしていましたとさw


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