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第?章「誰かによる、本喰人(ブック・イーター)の解説?」

最初よりは落ち着いた雰囲気で会話は続く。

「12冊目君の食事の頻度については、どれくらいなんですかね?」
「俺か?俺は少食だからな。激しい仕事とかしなければ、
2,3日に1回食事するかどうかだな。
後は気になる新作の本が出たりすれば、その時は喰うが。
でもトワと暮らすようになったら、トワの為もあるから、
毎日食べるようにはなったか?」
「トワちゃんは成長期だからね!12冊目君もそこは配慮してるんだねぇ♪」
「う、うるさい!何もかもがトワの為ってわけでもないぞ!」
「はいはい♪あ、24冊目や50冊目の食事の頻度はどうでしょう?」
「あいつらか・・・あいつらは若いのもあってか、よく喰うな。
強くなりたいのもあるから、人間のように毎日食事していると思うぞ?
古本屋を経営するようになってからは食事も、大分困らなくなったはずだ。」
「となると本喰人は毎日食事した方がいいんですかね?」
「いや、別に人間と違って毎日とる必要はないはずだ。
食事するのが趣味とか、15冊目と16冊目みたいに、
人間と密接に暮らしてるとかでなければな。」
「じゃあ逆に最長はどれだけ食べなくても平気なんですかね?」
「師匠から聞いた話しだが、本の姿で更に能力を使えば、
100年以上は食事しなくても平気な奴もいるらしいぞ。」
「100年?!それは凄い!」
「今の俺も本の姿でトワに世話を任せられるなら、
数年は食事しなくても平気かもしれないな。
二四達もやる気になれば、俺と同じように出来るはずだ。」
「戦略の1つとしてはいいかもしれないですね。」
「身を隠し、機会を伺うのも大事な戦略の1つとも言える。
俺達は人間よりは長生きしてる種族だから、
こうしたことが必要な時が来るかもな。」
「こう聞くと、本の姿でいる方が食事は少なくて済むってことですかね?」
「だな。本の姿で居る時は節約モードみたいなもんだが、
人の姿の時は、どうしても活動的になるから、エネルギーは使うわけだな。」
「なるほど!それは納得ですね!それは眷属であるトワちゃんも同じですか?」
「トワも同じだと思うが・・・でもトワは恋愛の本には本当に目がないからな。
余程の事情がない限りは、人の姿で居て恋愛の本を喰べたい!
って我が儘言うかもしれないけどな。」
「そこがトワちゃんの可愛いとこ?でもありますがねw」
「可愛いのか?俺には食い意地が張ってるだけな気がするが?」
「おや?いいんですか?そんな事言って?」
「別にここにはトワはいないし、いいだろう。」
「もう!!十二!!トワが食い意地張ってるって何よ?!!」
「げっ?!なんでトワがいきなり出てきたんだ!」
「せっかくなので、トワちゃんもお招きしてみました♪」
「おい!ふざけるな!お前!!」
「ちょっと!十二!どういうことなの?」
「あ、いや・・・その・・・すまん。」

怒ったトワちゃんにしばらく説教される12冊目w
次はトワちゃんも交えて、眷属についてお話します♪
ではごきげんようwww



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