第2章「共同戦線」
「さっさ♪座って!座って!」
9冊目は、俺とトワの座る席を、それぞれ教えて、自分も座り、子供達も座らせた。
各自の席には、それぞれの飯となる本が置いてある。
トワは、自分の目の前にある本が、凄い高価な本だと感覚でわかったようで、
緊張した顔をして、じっと見て、そして時々、不安そうに俺と交互に見る。
俺は行儀が悪いぞ!と言う顔で、トワに視線を送った。
「今日、会えて本当に良かったわ♪今日は、旦那も仕事でホテルには帰ってこれないから、
今日なら長時間話し合い出来るわよ♪十二も、積もる話があるでしょうから、
いっぱい話し合いましょう♪それに、トワちゃんの事も知りたいしね♪」
「あ、はい!ぜひお願いします!」
「ウフフ、可愛い返事ね♪外見もフランス人形みたいで可愛い♪」
「ママーご飯はまだ?」
9冊目が嬉しそうにトワと話をしていると、9冊目の子供の1冊が、
夕食を急かす。
俺が過去には見たことない子供だった。新しく作ったのだろう。
「はいはい!じゃーお話は後にして、先に食事にしましょうか♪
では、皆、召し上がれ♪」
「わーい♪頂きます♪」
9冊目の子供達は3冊ほど居たが、3冊とも、いつもの調子で、
高価そうな本を普通に食べている。
俺と、トワはと言うと、少し躊躇う。表紙からして、海外の本だ。
しかも年季も違う。魅惑な香りさえしてくるようだ。
9冊目はニヤリとした顔で、俺とトワを見て、食事に出した、
本の説明をしてくる。
「今日、十二に用意した食事はね、イギリスの古城にあった、
古い戦術の本よ。この前、オークションで競り落としんだけど、
日本円で約50万くらいだったかしら?」
「5・・・50万?!!」
「それから♪トワちゃんは恋愛の本が好きだったみたいだから♪
シェイクスピアのロミジュリにしたわ♪それ、結構な年代物だから、
約100万近くしたわね!でも、トワちゃんとは、
今日が初対面だし、お近づきのしるしに、奮発しちゃったわ♪」
「100・・・万???」
あんまりにも大きな数字に、トワも大混乱した顔をしている。
「ちょ、キュアート!トワにそんな高額な本を与えないでくれ!
トワはまだ生まれて1年になるか、ならないかだぞ?
そんな高額な本を喰べさせて、今後、普通の本が喰べれなく
なったら困るじゃないか!!」
「あら?いいじゃないの?だからこそ、後学の為に知っておいた方がいいのよ?
私達が喰べれる高価の本はどんな味がするのか。
それに、どうせ十二じゃ、金銭的にきついでしょ?
だから、私が喰べさせてあげるんだから、感謝しなさい。」
「うぅ・・・それはそうなんだが・・・」
苦い顔をする俺を気にする様子もなく、9冊目は、トワに食事を勧める。
俺もここまで来たら、9冊目の食事を拒否することは出来ない。
9冊目には9冊目の考えがあって、食事を用意してくれたのだから。
「トワ、じゃあ、お言葉に甘えて、俺達も頂こう。」
「うん・・・」
俺とトワは、最上級の味に舌鼓をうち、最初は渋っていた俺も、
結局、あっさりと完食してしまった。
9冊目は俺の好みの味も知っているから、尚更に美味しかった。
トワも蕩ける様な顔で、余韻に浸っている。
9冊目は、俺とトワの座る席を、それぞれ教えて、自分も座り、子供達も座らせた。
各自の席には、それぞれの飯となる本が置いてある。
トワは、自分の目の前にある本が、凄い高価な本だと感覚でわかったようで、
緊張した顔をして、じっと見て、そして時々、不安そうに俺と交互に見る。
俺は行儀が悪いぞ!と言う顔で、トワに視線を送った。
「今日、会えて本当に良かったわ♪今日は、旦那も仕事でホテルには帰ってこれないから、
今日なら長時間話し合い出来るわよ♪十二も、積もる話があるでしょうから、
いっぱい話し合いましょう♪それに、トワちゃんの事も知りたいしね♪」
「あ、はい!ぜひお願いします!」
「ウフフ、可愛い返事ね♪外見もフランス人形みたいで可愛い♪」
「ママーご飯はまだ?」
9冊目が嬉しそうにトワと話をしていると、9冊目の子供の1冊が、
夕食を急かす。
俺が過去には見たことない子供だった。新しく作ったのだろう。
「はいはい!じゃーお話は後にして、先に食事にしましょうか♪
では、皆、召し上がれ♪」
「わーい♪頂きます♪」
9冊目の子供達は3冊ほど居たが、3冊とも、いつもの調子で、
高価そうな本を普通に食べている。
俺と、トワはと言うと、少し躊躇う。表紙からして、海外の本だ。
しかも年季も違う。魅惑な香りさえしてくるようだ。
9冊目はニヤリとした顔で、俺とトワを見て、食事に出した、
本の説明をしてくる。
「今日、十二に用意した食事はね、イギリスの古城にあった、
古い戦術の本よ。この前、オークションで競り落としんだけど、
日本円で約50万くらいだったかしら?」
「5・・・50万?!!」
「それから♪トワちゃんは恋愛の本が好きだったみたいだから♪
シェイクスピアのロミジュリにしたわ♪それ、結構な年代物だから、
約100万近くしたわね!でも、トワちゃんとは、
今日が初対面だし、お近づきのしるしに、奮発しちゃったわ♪」
「100・・・万???」
あんまりにも大きな数字に、トワも大混乱した顔をしている。
「ちょ、キュアート!トワにそんな高額な本を与えないでくれ!
トワはまだ生まれて1年になるか、ならないかだぞ?
そんな高額な本を喰べさせて、今後、普通の本が喰べれなく
なったら困るじゃないか!!」
「あら?いいじゃないの?だからこそ、後学の為に知っておいた方がいいのよ?
私達が喰べれる高価の本はどんな味がするのか。
それに、どうせ十二じゃ、金銭的にきついでしょ?
だから、私が喰べさせてあげるんだから、感謝しなさい。」
「うぅ・・・それはそうなんだが・・・」
苦い顔をする俺を気にする様子もなく、9冊目は、トワに食事を勧める。
俺もここまで来たら、9冊目の食事を拒否することは出来ない。
9冊目には9冊目の考えがあって、食事を用意してくれたのだから。
「トワ、じゃあ、お言葉に甘えて、俺達も頂こう。」
「うん・・・」
俺とトワは、最上級の味に舌鼓をうち、最初は渋っていた俺も、
結局、あっさりと完食してしまった。
9冊目は俺の好みの味も知っているから、尚更に美味しかった。
トワも蕩ける様な顔で、余韻に浸っている。