第2章「共同戦線」
俺達は9冊目と約束していたホテルに着いて、9冊目の指示通りに、フロントに向かった。
「フログベルデからの招待で来ました。確認をお願い出来ますか?」
俺がフロントでそう言うと、フロントの空気が一気に緊張感で包まれる。
俺に対応した女のフロント係は、緊張のあまりに笑顔がぎこちない。
「あ、今すぐご確認しますので、少々お待ちを!」
女のフロント係は、急いでどこかに電話し、誰かを呼び出す。
そして、ホテルの関係者で、明らかに身分が高そうな中年の男が
すぐに出て来て、俺達に対応する。
「ようこそ。当ホテルにお越し下さいました。フログベルデ様から、
お伺いしております。本堂 十二様と、お連れのトワ様でござますね?」
「はい、そうです。」
「私、当ホテルの副支配人をしております、田仲と申します。
本日は、支配人が不在の為、私がご案内させて頂きますが、
どうかご容赦下さいませ。」
俺とトワは互いに顔を見合わせて驚く。まさか、支配人クラスの
人間に案内を頼んだのか、9冊目は!
「あ、いえ、私達は案内して頂ければ、結構ですので、そんなお構いなく。」
俺も変に緊張してしまい、それしか言えなくなってしまった。
「フログベルデ様の奥様、キュアート様の大事なお客様と伺っております。
ですので、今回はフログベルデ様のお泊りのお部屋のザ・リッチカールススイートで、
お食事から全てご用意しましたので、どうぞ、ごゆるりとお過ごし下さい。
また、何かありました際には、副支配人の田仲をと呼んで頂ければ、
すぐにお伺いしますので。」
「はい。何から何まですいません。」
「そんな。お気になさらず。」
副支配人の田仲さんは、めっちゃ眩しい笑顔で俺に対応する。
流石は、日本の東京でも5本の指には入る、最高級のホテルだ。
海外の客への対応も評判が良く、外国の政治家や王族レベルでさえ、
利用するようなホテルだ。
そんなホテルの最上級のスイートホテルを9冊目は惜しげもなく
使える身分な本なのだ。
「なんか・・・本当に凄い人なんだね・・・」
トワは小声で俺に言ってくる。俺も静かに頷いた。
そして、スムーズに案内された俺達は、9冊目と会った。
「あらー久しぶり♪十二♪なんか、前よりも頼もしい顔になったわね!」
「キュアートも、相変わらずの絶世の美女だな。」
「ウフフ♪それはそうよ♪旦那に恥ずかしい思いはさせられないもの♪
毎日、愛し合ってるしね♪」
「はいはい、ご馳走様。」
「あら!その子が、噂のトワちゃん?!」
「は、初めまして!フログベルデ様!」
トワは慌てて、9冊目にお辞儀をする。9冊目は、気持ち良く笑ってから、
トワの手を優しく取った。
「いいのよ♪そんなに畏まらなくて!この部屋には、私達と
私の子供しかいないから♪
皆、同じ仲間よ♪」
9冊目は、トワに優しい笑顔で、そう言ってくれた。俺もトワも、
一気に安堵した。
そうして、9冊目は俺達を食事へと案内してくれた。
「フログベルデからの招待で来ました。確認をお願い出来ますか?」
俺がフロントでそう言うと、フロントの空気が一気に緊張感で包まれる。
俺に対応した女のフロント係は、緊張のあまりに笑顔がぎこちない。
「あ、今すぐご確認しますので、少々お待ちを!」
女のフロント係は、急いでどこかに電話し、誰かを呼び出す。
そして、ホテルの関係者で、明らかに身分が高そうな中年の男が
すぐに出て来て、俺達に対応する。
「ようこそ。当ホテルにお越し下さいました。フログベルデ様から、
お伺いしております。本堂 十二様と、お連れのトワ様でござますね?」
「はい、そうです。」
「私、当ホテルの副支配人をしております、田仲と申します。
本日は、支配人が不在の為、私がご案内させて頂きますが、
どうかご容赦下さいませ。」
俺とトワは互いに顔を見合わせて驚く。まさか、支配人クラスの
人間に案内を頼んだのか、9冊目は!
「あ、いえ、私達は案内して頂ければ、結構ですので、そんなお構いなく。」
俺も変に緊張してしまい、それしか言えなくなってしまった。
「フログベルデ様の奥様、キュアート様の大事なお客様と伺っております。
ですので、今回はフログベルデ様のお泊りのお部屋のザ・リッチカールススイートで、
お食事から全てご用意しましたので、どうぞ、ごゆるりとお過ごし下さい。
また、何かありました際には、副支配人の田仲をと呼んで頂ければ、
すぐにお伺いしますので。」
「はい。何から何まですいません。」
「そんな。お気になさらず。」
副支配人の田仲さんは、めっちゃ眩しい笑顔で俺に対応する。
流石は、日本の東京でも5本の指には入る、最高級のホテルだ。
海外の客への対応も評判が良く、外国の政治家や王族レベルでさえ、
利用するようなホテルだ。
そんなホテルの最上級のスイートホテルを9冊目は惜しげもなく
使える身分な本なのだ。
「なんか・・・本当に凄い人なんだね・・・」
トワは小声で俺に言ってくる。俺も静かに頷いた。
そして、スムーズに案内された俺達は、9冊目と会った。
「あらー久しぶり♪十二♪なんか、前よりも頼もしい顔になったわね!」
「キュアートも、相変わらずの絶世の美女だな。」
「ウフフ♪それはそうよ♪旦那に恥ずかしい思いはさせられないもの♪
毎日、愛し合ってるしね♪」
「はいはい、ご馳走様。」
「あら!その子が、噂のトワちゃん?!」
「は、初めまして!フログベルデ様!」
トワは慌てて、9冊目にお辞儀をする。9冊目は、気持ち良く笑ってから、
トワの手を優しく取った。
「いいのよ♪そんなに畏まらなくて!この部屋には、私達と
私の子供しかいないから♪
皆、同じ仲間よ♪」
9冊目は、トワに優しい笑顔で、そう言ってくれた。俺もトワも、
一気に安堵した。
そうして、9冊目は俺達を食事へと案内してくれた。