第9章「交錯しあう気持ちと確認」
※ハーフの視点に変更
「クソ・・・めっちゃ調子悪・・・最悪だ・・・」
俺は昨日の夢から覚めて、久しぶりに吐きそうなくらい気分が悪かった。
こんな最悪な気分の中で起きるのはいつぶりくらいだろうか?
昨日親父達に弄ばれたこともあるんだろうが、それにしたって、
こんなにも12冊目やファクトの事まで思い出すなんて余程だ。
「親父にも言われたが、やはり時期が来たのか?
俺がケリをつける時がきたのだと・・・」
俺は昨日の親父の言葉を思い出した。
「最近の様子だと12冊目は過去の頃に近い状態で覚醒したらしいぞ?
だからお前にも何かしら影響は出るかもしれないな。
普通なら出ることはないはずなんだが・・・
相手がなんせあの2冊目に大事にされてた12冊目だからな。
俺様もお前にどんな影響が出て、どうなるかはわからん。
とにかくお前はあいつの元眷属だから、一応は注意しとけよ?」
と真面目な顔の親父に言われたのだから、無視出来る言葉ではない。
俺は親父のおかげで本喰人に昇格出来たはずなのに、
それでもあの12冊目の影響を気にしなければいけないなんて、
最悪すぎるだろ・・・こんな状態。
俺はイライラも相まって、無理に起きるのをやめようと思った。
この調子だとジェシーに、八つ当たりまでしそうだ。
「今日はビックに連絡して、仕事は休もうかな・・・
昨日の感じだと急な仕事はなさそうだったし大丈夫だよな?」
俺は携帯を開いて、パッパッとメールをビックに送り、
今日は休ませて欲しいと頼んでおいた。
朝も8時に送ったから、遅い連絡でもないだろう。
俺はビックにメールを送ったことに安心して、二度寝をしようとした時だった。
コンコン!とドアがノックにされ、ジェシーが声を掛けてきたのだ。
「マジかよ・・・タイミング悪すぎだろ・・・ちぃ・・・」
ジェシーには聞こえない小声で俺は愚痴り、舌打ちをした。
よりにもよって、今日に限って朝から何の用なのだ?
俺はジェシーに対応しようか迷ったが、無視することに決めた。
流石にこの時間なら俺が爆睡していたと言えば、
反応しなくても怒りもしないだろうと考えたのだ。
「ハーフ・・・起きてる・・・?寝ちゃってるか・・・」
俺がすぐに返事をしないので、ジェシーもまだ寝ているのだと思ったようだ。
よしこれなら後で怒ってきたりはしなさそうか?
「ちぇ・・・せっかく仲直りしようと思って、ハーフの好きそうな話を、
徹夜して書いてあげたのにな・・・いいか・・・」
ジェシーはそうぼそぼそと言いながら、俺の部屋の前から消えた。
何だと?俺の為に食事を作ってくれたと言うのか?
珍しい事もあるもんだ。と俺は思ったら、突然にお腹が空き始めた。
そうだった。俺は昨日のあの後で夕食を食べるのをすっかり忘れていたんだった。
どうする?今から起きた振りしてジェシーのとこに行くか?
俺が悩んでいると、ジェシーはバタバタと音を立て、何やら準備をし始めた。
「あ、やばい!そろそろ大学に行かなきゃ!ハーフは寝てるみたいだから、
メモ書き残しておけばいいか・・・」
ジェシーは何やら俺宛てにメモを書き残すと、バタンと音を立てて玄関から出て行った。
俺が寝ていると思うのなら、もう少し静かに出ていけばいいものを・・・
俺は苦笑しながら、ベッドから起き上がりジェシーの書いたメモを読んだ。
「昨日はごめんなさい。
ハーフも私の所為で大変だった・・・よね?
だからハーフの好きそうな話を書いてみたんだ。
印刷して置いておくから、良かったら読んでみてね。
私は今から大学に行ってくるから。じゃあね。」
と簡潔に書かれていた。
俺はジェシーのメモを見て、すぐに俺の為に書いてくれたと言う、
小説のページを探した。
「クソ・・・めっちゃ調子悪・・・最悪だ・・・」
俺は昨日の夢から覚めて、久しぶりに吐きそうなくらい気分が悪かった。
こんな最悪な気分の中で起きるのはいつぶりくらいだろうか?
昨日親父達に弄ばれたこともあるんだろうが、それにしたって、
こんなにも12冊目やファクトの事まで思い出すなんて余程だ。
「親父にも言われたが、やはり時期が来たのか?
俺がケリをつける時がきたのだと・・・」
俺は昨日の親父の言葉を思い出した。
「最近の様子だと12冊目は過去の頃に近い状態で覚醒したらしいぞ?
だからお前にも何かしら影響は出るかもしれないな。
普通なら出ることはないはずなんだが・・・
相手がなんせあの2冊目に大事にされてた12冊目だからな。
俺様もお前にどんな影響が出て、どうなるかはわからん。
とにかくお前はあいつの元眷属だから、一応は注意しとけよ?」
と真面目な顔の親父に言われたのだから、無視出来る言葉ではない。
俺は親父のおかげで本喰人に昇格出来たはずなのに、
それでもあの12冊目の影響を気にしなければいけないなんて、
最悪すぎるだろ・・・こんな状態。
俺はイライラも相まって、無理に起きるのをやめようと思った。
この調子だとジェシーに、八つ当たりまでしそうだ。
「今日はビックに連絡して、仕事は休もうかな・・・
昨日の感じだと急な仕事はなさそうだったし大丈夫だよな?」
俺は携帯を開いて、パッパッとメールをビックに送り、
今日は休ませて欲しいと頼んでおいた。
朝も8時に送ったから、遅い連絡でもないだろう。
俺はビックにメールを送ったことに安心して、二度寝をしようとした時だった。
コンコン!とドアがノックにされ、ジェシーが声を掛けてきたのだ。
「マジかよ・・・タイミング悪すぎだろ・・・ちぃ・・・」
ジェシーには聞こえない小声で俺は愚痴り、舌打ちをした。
よりにもよって、今日に限って朝から何の用なのだ?
俺はジェシーに対応しようか迷ったが、無視することに決めた。
流石にこの時間なら俺が爆睡していたと言えば、
反応しなくても怒りもしないだろうと考えたのだ。
「ハーフ・・・起きてる・・・?寝ちゃってるか・・・」
俺がすぐに返事をしないので、ジェシーもまだ寝ているのだと思ったようだ。
よしこれなら後で怒ってきたりはしなさそうか?
「ちぇ・・・せっかく仲直りしようと思って、ハーフの好きそうな話を、
徹夜して書いてあげたのにな・・・いいか・・・」
ジェシーはそうぼそぼそと言いながら、俺の部屋の前から消えた。
何だと?俺の為に食事を作ってくれたと言うのか?
珍しい事もあるもんだ。と俺は思ったら、突然にお腹が空き始めた。
そうだった。俺は昨日のあの後で夕食を食べるのをすっかり忘れていたんだった。
どうする?今から起きた振りしてジェシーのとこに行くか?
俺が悩んでいると、ジェシーはバタバタと音を立て、何やら準備をし始めた。
「あ、やばい!そろそろ大学に行かなきゃ!ハーフは寝てるみたいだから、
メモ書き残しておけばいいか・・・」
ジェシーは何やら俺宛てにメモを書き残すと、バタンと音を立てて玄関から出て行った。
俺が寝ていると思うのなら、もう少し静かに出ていけばいいものを・・・
俺は苦笑しながら、ベッドから起き上がりジェシーの書いたメモを読んだ。
「昨日はごめんなさい。
ハーフも私の所為で大変だった・・・よね?
だからハーフの好きそうな話を書いてみたんだ。
印刷して置いておくから、良かったら読んでみてね。
私は今から大学に行ってくるから。じゃあね。」
と簡潔に書かれていた。
俺はジェシーのメモを見て、すぐに俺の為に書いてくれたと言う、
小説のページを探した。