第9章「交錯しあう気持ちと確認」
朝食も終わり、俺とトワはトリア先生の家の2階の部屋を、
何部屋か掃除してくれと頼まれた。
掃除道具のある場所を15冊目達に教えて貰い、俺とトワは早速取り掛る。
トリア先生は、15冊目達と一緒に町の方に出掛けて、
買い物やその他の雑務を済ませてくると言う。
午前中には終わる予定だから、それが済めば、
昨日の話し合いの続きをしようとトリア先生は言った。
俺はそれを承諾して、それまでに出来るだけ2階にある部屋を
掃除しておきますと返事しておいた。
「わぁー♪ここの部屋は遊び部屋?子供の玩具とか本が沢山あるね♪」
「懐かしいな・・・ここは。昔と変わりがないみたいだな。」
「十二も過去に、ここでよく遊んだりしたの?」
「遊んだな。いや俺の場合はここにある本をひたすら読んでたかな?」
「その頃から、読書は大好きだったんだね。」
俺とトワは最後に残った部屋の掃除をしに、遊戯室に来ていた。
他の部屋と違いここは広めの部屋だが、それでも他の部屋もそうだったが、
普段から手入れが行き届いてるようで、そこまで掃除は必要なさそうだった。
俺がもたもたしていると、トワは手際よく颯爽と掃除していく。
トワは俺の拠点も普段から掃除しているからお手の物だな。
「もう!十二は何してるの?!ちゃんと掃除してよ!トワばっかりじゃん!掃除してるの!」
「あ、悪い。久しぶりの場所だったから、つい・・・な。」
「思い出したくなる気持ちは分かるけどさ・・・
でも掃除が終わってからにして!」
「はいはい。悪かったって。俺は本棚の方を掃除するわ。」
「OK!じゃーそっちは十二に任せるね♪」
「おう。」
俺は雑巾と箒を持って、本棚の方へ向かう。
「お!懐かしいな!まだこの本も残ってたのか!」
本棚の中身をつい見てしまい、俺は子供の頃に大好きだった、
本のシリーズを見つけて、つい喜んでしまった。
トワはそんな俺に気付き、軽く睨んできたので、
仕方がなく掃除に入ろうと俺がした瞬間だった。
急にフラッシュバックしたように、俺の目の前に幼い36冊目がいた。
俺に向かい、過去に仲良くなるきっかけの出来事に遭遇する。
「12ちゃんはいつもそのご本読んでるね?そんなに面白いの?」
「え?べ、別に僕が何を読もうと自由だろ!!」
トリア先生の所に来て、俺は最初は誰にも馴染めないでいた。
誰かが親切に遊ぼうとか、色々と誘ってくれても俺は拒否して、
この遊戯室に一人で籠って、本を読んでいた。
そんなある日に、36冊目は俺に興味が出たらしく、俺の元に来て、こんな質問をしてきた。
「36にもそのご本読めるかな?」
「し、知らないよ。読みたければ勝手に読めばいいだろう?」
「なら一緒に読もうよ♪」
「はぁ?あ、おい!!」
36冊目は無邪気な笑顔で俺の横に座り、俺が読んでいた本を覗き込んだ。
俺は急なことで、ただ慌てるだけで36冊目に何も出来なかった。
36冊目は何が楽しいのか、ウキウキとした顔で俺に、
「早く続きを読もうよ!」と言う態度で接してくる。
なんなんだ?こいつは?って言うのが俺の最初の36冊目の印象だ。
こんなことをもし今ミロに言ったら、怒られるだろうけどな。
何部屋か掃除してくれと頼まれた。
掃除道具のある場所を15冊目達に教えて貰い、俺とトワは早速取り掛る。
トリア先生は、15冊目達と一緒に町の方に出掛けて、
買い物やその他の雑務を済ませてくると言う。
午前中には終わる予定だから、それが済めば、
昨日の話し合いの続きをしようとトリア先生は言った。
俺はそれを承諾して、それまでに出来るだけ2階にある部屋を
掃除しておきますと返事しておいた。
「わぁー♪ここの部屋は遊び部屋?子供の玩具とか本が沢山あるね♪」
「懐かしいな・・・ここは。昔と変わりがないみたいだな。」
「十二も過去に、ここでよく遊んだりしたの?」
「遊んだな。いや俺の場合はここにある本をひたすら読んでたかな?」
「その頃から、読書は大好きだったんだね。」
俺とトワは最後に残った部屋の掃除をしに、遊戯室に来ていた。
他の部屋と違いここは広めの部屋だが、それでも他の部屋もそうだったが、
普段から手入れが行き届いてるようで、そこまで掃除は必要なさそうだった。
俺がもたもたしていると、トワは手際よく颯爽と掃除していく。
トワは俺の拠点も普段から掃除しているからお手の物だな。
「もう!十二は何してるの?!ちゃんと掃除してよ!トワばっかりじゃん!掃除してるの!」
「あ、悪い。久しぶりの場所だったから、つい・・・な。」
「思い出したくなる気持ちは分かるけどさ・・・
でも掃除が終わってからにして!」
「はいはい。悪かったって。俺は本棚の方を掃除するわ。」
「OK!じゃーそっちは十二に任せるね♪」
「おう。」
俺は雑巾と箒を持って、本棚の方へ向かう。
「お!懐かしいな!まだこの本も残ってたのか!」
本棚の中身をつい見てしまい、俺は子供の頃に大好きだった、
本のシリーズを見つけて、つい喜んでしまった。
トワはそんな俺に気付き、軽く睨んできたので、
仕方がなく掃除に入ろうと俺がした瞬間だった。
急にフラッシュバックしたように、俺の目の前に幼い36冊目がいた。
俺に向かい、過去に仲良くなるきっかけの出来事に遭遇する。
「12ちゃんはいつもそのご本読んでるね?そんなに面白いの?」
「え?べ、別に僕が何を読もうと自由だろ!!」
トリア先生の所に来て、俺は最初は誰にも馴染めないでいた。
誰かが親切に遊ぼうとか、色々と誘ってくれても俺は拒否して、
この遊戯室に一人で籠って、本を読んでいた。
そんなある日に、36冊目は俺に興味が出たらしく、俺の元に来て、こんな質問をしてきた。
「36にもそのご本読めるかな?」
「し、知らないよ。読みたければ勝手に読めばいいだろう?」
「なら一緒に読もうよ♪」
「はぁ?あ、おい!!」
36冊目は無邪気な笑顔で俺の横に座り、俺が読んでいた本を覗き込んだ。
俺は急なことで、ただ慌てるだけで36冊目に何も出来なかった。
36冊目は何が楽しいのか、ウキウキとした顔で俺に、
「早く続きを読もうよ!」と言う態度で接してくる。
なんなんだ?こいつは?って言うのが俺の最初の36冊目の印象だ。
こんなことをもし今ミロに言ったら、怒られるだろうけどな。