第9章「交錯しあう気持ちと確認」
親父に報告して、俺はこれ以上することがなかった。
親父にしても、14冊目から連絡があるまでは、特にやれることもないようで、
急につまらなさそうな顔になって、俺に文句を言い始めた。
「あーあーせっかく今日は久しぶりの大事な休みだから、
ダイアナとグレーシズのファッションショーで楽しんでいたのに、
誰かさんの所為で台無しだな。な?お前もそう思うだろ?」
「も、申し訳ありません・・・」
ネチネチと親父は俺に嫌味を言ってくる。
俺だって出来るならこんな状況にはしたくなった。
そもそもがジェシーの所為だが、それでも責任は俺にある。
ジェシーの行動をちゃんと管理出来ていなかったのだから。
「どうしてくれようなぁー?
俺様の貴重な休みを台無しにして・・・え?」
「勘弁して下さいよ。親父。俺も猛烈に反省してますから。」
「お前が反省したって、俺様は何も面白くねぇーんだよ。
どうせお前の事だし、どこまで反省してるか、わかったもんじゃないしな?」
「では、どうしたら許してくれるんですか?」
「うーん、そうだなぁー」
親父は俺の顔を見ながら、何やら考え込む。
そして何かを閃いたらしく、急にいやらしい笑顔になった。
「久しぶりだから、お前の女装を見てやる。女装してみろ。」
「へ?今・・・この場でですか?」
「当たり前だろうが!俺様の言葉が理解出来なかったのか?」
「いや!理解はしましたよ?でも何でいきなり女装なんですか!!!」
慌てる俺に親父は楽しい玩具を見つけた子供のような笑顔で、
俺に再度女装するように命令する。
そして、ダイアナとグレーシズを呼び寄せて、俺の女装の腕前を見るから手伝うように言った。
これにはダイアナとグレーシズも親父と同じで喜び出して、
俺を無理矢理引っ張って、化粧室に連れ込んだ。
「でーでー!どんな子になるの?」
「パパの最近の好みの子になるべきよね?そうでしょ?ハーフ?」
「まぁ・・・その方が早く解放して貰えそうだよな・・・」
どうしてこんな事になってしまったんだ。
俺はぐったりしたい気持ちを我慢しながら、ダイアナとグレーシズに相談する羽目になった。
それから2時間近くまで、俺は親父達の着せ替え人形として、
遊ばれてしまった。
もちろん俺が逆らうなんてことは許されない。これは俺への罰だからだ。
「ちくしょー!勿体無いな!これがハーフでなきゃ、すぐにデート申し込むのにな!!!
俺様の今一番好みの女になりやがって!」
「えへへー♪やっぱりパパの最近の好みの女はこれなんだー♪」
「いやいや!パパの一番の好みはダイアナとグレーシズもだぞ?
今だって最高に愛してるぞ?」
「パパの女たらし!今更そんなこと言っても遅いもん!」
ダイアナとグレーシズは、親父にそう言いながらも楽しそうにケラケラと笑い合っていた。
親父もまた機嫌を直し始めたみたいで、またダイアナとグレーシズを、
自分の両膝に乗せてご満悦だった。
俺はそんな親父達を見て、精神力がゴリゴリと削られているが、
早く解放して貰うには大人しくするしかなかった。
こんな事で済んだのなら、むしろ喜ぶべきかもしれないな。
自分の命の危険はないのだから。
親父にしても、14冊目から連絡があるまでは、特にやれることもないようで、
急につまらなさそうな顔になって、俺に文句を言い始めた。
「あーあーせっかく今日は久しぶりの大事な休みだから、
ダイアナとグレーシズのファッションショーで楽しんでいたのに、
誰かさんの所為で台無しだな。な?お前もそう思うだろ?」
「も、申し訳ありません・・・」
ネチネチと親父は俺に嫌味を言ってくる。
俺だって出来るならこんな状況にはしたくなった。
そもそもがジェシーの所為だが、それでも責任は俺にある。
ジェシーの行動をちゃんと管理出来ていなかったのだから。
「どうしてくれようなぁー?
俺様の貴重な休みを台無しにして・・・え?」
「勘弁して下さいよ。親父。俺も猛烈に反省してますから。」
「お前が反省したって、俺様は何も面白くねぇーんだよ。
どうせお前の事だし、どこまで反省してるか、わかったもんじゃないしな?」
「では、どうしたら許してくれるんですか?」
「うーん、そうだなぁー」
親父は俺の顔を見ながら、何やら考え込む。
そして何かを閃いたらしく、急にいやらしい笑顔になった。
「久しぶりだから、お前の女装を見てやる。女装してみろ。」
「へ?今・・・この場でですか?」
「当たり前だろうが!俺様の言葉が理解出来なかったのか?」
「いや!理解はしましたよ?でも何でいきなり女装なんですか!!!」
慌てる俺に親父は楽しい玩具を見つけた子供のような笑顔で、
俺に再度女装するように命令する。
そして、ダイアナとグレーシズを呼び寄せて、俺の女装の腕前を見るから手伝うように言った。
これにはダイアナとグレーシズも親父と同じで喜び出して、
俺を無理矢理引っ張って、化粧室に連れ込んだ。
「でーでー!どんな子になるの?」
「パパの最近の好みの子になるべきよね?そうでしょ?ハーフ?」
「まぁ・・・その方が早く解放して貰えそうだよな・・・」
どうしてこんな事になってしまったんだ。
俺はぐったりしたい気持ちを我慢しながら、ダイアナとグレーシズに相談する羽目になった。
それから2時間近くまで、俺は親父達の着せ替え人形として、
遊ばれてしまった。
もちろん俺が逆らうなんてことは許されない。これは俺への罰だからだ。
「ちくしょー!勿体無いな!これがハーフでなきゃ、すぐにデート申し込むのにな!!!
俺様の今一番好みの女になりやがって!」
「えへへー♪やっぱりパパの最近の好みの女はこれなんだー♪」
「いやいや!パパの一番の好みはダイアナとグレーシズもだぞ?
今だって最高に愛してるぞ?」
「パパの女たらし!今更そんなこと言っても遅いもん!」
ダイアナとグレーシズは、親父にそう言いながらも楽しそうにケラケラと笑い合っていた。
親父もまた機嫌を直し始めたみたいで、またダイアナとグレーシズを、
自分の両膝に乗せてご満悦だった。
俺はそんな親父達を見て、精神力がゴリゴリと削られているが、
早く解放して貰うには大人しくするしかなかった。
こんな事で済んだのなら、むしろ喜ぶべきかもしれないな。
自分の命の危険はないのだから。