第2章「共同戦線」
「最近は、こんな古本の集め方もあるんだなぁ・・・」
俺は、前に訪れたことがある、二四の家に車を出して、来ていた。
二四の家の中は、多くの段ボールで溢れかえっている。
送って来た住所も、日本のみならず、海外からのさえある。
こうなった経緯は、二四から聞いた。
「2、3日前にゴートンが配信で、冗談のつもりで、自分のファンに、
いらなくなった本を僕に頂戴♪と言って、事務所代わりに使っていた私の家の住所に
送るように言ったら、想像以上にこんなに来てしまって・・・」
二四も流石に困った顔で俺に、そう説明した。
俺も、二四の家にある段ボールの山を見て、いつも冷静な二四でも、
流石にこれには困ったのだろうと感じた。
とりあえず、生活出来る空間は確保し、それ以外の段ボールは、
俺の本拠地の3階を一時的に貸してやることにした。
そして、この事態を引き起こした張本人は、申し訳なさそうに、
俺と二四を見て、ひたすら謝っている。
「ごめん・・・十二先輩・・・にっちゃん。こんな来るなんて、
思わなくて。」
「それにしても、お前、そこまで人気の配信者だったんだな。」
「こう見えて、ごーちゃんは、視聴者登録数20万はあるんですよ?」
「マジかよ・・・」
俺は、いまいち正確にはよく分かっていなかったが、ただ、数字だけで驚いた。
20万の人間が、このゴートンの配信を見るってだけで、純粋に凄いと思ったのだ。
もちろん、毎回20万人が同時に全員見るってことはないだろうけども。
「どうであれ、お前達からしたら、大収穫じゃないか?それに、
この感じだと、上級品もあれば、「特殊な本」もありそうだしな。」
「はい。十二先輩には、お手数をかけるのですが、その分、
どうぞ、十二先輩も気になるのがあったら、取って下さい。」
「いいのか?お前達に送られたものだろう?」
「大丈夫です。しばらくは、十二先輩の3階をお借りしますし、
そのお礼だと思って頂ければ。
そうだよね?ごーちゃん。」
「うん!十二先輩の好きにしてくれて、いいです♪」
「そうか?なら、後でお言葉に甘えることにしよう。」
俺も少しだけ、ワクワクしてしまった。これだけの段ボールの山だ。
まるで宝物探しのようで、俺は童心に戻った気持ちになった。
本喰人とっては、やっぱり大量の本を見れると言う事は、非常に興奮するものだ。
今回は、日本だけでなく、海外のもあるので、更に楽しみだ。
俺達が3階に大量の段ボールの山を運んでいると、トワも手伝う。
どうやら、トワも頂きたい本があるようだ。
ちゃっかりしてるなーと俺は思わず、心の中で笑ってしまった。
それから、俺の本拠地の3階は、4冊の本と、大量の本で、
1日中、楽しく賑わっていた。
トワなんかは一番喜んでいたかもしれない。
俺の本拠地に持ってきた、本の仕分けが終わり、食べれない本は、
全部、俺に譲ってくれることになった。
かなりの数なので、俺としては、とても有難い。
最近、1階でやってる古本屋の本の仕入れをしなければと思っていたからだ。
俺は、前に訪れたことがある、二四の家に車を出して、来ていた。
二四の家の中は、多くの段ボールで溢れかえっている。
送って来た住所も、日本のみならず、海外からのさえある。
こうなった経緯は、二四から聞いた。
「2、3日前にゴートンが配信で、冗談のつもりで、自分のファンに、
いらなくなった本を僕に頂戴♪と言って、事務所代わりに使っていた私の家の住所に
送るように言ったら、想像以上にこんなに来てしまって・・・」
二四も流石に困った顔で俺に、そう説明した。
俺も、二四の家にある段ボールの山を見て、いつも冷静な二四でも、
流石にこれには困ったのだろうと感じた。
とりあえず、生活出来る空間は確保し、それ以外の段ボールは、
俺の本拠地の3階を一時的に貸してやることにした。
そして、この事態を引き起こした張本人は、申し訳なさそうに、
俺と二四を見て、ひたすら謝っている。
「ごめん・・・十二先輩・・・にっちゃん。こんな来るなんて、
思わなくて。」
「それにしても、お前、そこまで人気の配信者だったんだな。」
「こう見えて、ごーちゃんは、視聴者登録数20万はあるんですよ?」
「マジかよ・・・」
俺は、いまいち正確にはよく分かっていなかったが、ただ、数字だけで驚いた。
20万の人間が、このゴートンの配信を見るってだけで、純粋に凄いと思ったのだ。
もちろん、毎回20万人が同時に全員見るってことはないだろうけども。
「どうであれ、お前達からしたら、大収穫じゃないか?それに、
この感じだと、上級品もあれば、「特殊な本」もありそうだしな。」
「はい。十二先輩には、お手数をかけるのですが、その分、
どうぞ、十二先輩も気になるのがあったら、取って下さい。」
「いいのか?お前達に送られたものだろう?」
「大丈夫です。しばらくは、十二先輩の3階をお借りしますし、
そのお礼だと思って頂ければ。
そうだよね?ごーちゃん。」
「うん!十二先輩の好きにしてくれて、いいです♪」
「そうか?なら、後でお言葉に甘えることにしよう。」
俺も少しだけ、ワクワクしてしまった。これだけの段ボールの山だ。
まるで宝物探しのようで、俺は童心に戻った気持ちになった。
本喰人とっては、やっぱり大量の本を見れると言う事は、非常に興奮するものだ。
今回は、日本だけでなく、海外のもあるので、更に楽しみだ。
俺達が3階に大量の段ボールの山を運んでいると、トワも手伝う。
どうやら、トワも頂きたい本があるようだ。
ちゃっかりしてるなーと俺は思わず、心の中で笑ってしまった。
それから、俺の本拠地の3階は、4冊の本と、大量の本で、
1日中、楽しく賑わっていた。
トワなんかは一番喜んでいたかもしれない。
俺の本拠地に持ってきた、本の仕分けが終わり、食べれない本は、
全部、俺に譲ってくれることになった。
かなりの数なので、俺としては、とても有難い。
最近、1階でやってる古本屋の本の仕入れをしなければと思っていたからだ。