第8章「1つには出来ない解答(こたえ)」
「これで最後の資料ですね。だけど・・・」
四四が持ち帰った資料のうち、2冊は中国語だったので、四四がすんなりと読んでくれた。
しかし、最後の1冊だけはドイツ語だったので、私達では誰も明確には読めそうになかった。
こんな時に限って、私もゴートンも詳しいドイツ語の本を食べていなかったのだ。
四四の方もその場では事情が事情だったので、中身を確認するのは難しく、
まさかドイツ語や中国語でこの資料が書かれていたとは考えもしなかったようだ。
家に帰る前に古本街に寄ったのに、何ともタイミングが悪かったけど、
四四は4冊目からの試練を受けている中で、必死にこの資料を持ち帰って来たのだから、
仕方がないだろう。
「今日はこっちの資料は読めそうにないから、明日に回そうか?」
「そうするしかないようだね。残念だけど。」
「ごめんなさい。私が持ち帰る時に、軽く中身を見てれば良かったですよね。」
「いや、四四の事情を聞くに、そんな余裕は無かったでしょ?
危険を冒してまで、四四がしなくて逆に良かったよ。
それで四四に何かあったら、申し訳ないじゃ済まないからね。」
「そうそう!何もさ、この家に居るなら慌てて読む必要もないはずだし、
責任感じることないよ!四四ちゃん!」
「ありがとう。二四、ゴートン。そう言って貰えて嬉しいです。」
「その資料は、明日皆で古本街でドイツ語の本を買ってきてから読もう。」
「うん、そうしよう!ふぁああー今日はもう僕は眠くなっちゃった・・・
二四も四四も今日はこれくらいでやめようよ。」
ゴートンは眠そうに欠伸をしながら、私と四四に言う。
確かに今日は昨日からの流れもあって、少しハードな一日だった。
各自がお互いを気遣い、無理しててもおかしくない日だっただろう。
だから、私はゴートンの意見に賛成し、四四にも休もうと提案した。
四四も素直に頷いて、私達は軽く食事をしてから休むことなった。
「ごーちゃん、ちょっとリビングで1人考え事してもいいかな?」
「え?にっちゃん、寝ないの?僕は先に寝ちゃうよ?」
「いいよ。ほんの少しだけ、じっくり考えたいだけなんだ。
だから、ごーちゃんは気にしないで先に寝てて。」
「わかった。でも、1人で寝ずの番とか、そういうのだったら止めてよ?
にっちゃんはいつも、そういうことしたりするから、そこが心配なんだよね・・・」
「ははは、今日は流石に私もそんな体力ないよ。それに、この家ならその心配も必要ないよ。
四四にも、なんだかんだ別の結界張って貰ったから、守りも強化されたでしょ。」
「ふぁあああ、そうだねぇ・・・じゃ、にっちゃん、おやすみぃ」
「うん。おやすみ、ごーちゃん。」
私はゴートンとおやすみと言葉を交わしてから、ゴートンの部屋を出た、
リビングの光を最小限の明るさにして、私はいつもの席に座る。
目の前には、四四が持ち帰った資料の本が並んでいた。
この資料を手に入れた事は、もうすでに十二先輩達全員に知らせてはある。
まだ全員から、それに対しての返事はないけど、メールに気づいた方から、
それぞれに返事が来るだろう。
一番早そうなのは、トワちゃん辺りかな?
四四と一番連絡取り合っているから、メールの確認も早そうだ。
場合によっては、トワちゃんからセアさんのとこにもすぐ連絡が伝わりそうでもある。
こうして改めてみると、トワちゃんは私が知ってる中でも、優れた眷属だなぁと再認識した。
十二先輩へのサポートは今では完璧ではないだろうか?
と、同時に自分にもいつかそんな眷属が出来たらいいなと思った。
四四が持ち帰った資料のうち、2冊は中国語だったので、四四がすんなりと読んでくれた。
しかし、最後の1冊だけはドイツ語だったので、私達では誰も明確には読めそうになかった。
こんな時に限って、私もゴートンも詳しいドイツ語の本を食べていなかったのだ。
四四の方もその場では事情が事情だったので、中身を確認するのは難しく、
まさかドイツ語や中国語でこの資料が書かれていたとは考えもしなかったようだ。
家に帰る前に古本街に寄ったのに、何ともタイミングが悪かったけど、
四四は4冊目からの試練を受けている中で、必死にこの資料を持ち帰って来たのだから、
仕方がないだろう。
「今日はこっちの資料は読めそうにないから、明日に回そうか?」
「そうするしかないようだね。残念だけど。」
「ごめんなさい。私が持ち帰る時に、軽く中身を見てれば良かったですよね。」
「いや、四四の事情を聞くに、そんな余裕は無かったでしょ?
危険を冒してまで、四四がしなくて逆に良かったよ。
それで四四に何かあったら、申し訳ないじゃ済まないからね。」
「そうそう!何もさ、この家に居るなら慌てて読む必要もないはずだし、
責任感じることないよ!四四ちゃん!」
「ありがとう。二四、ゴートン。そう言って貰えて嬉しいです。」
「その資料は、明日皆で古本街でドイツ語の本を買ってきてから読もう。」
「うん、そうしよう!ふぁああー今日はもう僕は眠くなっちゃった・・・
二四も四四も今日はこれくらいでやめようよ。」
ゴートンは眠そうに欠伸をしながら、私と四四に言う。
確かに今日は昨日からの流れもあって、少しハードな一日だった。
各自がお互いを気遣い、無理しててもおかしくない日だっただろう。
だから、私はゴートンの意見に賛成し、四四にも休もうと提案した。
四四も素直に頷いて、私達は軽く食事をしてから休むことなった。
「ごーちゃん、ちょっとリビングで1人考え事してもいいかな?」
「え?にっちゃん、寝ないの?僕は先に寝ちゃうよ?」
「いいよ。ほんの少しだけ、じっくり考えたいだけなんだ。
だから、ごーちゃんは気にしないで先に寝てて。」
「わかった。でも、1人で寝ずの番とか、そういうのだったら止めてよ?
にっちゃんはいつも、そういうことしたりするから、そこが心配なんだよね・・・」
「ははは、今日は流石に私もそんな体力ないよ。それに、この家ならその心配も必要ないよ。
四四にも、なんだかんだ別の結界張って貰ったから、守りも強化されたでしょ。」
「ふぁあああ、そうだねぇ・・・じゃ、にっちゃん、おやすみぃ」
「うん。おやすみ、ごーちゃん。」
私はゴートンとおやすみと言葉を交わしてから、ゴートンの部屋を出た、
リビングの光を最小限の明るさにして、私はいつもの席に座る。
目の前には、四四が持ち帰った資料の本が並んでいた。
この資料を手に入れた事は、もうすでに十二先輩達全員に知らせてはある。
まだ全員から、それに対しての返事はないけど、メールに気づいた方から、
それぞれに返事が来るだろう。
一番早そうなのは、トワちゃん辺りかな?
四四と一番連絡取り合っているから、メールの確認も早そうだ。
場合によっては、トワちゃんからセアさんのとこにもすぐ連絡が伝わりそうでもある。
こうして改めてみると、トワちゃんは私が知ってる中でも、優れた眷属だなぁと再認識した。
十二先輩へのサポートは今では完璧ではないだろうか?
と、同時に自分にもいつかそんな眷属が出来たらいいなと思った。