第8章「1つには出来ない解答(こたえ)」
「わーい!久しぶりのこっちの家もやっぱり落ち着くねぇ♪」
「だね。部屋も時々掃除には来てたから、綺麗なままでしょ?」
「うん。まぁ、僕も配信とかで使うから、意外とこの家に戻って来てたんだけどね。」
私達は古本街に寄って、各自の欲しい本を買ってから、この家に帰ってきた。
四四は最初は若干ソワソワしていたが、リビングに入り、部屋の様子を確認すると、
ホッと安心した顔になった。
「ここが二四とゴートンの最初の家だったんですね。」
「まーねーこれでも日本に来て、この家に落ち着くまでは、何度か引っ越しもしたんだよ?」
「そうなんですか?」
「ああ。なかなか落ち着ける場所が見つからなくてね。日本に不慣れだったのもあるけど、
やっと落ち着けると思えた家がここだったんだ。」
「なら、この家は二四達には思い入れが深い場所でもありますね。」
「うん。そうなるね。」
「それもあったので、ここは手放さずに隠れ家の1つとして、そのまま残すことにしたんだけどね。
今回は早速それが役に立ったわけだ。」
「やっぱり、この家は手放さなくて良かったよね♪
あ、僕はちょっと先に自分の部屋片付けてくるからー」
ゴートンは当たり前のようにさっさと自分の部屋に行く。
ま、今夜は私はゴートンの部屋で一緒に寝ることになるだろうから、
その為に片付けにいってくれたんだろう。
私はリビングで座り慣れた椅子に座り、四四と会話を続ける。
「この家なら、私が変に結界を張らない方がいいかもしれないです。」
「本当?」
「ええ。十二がすでに私がしたかった結界をしてるみたいですね。
だから、同じ結界を2回張る感じになってしまうので、しなくても大丈夫そうです。」
「流石、十二先輩だなぁ・・・」
「それに、この家には二四の罠も設置されてますよね?」
「四四にはわかるの?その罠の仕掛け?」
「正確には言えないかもしれませんが、大まかには・・・」
私は四四の言葉を聞いて、少し驚いてしまった。
何にも話していないのに、四四には何かわかるらしい。
過去に1度だけ十二先輩に使った、あの罠が。
「この罠は「監禁」って言う本の能力なんだ。」
「あ!やっぱり、そうなんですか!」
「あれ?四四はその本を知っているの?」
「ええ!あの作者の話は、私も好きだったので、その「監禁」も読んだことありますよ!
確か、若い男性の主人公が、ある事情で複数の女性を監禁していくんですよね。」
「そうそう。ちゃんと意味があってね。」
「それで、最後の話の展開が予想外で!不気味なところもある話でしたが、
私はあの話は好きでした。」
「へぇー四四も好きだっただね。私も大好きでさ、
日本に最初に来た時に手に入った「特殊な本」でもあったから、
自分の能力として使いたいと思っていたんだ。」
「ああーだから、このリビングの雰囲気は、その話に出てくる感じになってるんですね!
凄いですよ!二四の再現した、このリビングはあの話に出てくるリビングみたいですもん!
私の想像してたイメージとぴったりです♪」
「あはは。そこまで言ってくれる人に逢えるなんて思わなったよ。
それが四四でいてくれて、私は更に嬉しいよ。」
「私も二四と、あの本の話が出来て、嬉しいです♪」
私は四四とその「監禁」と言う本の内容でしばらく盛り上がった。
それから、自分の部屋の片づけが済んだゴートンと入れ替わり、
私の部屋も片付けて、私の部屋を四四に使って貰う事にした。
「だね。部屋も時々掃除には来てたから、綺麗なままでしょ?」
「うん。まぁ、僕も配信とかで使うから、意外とこの家に戻って来てたんだけどね。」
私達は古本街に寄って、各自の欲しい本を買ってから、この家に帰ってきた。
四四は最初は若干ソワソワしていたが、リビングに入り、部屋の様子を確認すると、
ホッと安心した顔になった。
「ここが二四とゴートンの最初の家だったんですね。」
「まーねーこれでも日本に来て、この家に落ち着くまでは、何度か引っ越しもしたんだよ?」
「そうなんですか?」
「ああ。なかなか落ち着ける場所が見つからなくてね。日本に不慣れだったのもあるけど、
やっと落ち着けると思えた家がここだったんだ。」
「なら、この家は二四達には思い入れが深い場所でもありますね。」
「うん。そうなるね。」
「それもあったので、ここは手放さずに隠れ家の1つとして、そのまま残すことにしたんだけどね。
今回は早速それが役に立ったわけだ。」
「やっぱり、この家は手放さなくて良かったよね♪
あ、僕はちょっと先に自分の部屋片付けてくるからー」
ゴートンは当たり前のようにさっさと自分の部屋に行く。
ま、今夜は私はゴートンの部屋で一緒に寝ることになるだろうから、
その為に片付けにいってくれたんだろう。
私はリビングで座り慣れた椅子に座り、四四と会話を続ける。
「この家なら、私が変に結界を張らない方がいいかもしれないです。」
「本当?」
「ええ。十二がすでに私がしたかった結界をしてるみたいですね。
だから、同じ結界を2回張る感じになってしまうので、しなくても大丈夫そうです。」
「流石、十二先輩だなぁ・・・」
「それに、この家には二四の罠も設置されてますよね?」
「四四にはわかるの?その罠の仕掛け?」
「正確には言えないかもしれませんが、大まかには・・・」
私は四四の言葉を聞いて、少し驚いてしまった。
何にも話していないのに、四四には何かわかるらしい。
過去に1度だけ十二先輩に使った、あの罠が。
「この罠は「監禁」って言う本の能力なんだ。」
「あ!やっぱり、そうなんですか!」
「あれ?四四はその本を知っているの?」
「ええ!あの作者の話は、私も好きだったので、その「監禁」も読んだことありますよ!
確か、若い男性の主人公が、ある事情で複数の女性を監禁していくんですよね。」
「そうそう。ちゃんと意味があってね。」
「それで、最後の話の展開が予想外で!不気味なところもある話でしたが、
私はあの話は好きでした。」
「へぇー四四も好きだっただね。私も大好きでさ、
日本に最初に来た時に手に入った「特殊な本」でもあったから、
自分の能力として使いたいと思っていたんだ。」
「ああーだから、このリビングの雰囲気は、その話に出てくる感じになってるんですね!
凄いですよ!二四の再現した、このリビングはあの話に出てくるリビングみたいですもん!
私の想像してたイメージとぴったりです♪」
「あはは。そこまで言ってくれる人に逢えるなんて思わなったよ。
それが四四でいてくれて、私は更に嬉しいよ。」
「私も二四と、あの本の話が出来て、嬉しいです♪」
私は四四とその「監禁」と言う本の内容でしばらく盛り上がった。
それから、自分の部屋の片づけが済んだゴートンと入れ替わり、
私の部屋も片付けて、私の部屋を四四に使って貰う事にした。