第2章「共同戦線」
俺達は、極力、本拠地にいる時とか、俺達しかいない場所で、
本同士の呼び名で呼ぼうと決めた。
でなければ、会話で、すぐに敵に正体がバレるのも、良くないと思ったからだ。
それでも、相手の能力次第では、同種であるとすぐ見破られてしまうこともあるが、
それでも用心するに越したことはない。
「それじゃ、さっき話した通りに、お前達には、まず俺の仕事の基本を覚えて貰うか。
両方覚えた方がいいだろう?」
「そうですね。」
「そうだね!!」
二四も、ゴートンも、嬉しそうに頷く。
「そーいや、ゴートン。お前、配信とかは大丈夫なのか?」
「うん。あれは、時間とか、調整がきくから大丈夫だよ!」
「そうなのか?まぁ、ゴートンも二四も、用事が出来て、
無理そうな日は、事前に俺に言えよ?
仮に、ドタキャンで2冊とも、無断で仕事休んだりしたら、俺は、
お前らの面倒を見るのを、その場で辞めるからな?」
「わ、わかったよ!!」
「肝に銘じておきます。」
俺は、早速、厳しく指導していくことにする。こいつらが、如何に本気か、
どうかを見なくてはならない。
今後の関係も、それ次第と言ったところだ。
「そう言えば、12冊目の事を呼ぶ時は、私は十二先輩と呼んでもいいですか?」
「えー!にっちゃん、ずるい!じゃあ、僕もそれでいい?」
二四の提案に、ゴートンも、ちゃっかりと乗る。
「はぁ・・・ま、いいか。師匠よりは。」
俺も、それはしょうがなく、承諾してやることにした。
きっと、二四は、俺を呼び捨てにする感じが嫌なのだろう。
ゴートンは、そういうの気にしなさそうだが。
「あ、それから、お前らの関係も、ちゃんと考えてあるのか?」
「僕達の関係?」
「そうだ。従兄弟同士とか、親戚関係とか、そういうのだ。」
「そう言えば、ちゃんとは考えたことがなかったです。」
「なら、二四。お前がしっかり考えろ。今後、人間に深く関わったりした際に、
ボロが出ないようにな。商売する上でも、重要だからな。」
「わかりました。ごーちゃん。後で相談しような。」
「そうだね。にっちゃん。」
2冊の仲の良さに、俺は安堵している。きっと、この2冊なら、
お互いを支え合ってはいけるだろうと。
後は、俺が教えてやれることを教えてやれば、生存率も上がるはずだ。
「よし、じゃあ、今日は、まず本の整理をしながら、基本的なことを色々教えてやる。」
「はい。よろしくお願いします。十二先輩。」
「はい♪よろしくです!十二先輩!」
それぞれに、元気の良い返事が聞こえる。2冊ともに、やる気は十分にあると言うわけだ。
なら、俺も何気に悪い気はしない。
俺、1冊だけでは、無理な仕事も結構あり、仕方がなく出来なかった仕事も、
少なくはない。
この2冊達が居てくれれば、大きな仕事も何回かは出来るだろう。
そうできれば、お互いにメリットも大きい。
そして、敵と戦う際にも、助け合いは出来るはずだ。
俺は、素直にこの2冊達とは、そうした関係で続けられれば良いなと考えていた。
本同士の呼び名で呼ぼうと決めた。
でなければ、会話で、すぐに敵に正体がバレるのも、良くないと思ったからだ。
それでも、相手の能力次第では、同種であるとすぐ見破られてしまうこともあるが、
それでも用心するに越したことはない。
「それじゃ、さっき話した通りに、お前達には、まず俺の仕事の基本を覚えて貰うか。
両方覚えた方がいいだろう?」
「そうですね。」
「そうだね!!」
二四も、ゴートンも、嬉しそうに頷く。
「そーいや、ゴートン。お前、配信とかは大丈夫なのか?」
「うん。あれは、時間とか、調整がきくから大丈夫だよ!」
「そうなのか?まぁ、ゴートンも二四も、用事が出来て、
無理そうな日は、事前に俺に言えよ?
仮に、ドタキャンで2冊とも、無断で仕事休んだりしたら、俺は、
お前らの面倒を見るのを、その場で辞めるからな?」
「わ、わかったよ!!」
「肝に銘じておきます。」
俺は、早速、厳しく指導していくことにする。こいつらが、如何に本気か、
どうかを見なくてはならない。
今後の関係も、それ次第と言ったところだ。
「そう言えば、12冊目の事を呼ぶ時は、私は十二先輩と呼んでもいいですか?」
「えー!にっちゃん、ずるい!じゃあ、僕もそれでいい?」
二四の提案に、ゴートンも、ちゃっかりと乗る。
「はぁ・・・ま、いいか。師匠よりは。」
俺も、それはしょうがなく、承諾してやることにした。
きっと、二四は、俺を呼び捨てにする感じが嫌なのだろう。
ゴートンは、そういうの気にしなさそうだが。
「あ、それから、お前らの関係も、ちゃんと考えてあるのか?」
「僕達の関係?」
「そうだ。従兄弟同士とか、親戚関係とか、そういうのだ。」
「そう言えば、ちゃんとは考えたことがなかったです。」
「なら、二四。お前がしっかり考えろ。今後、人間に深く関わったりした際に、
ボロが出ないようにな。商売する上でも、重要だからな。」
「わかりました。ごーちゃん。後で相談しような。」
「そうだね。にっちゃん。」
2冊の仲の良さに、俺は安堵している。きっと、この2冊なら、
お互いを支え合ってはいけるだろうと。
後は、俺が教えてやれることを教えてやれば、生存率も上がるはずだ。
「よし、じゃあ、今日は、まず本の整理をしながら、基本的なことを色々教えてやる。」
「はい。よろしくお願いします。十二先輩。」
「はい♪よろしくです!十二先輩!」
それぞれに、元気の良い返事が聞こえる。2冊ともに、やる気は十分にあると言うわけだ。
なら、俺も何気に悪い気はしない。
俺、1冊だけでは、無理な仕事も結構あり、仕方がなく出来なかった仕事も、
少なくはない。
この2冊達が居てくれれば、大きな仕事も何回かは出来るだろう。
そうできれば、お互いにメリットも大きい。
そして、敵と戦う際にも、助け合いは出来るはずだ。
俺は、素直にこの2冊達とは、そうした関係で続けられれば良いなと考えていた。