第8章「1つには出来ない解答(こたえ)」
「もし、本喰人とその一族のことで何か新しい事がわかったら、俺にも教えてくれな!」
と藤本は最後に私達に笑顔でそう言って、見送ってくれた。
約2時間くらいは、聞きたかった話以外にも、色々と会話しただろうか。
私もこんなにも話し込むとは思わずに、内心は驚いていた。
「藤本さんが話の分かる人で良かったですね。それに面白い方だったし。」
「だね!僕なんか、つい配信者モードになっちゃって、
今後の配信の予定とかまで話しちゃったよ!」
「ふふふ。ゴートンは、その話の時はかなり楽しそうにしてましたね。」
「全くだよ。ごーちゃんは、あの雰囲気に流されて、あのまま私達の正体まで、
バラしてしまうんじゃないかと、冷や冷やしたよ。」
「ご、ごめんって!だって、藤本さんとあんなに気が合うとは思わなかったんだもん!!
にっちゃんだって、悪い気はしなかっただろう?」
「うん。まあ、悪い人ではなさそうに感じてたよ。」
私達はそんな話をしながら、次の目的地である、東京の私達の最初の家に向かっていた。
そこなら、大阪よりも近いし、過去に私とゴートンが住んでいた所で、
食事にも困らないようにしてあるし、何より勝手がわかっている場所だ。
いざと言う時の隠れ家にするつもりだったから、十二先輩の力も借りて、
安全面でも心強い場所になったと私もゴートンも思っている。
そこでなら、四四が持ち帰ったきた資料などを読んでも大丈夫ではないかと、
ゴートンと四四に話すと、2人も大賛成してくれた。
更に四四の方でも結界をプラス出来るかもしれないと言うので、
私もゴートンも、もっと喜んだ。
「僕達の家に帰る途中でさ、あの古本街に久しぶりに寄って、
もっとご飯用意しとかない?」
「わぁ!それはいいですね♪私も久しぶりにあの古本街に行きたかったんです♪」
「なら、決まりだね。私も賛成だよ。ごーちゃん。」
「うんうん!今のところは敵の気配もないし、大丈夫そうだよね。」
「ああ。油断はしない方がいいけど、敵も人通りの多いとこで、
急に襲って来たりはしないだろうと思うよ。」
「ですよね!あそこで戦いになって、最悪あの古本街が無くなったら、
敵にとっても不利だと思いますし、
それに、そんな事は私が絶対に許しません!!」
「あはは!四四ちゃんってば!言い方は可愛いけど、顔はマジになちゃってるよw」
四四の言葉に、私もゴートンも苦笑いしてしまった。
4冊目から私達と一緒に行動しても良いと許可が貰えたのが嬉しいのか、
四四はいつに増しても、明るく行動的になった気が私にはした。
「まぁまぁ。私だって四四と同じ気持ちさ。あの古本街は海外でも有名だからね。
同じ本喰人なら、敵であっても不必要にあの場所を壊すようなことはしないと思うよ。
それでも、もし壊そうとするなら、四四と一緒に守るだけさ。」
「二四・・・そんな・・・」
「あー!にっちゃん!ズルいぞ!そうやって、四四ちゃんへの自分の株をちゃっかり上げて!!
僕だって皆と同じ気持ちだからね!!!」
ゴートンは私の言葉を聞いて、急にそんな事を言い出す。
やれやれ、ごーちゃんは何を勘違いしているのやら。
私はやや呆れた気持ちになりはしたが、安心出来る家に近づいているのと、
ごーちゃんらしい、いつもの態度に安心感も感じていた。
と藤本は最後に私達に笑顔でそう言って、見送ってくれた。
約2時間くらいは、聞きたかった話以外にも、色々と会話しただろうか。
私もこんなにも話し込むとは思わずに、内心は驚いていた。
「藤本さんが話の分かる人で良かったですね。それに面白い方だったし。」
「だね!僕なんか、つい配信者モードになっちゃって、
今後の配信の予定とかまで話しちゃったよ!」
「ふふふ。ゴートンは、その話の時はかなり楽しそうにしてましたね。」
「全くだよ。ごーちゃんは、あの雰囲気に流されて、あのまま私達の正体まで、
バラしてしまうんじゃないかと、冷や冷やしたよ。」
「ご、ごめんって!だって、藤本さんとあんなに気が合うとは思わなかったんだもん!!
にっちゃんだって、悪い気はしなかっただろう?」
「うん。まあ、悪い人ではなさそうに感じてたよ。」
私達はそんな話をしながら、次の目的地である、東京の私達の最初の家に向かっていた。
そこなら、大阪よりも近いし、過去に私とゴートンが住んでいた所で、
食事にも困らないようにしてあるし、何より勝手がわかっている場所だ。
いざと言う時の隠れ家にするつもりだったから、十二先輩の力も借りて、
安全面でも心強い場所になったと私もゴートンも思っている。
そこでなら、四四が持ち帰ったきた資料などを読んでも大丈夫ではないかと、
ゴートンと四四に話すと、2人も大賛成してくれた。
更に四四の方でも結界をプラス出来るかもしれないと言うので、
私もゴートンも、もっと喜んだ。
「僕達の家に帰る途中でさ、あの古本街に久しぶりに寄って、
もっとご飯用意しとかない?」
「わぁ!それはいいですね♪私も久しぶりにあの古本街に行きたかったんです♪」
「なら、決まりだね。私も賛成だよ。ごーちゃん。」
「うんうん!今のところは敵の気配もないし、大丈夫そうだよね。」
「ああ。油断はしない方がいいけど、敵も人通りの多いとこで、
急に襲って来たりはしないだろうと思うよ。」
「ですよね!あそこで戦いになって、最悪あの古本街が無くなったら、
敵にとっても不利だと思いますし、
それに、そんな事は私が絶対に許しません!!」
「あはは!四四ちゃんってば!言い方は可愛いけど、顔はマジになちゃってるよw」
四四の言葉に、私もゴートンも苦笑いしてしまった。
4冊目から私達と一緒に行動しても良いと許可が貰えたのが嬉しいのか、
四四はいつに増しても、明るく行動的になった気が私にはした。
「まぁまぁ。私だって四四と同じ気持ちさ。あの古本街は海外でも有名だからね。
同じ本喰人なら、敵であっても不必要にあの場所を壊すようなことはしないと思うよ。
それでも、もし壊そうとするなら、四四と一緒に守るだけさ。」
「二四・・・そんな・・・」
「あー!にっちゃん!ズルいぞ!そうやって、四四ちゃんへの自分の株をちゃっかり上げて!!
僕だって皆と同じ気持ちだからね!!!」
ゴートンは私の言葉を聞いて、急にそんな事を言い出す。
やれやれ、ごーちゃんは何を勘違いしているのやら。
私はやや呆れた気持ちになりはしたが、安心出来る家に近づいているのと、
ごーちゃんらしい、いつもの態度に安心感も感じていた。