第8章「1つには出来ない解答(こたえ)」
「ふぅ・・・」
4冊目は式神を通じて短い溜息をついてから、どうしてこれ以上の話が、
出来ないのかを私達に話し始めた。
「四四もお前達も2冊目を敵に回していると言う、
恐ろしさをちゃんと理解していない。
ソロモニア一族の話をするだけでも、こんな場所でしたのは危険かもしれないのに、
それ以上の話を安全の保障もされてない場所で、話すのは命知らずもいいとこだ。
私が話す内容次第では、すぐに2冊目が何か手下を寄越して、
お前達を殺そうとすることだって、無くはないんだぞ?」
「へ?」
「うそ・・・そんな・・・」
「そこまでするのか・・・あいつは・・・」
私達は4冊目の話を聞いて、怒りもあったが、同時に背筋が寒くなるのも感じた。
ゴートンはポカーンとした顔をした後で身震いをしているし、
四四も顔が少し青ざめている。
私も恐怖はあるが、最終的には怒りの感情の方が、ゴートン達よりも強いかもしれない。
「この場所で、一応私や四四で多少なりとも、2冊目側から身を守る為の結界を張ってはいるが、
それでも油断は出来ない。
2冊目が本気を出せば、四四でもさえも守り切るのは不可能だろうね。
私も式神から張る結界には限界があるし。
だから今回はこれくらいにしておくよ。いいね?四四?」
「わかりました。四堂がそこまで言うなら・・・」
「時が来たら、私もちゃんと話すよ。四四だけでなく、24冊目や50冊目にもついでにな。」
「ほ、本当ですか!!」
4冊目の最後の言葉に、ゴートンが歓喜の声を上げる。
四四の顔も少し明るくなり、私もその言葉に安堵した気持ちになった。
いつか教えて貰えるのなら、何も今日無理に聞き出すこともないだろう。
「2冊目は情報を大事にする。自分が優位に立つ為なら、
自分が知られたくない、又は不利な情報を持つ者は徹底的に消す本さ。
だから、お前達も今後は会話には気をつけろよ?それから四四。」
「はい。何ですか?四堂?」
「もうしばらくは、そいつらと一緒に活動してもいいよ。
日本にいるであろう、ソロモニア一族の末裔の事は、私も知りたいところだしね。
それにそれを探ってる間は2冊目側も変に手は出して来なさそうな気がするんだ。」
「良かった!それは本当ですね!四堂!?」
4冊目からの私達との同行許可に四四は、笑顔になって、もう一度4冊目に確認する。
そして私やゴートンを見て、四四は安心した様子を見せる。
私やゴートンも笑顔で四四に返事の代わりに頷いた。
「ちぃ・・・やっぱり許すべきじゃないかなぁ・・・
四四がこんなにも、私以外の異性の本喰人にこんな笑顔になるし・・・
私は不安だなぁ・・・」
4冊目は小声でグチグチと文句を言っているが、四四の方は華麗に4冊目を無視した。
私やゴートンもこの2冊達の行動には何も言えず、苦笑いするしかなかった。
今は四四とすぐに別れなくて済んだだけでも、良かったと、考えるべきだろう。
私もゴートンも四四の事は大事な仲間であり、友なのだから。
4冊目は式神を通じて短い溜息をついてから、どうしてこれ以上の話が、
出来ないのかを私達に話し始めた。
「四四もお前達も2冊目を敵に回していると言う、
恐ろしさをちゃんと理解していない。
ソロモニア一族の話をするだけでも、こんな場所でしたのは危険かもしれないのに、
それ以上の話を安全の保障もされてない場所で、話すのは命知らずもいいとこだ。
私が話す内容次第では、すぐに2冊目が何か手下を寄越して、
お前達を殺そうとすることだって、無くはないんだぞ?」
「へ?」
「うそ・・・そんな・・・」
「そこまでするのか・・・あいつは・・・」
私達は4冊目の話を聞いて、怒りもあったが、同時に背筋が寒くなるのも感じた。
ゴートンはポカーンとした顔をした後で身震いをしているし、
四四も顔が少し青ざめている。
私も恐怖はあるが、最終的には怒りの感情の方が、ゴートン達よりも強いかもしれない。
「この場所で、一応私や四四で多少なりとも、2冊目側から身を守る為の結界を張ってはいるが、
それでも油断は出来ない。
2冊目が本気を出せば、四四でもさえも守り切るのは不可能だろうね。
私も式神から張る結界には限界があるし。
だから今回はこれくらいにしておくよ。いいね?四四?」
「わかりました。四堂がそこまで言うなら・・・」
「時が来たら、私もちゃんと話すよ。四四だけでなく、24冊目や50冊目にもついでにな。」
「ほ、本当ですか!!」
4冊目の最後の言葉に、ゴートンが歓喜の声を上げる。
四四の顔も少し明るくなり、私もその言葉に安堵した気持ちになった。
いつか教えて貰えるのなら、何も今日無理に聞き出すこともないだろう。
「2冊目は情報を大事にする。自分が優位に立つ為なら、
自分が知られたくない、又は不利な情報を持つ者は徹底的に消す本さ。
だから、お前達も今後は会話には気をつけろよ?それから四四。」
「はい。何ですか?四堂?」
「もうしばらくは、そいつらと一緒に活動してもいいよ。
日本にいるであろう、ソロモニア一族の末裔の事は、私も知りたいところだしね。
それにそれを探ってる間は2冊目側も変に手は出して来なさそうな気がするんだ。」
「良かった!それは本当ですね!四堂!?」
4冊目からの私達との同行許可に四四は、笑顔になって、もう一度4冊目に確認する。
そして私やゴートンを見て、四四は安心した様子を見せる。
私やゴートンも笑顔で四四に返事の代わりに頷いた。
「ちぃ・・・やっぱり許すべきじゃないかなぁ・・・
四四がこんなにも、私以外の異性の本喰人にこんな笑顔になるし・・・
私は不安だなぁ・・・」
4冊目は小声でグチグチと文句を言っているが、四四の方は華麗に4冊目を無視した。
私やゴートンもこの2冊達の行動には何も言えず、苦笑いするしかなかった。
今は四四とすぐに別れなくて済んだだけでも、良かったと、考えるべきだろう。
私もゴートンも四四の事は大事な仲間であり、友なのだから。