第8章「1つには出来ない解答(こたえ)」
「よう!ナインちゃん!また男共を引っかけて遊んでんのか?」
「なによ!そう言うセブンだって同じ様なものでしょ?」
「まぁーな!お互いに新天地で遊び尽くそうぜ!じゃぁな!」
「はいはいーまたね!バイバイー☆彡」
私は過去に7冊目と一緒にアメリカに渡り、1人立ちしたての頃の自分を思い出していた。
そー言えば、この頃は私は7冊目に「ナイン」って呼ばれていたわね。
私は7冊目のことは「セブン」と呼んでいたけど。
この時は、夜の街でお互いに人間の異性をとっかえひっかえ騙しては、遊んでいた時期だった。
出歩く場所も似たり寄ったりだったので、7冊目と夜の街で偶然出くわすのも多い。
私と7冊目は、生まれてからずっと育ってきた、あの堅苦しい雰囲気の場所が大嫌いだった。
だから、7冊目がその場所から出ていくと言った時に、私も一緒に行かないか?
と誘ってくれた時は、深く考えずにすぐに承諾したわ。
あの場所から抜け出せれるなら、何だって良かったのよね。
3冊目と6冊目は、慎重になるべきだと諭してくれはしたが、あの頃の私は若さ故もあってか、
聞く耳を持っていなかった。
とにかくあの頃の私は、あの場所には居たくなったのだ。
それが後に大きな後悔へ繋がるとも知らずにね。
あの頃もだが、私は本喰人同士の争いなんか、全く興味がなかった。
あの当時から、2冊目の動きは少し怪しかったのに、私は何も警戒などせずに、
ただアメリカで娯楽に溺れていた。
自分の能力を過信さえしていたのね。戦う為に特化されてものでもないのに、
人間の男達を自分の思い通りに出来ることで、錯覚してしまっていた。
それから、自分の眷属達を使えば、身も守れるとも。
最悪は自分の眷属を差し出して、どうにかすればいいと、こんな最低な考えも平気でしていたわ。
今となっては、あの頃の自分を引っ叩いてやりたいくらいだわ。
私は自己中心の最低な女の本喰人でしかなかった。
「あれは、最近話題の男のセブンジョーじゃないか?なんだよ、お前あの男と知り合いなのか?」
「ちょっと顔見知りなだけよ。嫉妬しないの♪さー別のとこで、またお酒を楽しみましょうよ♪」
「そうだな!行こうー行こうー♪」
私に騙されている人間の男は、私のこの言葉に機嫌を直し、私に寄りかかり、
酒臭い息を吐いて、上機嫌で次の酒場に向かった。
あの頃は気にしないでいたけど、今なら信じられないわね。
むさ苦しい酔っ払いと平気で居られたとか・・・
それだけ、当時の私は相手をいかに騙して、何かを巻き上げたりするのが楽しかったのよね。
地位もお金も、価値のある品物も自分の美貌と能力を使えば、
苦労する事なく手に出来たのだから、調子に乗った生活に
馬鹿みたいに浮かれるのも無理はなかった。
その所為で、後に2冊目に喧嘩を売るような事をしてしまったことに気付くのが遅れたのも・・・
私のアメリカでの暮らしは、その2冊目に喧嘩を売るような事をしてしまった所為で、
人生最大級のトラウマになってしまった。
そして、仲が良かったはずの7冊目との関係にも深い溝を作る事に・・・
「なによ!そう言うセブンだって同じ様なものでしょ?」
「まぁーな!お互いに新天地で遊び尽くそうぜ!じゃぁな!」
「はいはいーまたね!バイバイー☆彡」
私は過去に7冊目と一緒にアメリカに渡り、1人立ちしたての頃の自分を思い出していた。
そー言えば、この頃は私は7冊目に「ナイン」って呼ばれていたわね。
私は7冊目のことは「セブン」と呼んでいたけど。
この時は、夜の街でお互いに人間の異性をとっかえひっかえ騙しては、遊んでいた時期だった。
出歩く場所も似たり寄ったりだったので、7冊目と夜の街で偶然出くわすのも多い。
私と7冊目は、生まれてからずっと育ってきた、あの堅苦しい雰囲気の場所が大嫌いだった。
だから、7冊目がその場所から出ていくと言った時に、私も一緒に行かないか?
と誘ってくれた時は、深く考えずにすぐに承諾したわ。
あの場所から抜け出せれるなら、何だって良かったのよね。
3冊目と6冊目は、慎重になるべきだと諭してくれはしたが、あの頃の私は若さ故もあってか、
聞く耳を持っていなかった。
とにかくあの頃の私は、あの場所には居たくなったのだ。
それが後に大きな後悔へ繋がるとも知らずにね。
あの頃もだが、私は本喰人同士の争いなんか、全く興味がなかった。
あの当時から、2冊目の動きは少し怪しかったのに、私は何も警戒などせずに、
ただアメリカで娯楽に溺れていた。
自分の能力を過信さえしていたのね。戦う為に特化されてものでもないのに、
人間の男達を自分の思い通りに出来ることで、錯覚してしまっていた。
それから、自分の眷属達を使えば、身も守れるとも。
最悪は自分の眷属を差し出して、どうにかすればいいと、こんな最低な考えも平気でしていたわ。
今となっては、あの頃の自分を引っ叩いてやりたいくらいだわ。
私は自己中心の最低な女の本喰人でしかなかった。
「あれは、最近話題の男のセブンジョーじゃないか?なんだよ、お前あの男と知り合いなのか?」
「ちょっと顔見知りなだけよ。嫉妬しないの♪さー別のとこで、またお酒を楽しみましょうよ♪」
「そうだな!行こうー行こうー♪」
私に騙されている人間の男は、私のこの言葉に機嫌を直し、私に寄りかかり、
酒臭い息を吐いて、上機嫌で次の酒場に向かった。
あの頃は気にしないでいたけど、今なら信じられないわね。
むさ苦しい酔っ払いと平気で居られたとか・・・
それだけ、当時の私は相手をいかに騙して、何かを巻き上げたりするのが楽しかったのよね。
地位もお金も、価値のある品物も自分の美貌と能力を使えば、
苦労する事なく手に出来たのだから、調子に乗った生活に
馬鹿みたいに浮かれるのも無理はなかった。
その所為で、後に2冊目に喧嘩を売るような事をしてしまったことに気付くのが遅れたのも・・・
私のアメリカでの暮らしは、その2冊目に喧嘩を売るような事をしてしまった所為で、
人生最大級のトラウマになってしまった。
そして、仲が良かったはずの7冊目との関係にも深い溝を作る事に・・・