第8章「1つには出来ない解答(こたえ)」
セアはイーリスと、六マスターはヴァンダムとで、それぞれに明日の準備の為に
キュアート様の部屋から出て行き、オレはキュアート様と2冊きりになった。
その後ですぐに、まさかの人物が再びキュアート様の部屋を訪れた。
「おや?ノウェム君か・・・おかしいな?
私の最愛のキュアートはどこにいるか知らないかい?」
「これはオスカー義兄上。お邪魔してます。姉はですね・・・」
オレが突然帰宅したオスカー様にキュアート様の居場所を答えるのに困っていると、
横からキュアート様が可愛く元気のある声でオスカー様に答えた。
「それでしたら、キュアートおば様は、私にご自慢のサウナ室を見せて下さると言う事で、
ご自分で用意されに行きましたわ♪」
「え?そうなのかい?」
「はい♪」
いきなり見知らぬ少女に声を掛けられ、普段穏やかなオスカー様も、何とも言えない顔になった。
だが、すぐに爽やかな笑顔に戻り、少女に化けたキュアート様に好意的に話しかける。
「教えてくれて有難う。少しだけ時間が出来たから、帰って来たんだけど、会うのは無理そうだね。
ところでお嬢さんは、どちら様だい?」
オスカー様は興味津々な顔で、キュアート様とオレを交互に見る。
オレが未だに紹介に困っていると、それを気にせずに、キュアート様は楽しそうに、
自分の夫であるオスカー様を騙す。
「私はキュアート様とは、遠い親戚の者ですわ♪
ノウェムおじ様と連絡が取れて、本日はおば様にご挨拶に来たんです♪」
キュアート様は席から立つと、そう自己紹介をしながら、オスカー様の目の前に行き、
可愛くお辞儀をしてみせた。
そんな少女にオスカー様はますます興味が出た顔をする。
「まるでキュアートが少女になったのかと思う程に、君はそっくりだね。
遠い親戚と言われても、すぐに信じられるよ。
ところで、お嬢さんのお名前は?」
「私はキュリーですわ♪オスカー様♪」
「おや?君は私の名前は知っていたのかい?」
「もちろんです♪今話題の好青年実業家で、
イギリスで有名なイケメンでもありますもの♪
テレビなどでもよくおみかけしておりましたわ♪
こうしてお会い出来て、私、光栄でございます♪」
キュアート様は可愛い笑顔で、オスカー様を褒め称える。
妻に似ている少女に、無邪気に言われて、オスカー様も照れた顔になった。
「ははは。こんな素敵な少女に、こんなに褒められるなんて、悪い気はしないね。
今はゆっくり会話出来ないけど、また時間が出来た時には、
ぜひ私ともお茶してくれるかい?」
「はい♪もちろん♪」
「良かったよ。あ、じゃあノウェム君、私は仕事に戻るから、
私がここに来たことだけ、キュアートに伝えてくれるかい?」
「承知しました。義兄上。本当に姉には申し訳ありません。」
「はは。気にしないでいいよ。私の愛しのキュアートは、美に対しては、真剣な女性だからね。
この私が、何か邪魔したり、ジョークでも言うものなら、
本気でお説教されちゃうくらいだしね。」
オスカー様は薄っすらと苦笑いしながら、キュアート様の部屋から出て行き、
また仕事をしに、会社に戻って行った。
この感じだと、サウナ室などに寄ることもないだろうな。
キュアート様の部屋から出て行き、オレはキュアート様と2冊きりになった。
その後ですぐに、まさかの人物が再びキュアート様の部屋を訪れた。
「おや?ノウェム君か・・・おかしいな?
私の最愛のキュアートはどこにいるか知らないかい?」
「これはオスカー義兄上。お邪魔してます。姉はですね・・・」
オレが突然帰宅したオスカー様にキュアート様の居場所を答えるのに困っていると、
横からキュアート様が可愛く元気のある声でオスカー様に答えた。
「それでしたら、キュアートおば様は、私にご自慢のサウナ室を見せて下さると言う事で、
ご自分で用意されに行きましたわ♪」
「え?そうなのかい?」
「はい♪」
いきなり見知らぬ少女に声を掛けられ、普段穏やかなオスカー様も、何とも言えない顔になった。
だが、すぐに爽やかな笑顔に戻り、少女に化けたキュアート様に好意的に話しかける。
「教えてくれて有難う。少しだけ時間が出来たから、帰って来たんだけど、会うのは無理そうだね。
ところでお嬢さんは、どちら様だい?」
オスカー様は興味津々な顔で、キュアート様とオレを交互に見る。
オレが未だに紹介に困っていると、それを気にせずに、キュアート様は楽しそうに、
自分の夫であるオスカー様を騙す。
「私はキュアート様とは、遠い親戚の者ですわ♪
ノウェムおじ様と連絡が取れて、本日はおば様にご挨拶に来たんです♪」
キュアート様は席から立つと、そう自己紹介をしながら、オスカー様の目の前に行き、
可愛くお辞儀をしてみせた。
そんな少女にオスカー様はますます興味が出た顔をする。
「まるでキュアートが少女になったのかと思う程に、君はそっくりだね。
遠い親戚と言われても、すぐに信じられるよ。
ところで、お嬢さんのお名前は?」
「私はキュリーですわ♪オスカー様♪」
「おや?君は私の名前は知っていたのかい?」
「もちろんです♪今話題の好青年実業家で、
イギリスで有名なイケメンでもありますもの♪
テレビなどでもよくおみかけしておりましたわ♪
こうしてお会い出来て、私、光栄でございます♪」
キュアート様は可愛い笑顔で、オスカー様を褒め称える。
妻に似ている少女に、無邪気に言われて、オスカー様も照れた顔になった。
「ははは。こんな素敵な少女に、こんなに褒められるなんて、悪い気はしないね。
今はゆっくり会話出来ないけど、また時間が出来た時には、
ぜひ私ともお茶してくれるかい?」
「はい♪もちろん♪」
「良かったよ。あ、じゃあノウェム君、私は仕事に戻るから、
私がここに来たことだけ、キュアートに伝えてくれるかい?」
「承知しました。義兄上。本当に姉には申し訳ありません。」
「はは。気にしないでいいよ。私の愛しのキュアートは、美に対しては、真剣な女性だからね。
この私が、何か邪魔したり、ジョークでも言うものなら、
本気でお説教されちゃうくらいだしね。」
オスカー様は薄っすらと苦笑いしながら、キュアート様の部屋から出て行き、
また仕事をしに、会社に戻って行った。
この感じだと、サウナ室などに寄ることもないだろうな。