第2章「共同戦線」
「どうしたの?!にっちゃん!」
50冊目が、24冊目の表情に気がつき、心配そうに声をかける。
俺も、どうしたんだ?と心の中で心配した。
すると24冊は、ゆっくりと口を開いた。
「12冊目・・・2冊目は、本当に最悪な本ですね。」
24冊目は、顔を下に向けたまま、俺にそう言ってきた。
「どういうことだ?」
「この本は、13冊目が大事にしていた、愛蔵本です。」
意外な答えに、俺も、50冊目も、目を丸くした。と、
同時に、俺は背筋が、ゾッとした。
2の奴は、わかっていたのだ。この日本で、24冊目と俺が、関わるであろうことを。
そして、たぶん18に勝つであろうことまでも。
俺は考えついたことを、24冊目達に聞かせる。
「24冊目、お前が怒りを感じるのはわかるが、とりあえず、俺の話を聞け。」
「はい・・・。」
「2の奴は、きっとお前か俺が18に勝つのを、予測してたいたんだと思う。」
「12冊目が勝てるのはわかりますが、何で私も?」
「それが、この偽物の「禁断の本」だよ。この本を、お前の身体にあえて、
18の奴が取り込ませようとしたろ?」
「はい。」
「そうすることで、お前が18に勝てるように、何か細工がされていたのかもしれない。
お前からしても、この本は大事な本だ。もしかしたら、お前を暴走させて、
18に勝たせようと考えたのかもな。」
「くそ・・・あの2冊野郎・・・」
24冊目は、俺の考えを聞いて、我慢出来ずに、いつもより
汚い言葉で2を罵った。無理もない。
2冊目と言う本は、そういう本なのだ。18を手先に使うフリをして、
あっさり18を使い捨て駒にし、何かの考えで、
この偽の「禁断の本」まで仕込んだのだ。
まぁ・・・俺の考えで大体合ってはいると思うが・・・
「本当に、最低最悪な本だね。2冊目って本は。」
50冊目も、怒りに震えている。目が完全に怒っていた。
24冊目を苦しめていることに、50冊目は相当怒ったようだ。
「お前達にも、再度言うが、2冊目と言う本は、本当に危険極まりない本だ。
自分の快楽の為なら、何だってする。2は俺達どころか、人間を殺すのも躊躇わない。
18なんかと、比べ物にならない程の最低最悪な本だ。」
「よく知ってます・・・12冊目。」
24冊目が、激しい憎悪を2に向けていた。24冊目から、
すれば、育ての親の仇でもあるから、尚更だ。
「だからこそ、今は、お前達だけで、2と戦おうとするのは、絶対に止めろ!」
「ですが!」
「いいか!これは、何が何でも絶対だ!特に24冊目!お前だ!
怒りに任せて、2に挑んでも絶対に無理だ!!
今のお前らでは、絶対に勝てないと思え!!」
「そんな・・・じゃあ、12冊目は?」
50冊目は、悔しそうに俺に聞いてくる。俺も同じように、
悔しい気持ちではあるが、見栄は張らない。
「今の俺でも、2を相手にするのは、無理だ。お前達と組んだとしてもだ。」
そう、結局、中巻と下巻が、数で挑んでも、上巻の、ましてや、
あの2には太刀打ちなど出来ない。
他の上巻の力でも借りない限りは。
50冊目が、24冊目の表情に気がつき、心配そうに声をかける。
俺も、どうしたんだ?と心の中で心配した。
すると24冊は、ゆっくりと口を開いた。
「12冊目・・・2冊目は、本当に最悪な本ですね。」
24冊目は、顔を下に向けたまま、俺にそう言ってきた。
「どういうことだ?」
「この本は、13冊目が大事にしていた、愛蔵本です。」
意外な答えに、俺も、50冊目も、目を丸くした。と、
同時に、俺は背筋が、ゾッとした。
2の奴は、わかっていたのだ。この日本で、24冊目と俺が、関わるであろうことを。
そして、たぶん18に勝つであろうことまでも。
俺は考えついたことを、24冊目達に聞かせる。
「24冊目、お前が怒りを感じるのはわかるが、とりあえず、俺の話を聞け。」
「はい・・・。」
「2の奴は、きっとお前か俺が18に勝つのを、予測してたいたんだと思う。」
「12冊目が勝てるのはわかりますが、何で私も?」
「それが、この偽物の「禁断の本」だよ。この本を、お前の身体にあえて、
18の奴が取り込ませようとしたろ?」
「はい。」
「そうすることで、お前が18に勝てるように、何か細工がされていたのかもしれない。
お前からしても、この本は大事な本だ。もしかしたら、お前を暴走させて、
18に勝たせようと考えたのかもな。」
「くそ・・・あの2冊野郎・・・」
24冊目は、俺の考えを聞いて、我慢出来ずに、いつもより
汚い言葉で2を罵った。無理もない。
2冊目と言う本は、そういう本なのだ。18を手先に使うフリをして、
あっさり18を使い捨て駒にし、何かの考えで、
この偽の「禁断の本」まで仕込んだのだ。
まぁ・・・俺の考えで大体合ってはいると思うが・・・
「本当に、最低最悪な本だね。2冊目って本は。」
50冊目も、怒りに震えている。目が完全に怒っていた。
24冊目を苦しめていることに、50冊目は相当怒ったようだ。
「お前達にも、再度言うが、2冊目と言う本は、本当に危険極まりない本だ。
自分の快楽の為なら、何だってする。2は俺達どころか、人間を殺すのも躊躇わない。
18なんかと、比べ物にならない程の最低最悪な本だ。」
「よく知ってます・・・12冊目。」
24冊目が、激しい憎悪を2に向けていた。24冊目から、
すれば、育ての親の仇でもあるから、尚更だ。
「だからこそ、今は、お前達だけで、2と戦おうとするのは、絶対に止めろ!」
「ですが!」
「いいか!これは、何が何でも絶対だ!特に24冊目!お前だ!
怒りに任せて、2に挑んでも絶対に無理だ!!
今のお前らでは、絶対に勝てないと思え!!」
「そんな・・・じゃあ、12冊目は?」
50冊目は、悔しそうに俺に聞いてくる。俺も同じように、
悔しい気持ちではあるが、見栄は張らない。
「今の俺でも、2を相手にするのは、無理だ。お前達と組んだとしてもだ。」
そう、結局、中巻と下巻が、数で挑んでも、上巻の、ましてや、
あの2には太刀打ちなど出来ない。
他の上巻の力でも借りない限りは。