第8章「1つには出来ない解答(こたえ)」
※十二視点に戻る
「こら!トワ!そんなにはしゃいで、俺の側から離れるな!」
「はいはーい♪だって!海外なんて初めてなんだもん♪
それに!十二が育った場所だよ?そんな場所に来れたんだもん♪
嬉しいに決まってるよ♪」
「やれやれ・・・呑気だなぁ・・・トワは。」
俺は無邪気に喜び、最初の目的地に着いて、はしゃぐトワに軽く呆れていた。
俺達は十の用意してくれた飛行機のチケットを、当日に空港で受け取り、
それを使わせて貰って、無事にギリシャに着くことが出来た。
トワなんかは、ギリシャに着いて、すぐに四四やセア、
それにキュアートにまで、俺達がギリシャに着いたことなどを、
メールしたようだが、本当に抜け目がない。
まぁ、俺が事細かに連絡する本じゃないから、一概に悪い行為でもないんだが、
それでもトワの態度を見ていると、まるでただ観光に来てるだけの気分にさせられる。
嬉しいのはわかってやりたいとこだが、緊張感は無くさないで欲しいとこだ。
「ほら、トワ。そろそろ、次の場所に移動するから、戻って来い!
写真撮影は帰りでもしろ!」
「もう!わかったってば!ちぇ・・・そんなに怒鳴らなくてもいいのにさ・・・」
「ふぅ・・・全く。こんな言う事を聞かないなら、
日本に置いてくるべきだったか?」
「やだやだー!!十二の意地悪ぅ!!そんな酷い事言って!!」
「なら、ちゃんと最初にした約束は守れ。」
「うぅ・・・わかった。」
トワは俺に軽く睨まれて、恐縮しながらも俺の言葉に渋々と従った。
俺だっての2の奴が不穏な動きなんぞしないでくれたら、
呑気にトワに海外旅行を楽しませてやれるんだけどな。
それは今の現状では、我が儘な願いと言うとこだ。
ただ、そんな状況だからこそ、気軽には逢えない3冊目と逢えるんだけどな。
「次の村までは、どうやって行くの?」
「今の時代ならバスだな。俺が子供の時は馬車か、歩くしかなかったけどな。」
「え?十二は、そんなに時代が変わるまで、3冊目さんに逢ってなかったの?」
「そうだな。俺もそこまで時が経つほど、3冊目に逢ってないとは考えもしなかったな。
ま・・・楽しい思い出も、悲しい思い出もある地だからな。
ここは・・・」
「あ、そうだよね。ごめん・・・十二・・・」
トワは俺の言葉を聞いて、悲しそうな顔をする。
俺は薄く笑って、トワに言ってやった。
「謝るなよ、トワ。俺はもうすっかりと立ち直ったんだ。36冊目の、
いやミロの仇も取ってやれたし、今はこんな俺にもトワって眷属が出来た。
3冊目にお前を逢わせるのも、俺としては楽しみであるんだ。」
「本当?」
「ああ、本当だ。だから、悲しそうな顔するな。な?」
「うん!わかった♪」
俺のこの言葉に、トワは無邪気な笑顔に戻った。俺の言葉が嬉しかったようだ。
これから3冊目に逢わせるって言うのに、悲しい顔したトワが
3冊目と逢ったら、変な誤解されるかもしれないからな。
トワは笑ってるのが一番だ。
「こら!トワ!そんなにはしゃいで、俺の側から離れるな!」
「はいはーい♪だって!海外なんて初めてなんだもん♪
それに!十二が育った場所だよ?そんな場所に来れたんだもん♪
嬉しいに決まってるよ♪」
「やれやれ・・・呑気だなぁ・・・トワは。」
俺は無邪気に喜び、最初の目的地に着いて、はしゃぐトワに軽く呆れていた。
俺達は十の用意してくれた飛行機のチケットを、当日に空港で受け取り、
それを使わせて貰って、無事にギリシャに着くことが出来た。
トワなんかは、ギリシャに着いて、すぐに四四やセア、
それにキュアートにまで、俺達がギリシャに着いたことなどを、
メールしたようだが、本当に抜け目がない。
まぁ、俺が事細かに連絡する本じゃないから、一概に悪い行為でもないんだが、
それでもトワの態度を見ていると、まるでただ観光に来てるだけの気分にさせられる。
嬉しいのはわかってやりたいとこだが、緊張感は無くさないで欲しいとこだ。
「ほら、トワ。そろそろ、次の場所に移動するから、戻って来い!
写真撮影は帰りでもしろ!」
「もう!わかったってば!ちぇ・・・そんなに怒鳴らなくてもいいのにさ・・・」
「ふぅ・・・全く。こんな言う事を聞かないなら、
日本に置いてくるべきだったか?」
「やだやだー!!十二の意地悪ぅ!!そんな酷い事言って!!」
「なら、ちゃんと最初にした約束は守れ。」
「うぅ・・・わかった。」
トワは俺に軽く睨まれて、恐縮しながらも俺の言葉に渋々と従った。
俺だっての2の奴が不穏な動きなんぞしないでくれたら、
呑気にトワに海外旅行を楽しませてやれるんだけどな。
それは今の現状では、我が儘な願いと言うとこだ。
ただ、そんな状況だからこそ、気軽には逢えない3冊目と逢えるんだけどな。
「次の村までは、どうやって行くの?」
「今の時代ならバスだな。俺が子供の時は馬車か、歩くしかなかったけどな。」
「え?十二は、そんなに時代が変わるまで、3冊目さんに逢ってなかったの?」
「そうだな。俺もそこまで時が経つほど、3冊目に逢ってないとは考えもしなかったな。
ま・・・楽しい思い出も、悲しい思い出もある地だからな。
ここは・・・」
「あ、そうだよね。ごめん・・・十二・・・」
トワは俺の言葉を聞いて、悲しそうな顔をする。
俺は薄く笑って、トワに言ってやった。
「謝るなよ、トワ。俺はもうすっかりと立ち直ったんだ。36冊目の、
いやミロの仇も取ってやれたし、今はこんな俺にもトワって眷属が出来た。
3冊目にお前を逢わせるのも、俺としては楽しみであるんだ。」
「本当?」
「ああ、本当だ。だから、悲しそうな顔するな。な?」
「うん!わかった♪」
俺のこの言葉に、トワは無邪気な笑顔に戻った。俺の言葉が嬉しかったようだ。
これから3冊目に逢わせるって言うのに、悲しい顔したトワが
3冊目と逢ったら、変な誤解されるかもしれないからな。
トワは笑ってるのが一番だ。