第8章「1つには出来ない解答(こたえ)」
私達は、ゴートンが目的としていたお店の周りを、1時間以上に渡り聞き込みをしたり、
調べたりしてみた。
そして、私達なりに調べ終わった後で、路地で長く話し込むのも、
近所の人間に不審者に思われて良くないと言う事になり、目的としていたお店よりも、
少し離れた喫茶店で、今後の事を相談することにした。
お店からは、心が落ち着くような静かな曲のBGMが聞こえてきて、
私達以外の店に居る人達は、優雅にコーヒーを楽しんでる人間達ばかりだった。
「しっかしさータイミング悪すぎだよねぇ・・・
僕達がお店に行こうとした、2日前に店主が入院しちゃうなんてさ・・・」
ゴートンはそう言いながら、喫茶店で頼んだ、
メロンクリームソーダをストローで啜る。
それを二四が、ブラックコーヒーを飲みながらも答える。
「全くだね。けど、店主は入院したとは言え、命を落としたとかではないみたいだし、
店主の名前とかも一通り確認出来たから、
今日はこれで良しとしていいんじゃないかな?ごーちゃん。」
「私もそれに賛成です。入院先の病院も知れましたし、
明日にでもお見舞いを兼ねて、お伺いしてみたら、どうでしょう?」
私も二四と同じブラックコーヒーを飲みながら、ゴートンに意見した。
ゴートンも、メロンクリームソーダを飲みながら、少し険しい顔になりながらも、
二四と私の意見に賛同した。
「そうだね。これから夜になるし、2冊目の動きもあるから、無理に調べることないよね。
四四ちゃんを危険に晒しながら、急いで調べることもないしさ。」
「うん。私もそれがいいと思うよ。」
「すいません・・・私がお二人の足手まといになってしまって。」
私はゴートン達に、こんな迷惑をかけることになってしまい、悲しい気持ちになった。
4冊目が忠告してくれたのは、有難い気持ちもあるのだが、
ゴートン達には、私と言う存在が足枷になる結果となってしまった。
「四四ちゃん!謝るのは止めてよ!僕達は仲間であり、大事な友達じゃん!
助け合うのは当然だし、これまでの事を考えても、四四ちゃんには恩義があるわけだしさ、
これからも出来るなら、一緒に活動したいもん!な!にっちゃん!」
「うん。ごーちゃんの言う通りだよ、四四。何も罪悪感みたいなものは感じる必要はない。
私とゴートンで絶対に四四の事は守るから。だから、謝らないでくれ。」
「二四・・・ゴートン・・・有難う。」
私はちょっと泣きそうになるのを堪えて、2冊達に薄っすらと笑った。
ゴートン達がそう思ってくれているのなら、私もちゃんと答えなきゃだわ。
この後、もう少しだけ喫茶店で話し込んだ私達は、値段の安いビジネスホテルで、
各自部屋を取り、今日は無理せずに休もうと言う事にした。
それから次の日に、ゴートンが会う予定でいた、古美術店の店主の入院してる病院に行き、
話を聞こうと皆で決めた。
明日の目的もはっきりと決まり、私は自分の借りた部屋のベッドに寝転ぶ。
私的には、今日は何故だか異様に疲れた気分になる。
自分が考えても、そこまで激しい活動などしていないのにだ。
私は考えて、もしかしたら、これが理由かも?と思いつく。
今日の新幹線の中で、過去の自分と4冊目の夢でも見たからな所為がするのだ。
もう数十年前から、過去の自分の夢など見ることがなったのに。
久しぶりに4冊目の・・・四堂の声を聞いただけで、思い出すなんて・・・
私は何か不吉な気がしてならなかった。
調べたりしてみた。
そして、私達なりに調べ終わった後で、路地で長く話し込むのも、
近所の人間に不審者に思われて良くないと言う事になり、目的としていたお店よりも、
少し離れた喫茶店で、今後の事を相談することにした。
お店からは、心が落ち着くような静かな曲のBGMが聞こえてきて、
私達以外の店に居る人達は、優雅にコーヒーを楽しんでる人間達ばかりだった。
「しっかしさータイミング悪すぎだよねぇ・・・
僕達がお店に行こうとした、2日前に店主が入院しちゃうなんてさ・・・」
ゴートンはそう言いながら、喫茶店で頼んだ、
メロンクリームソーダをストローで啜る。
それを二四が、ブラックコーヒーを飲みながらも答える。
「全くだね。けど、店主は入院したとは言え、命を落としたとかではないみたいだし、
店主の名前とかも一通り確認出来たから、
今日はこれで良しとしていいんじゃないかな?ごーちゃん。」
「私もそれに賛成です。入院先の病院も知れましたし、
明日にでもお見舞いを兼ねて、お伺いしてみたら、どうでしょう?」
私も二四と同じブラックコーヒーを飲みながら、ゴートンに意見した。
ゴートンも、メロンクリームソーダを飲みながら、少し険しい顔になりながらも、
二四と私の意見に賛同した。
「そうだね。これから夜になるし、2冊目の動きもあるから、無理に調べることないよね。
四四ちゃんを危険に晒しながら、急いで調べることもないしさ。」
「うん。私もそれがいいと思うよ。」
「すいません・・・私がお二人の足手まといになってしまって。」
私はゴートン達に、こんな迷惑をかけることになってしまい、悲しい気持ちになった。
4冊目が忠告してくれたのは、有難い気持ちもあるのだが、
ゴートン達には、私と言う存在が足枷になる結果となってしまった。
「四四ちゃん!謝るのは止めてよ!僕達は仲間であり、大事な友達じゃん!
助け合うのは当然だし、これまでの事を考えても、四四ちゃんには恩義があるわけだしさ、
これからも出来るなら、一緒に活動したいもん!な!にっちゃん!」
「うん。ごーちゃんの言う通りだよ、四四。何も罪悪感みたいなものは感じる必要はない。
私とゴートンで絶対に四四の事は守るから。だから、謝らないでくれ。」
「二四・・・ゴートン・・・有難う。」
私はちょっと泣きそうになるのを堪えて、2冊達に薄っすらと笑った。
ゴートン達がそう思ってくれているのなら、私もちゃんと答えなきゃだわ。
この後、もう少しだけ喫茶店で話し込んだ私達は、値段の安いビジネスホテルで、
各自部屋を取り、今日は無理せずに休もうと言う事にした。
それから次の日に、ゴートンが会う予定でいた、古美術店の店主の入院してる病院に行き、
話を聞こうと皆で決めた。
明日の目的もはっきりと決まり、私は自分の借りた部屋のベッドに寝転ぶ。
私的には、今日は何故だか異様に疲れた気分になる。
自分が考えても、そこまで激しい活動などしていないのにだ。
私は考えて、もしかしたら、これが理由かも?と思いつく。
今日の新幹線の中で、過去の自分と4冊目の夢でも見たからな所為がするのだ。
もう数十年前から、過去の自分の夢など見ることがなったのに。
久しぶりに4冊目の・・・四堂の声を聞いただけで、思い出すなんて・・・
私は何か不吉な気がしてならなかった。