第7章「思い出していくほどに・・・」

私と二四は、ゴートンにも4冊目から連絡があった事を話し、
ゴートンは腰を浮かせ、飛び上がるくらいに驚いていた。
無理も無い。今日、噂をしていた矢先に4冊目から連絡があり、
しかも意味有り気に横浜には何かあるかもしれない感じに話をしてきたのだ。
ゴートンも、ますます自分が得た情報が、気になってしょうがないのか、態度がソワソワしている。

「4冊目の話も、もちろん気になるけどさ。
何より警戒すべきは、まずは2冊目だよね?
4冊目の口ぶりなら、四四ちゃんを人質にしようと、もう狙われてる危険があるかもしれないんでしょ?」
「4冊目はそう考えているみたいですが、けど、それが絶対だと
言う確証は4冊目にもないのではないかと・・・」
「でも、それでも用心するに越したことは無いよ、四四。
今まで連絡してこなかった4冊目が、今回はわざわざしてきたのだから。」
「そう・・・ですよね。」

私の言葉に、二四は心配そうな顔で返事をする。
確かに、あの4冊目が今回わざわざ連絡してきたのだから、無意味なことはないだろう。
横浜に何かあるのは間違いないかもしれない。
しかし、そうあって欲しくないのが、私の本音なのだけれども。
あの4冊目の言葉だからこそ、不吉なものを感じてならない。

「もうさ、明日にする予定だったけどさ。今日の午後から横浜に
向かわない?
早く調べるに限ると僕は思うよ。敵が横浜で待ち構える時間を少しでも与えない方が良くないかな?」

ゴートンは、二四と私を交互に見て、急にそう提案してくる。
私と二四に顔を見合わせて、考え込む。

「私の予定は、別にどうにでもなるけど、四四はどうだい?」
「私も電話とかでお断りすれば良いので、今日の午後から横浜に
行くことになっても大丈夫ですが・・・」
「なら、やっぱり今日中に横浜に行っちゃおうよ!善は急げとも言うしさ♪」
「あはは。そうだね。ごーちゃん。四四もそれでいい?」
「はい。私もそれでいいです!」
「よーし!じゃー皆、各自準備して、横浜に行こう!!!」
「おー♪」
「おー!」

ゴートンの言葉に、私と二四は掛け声で答える。
4冊目の元に居た時には、出来なかった経験に私は嬉しさを感じる。
これも十二が仲間に誘ってくれたから出来てるのだ。
いつか、また十二に再会出来た時には直接お礼が言いたいなぁー
と私は思った。
そんな事を思っていると4冊目が知ったら、嫉妬しそうだけど、
それはそれでしょうがない。
十二も、こんな状況になってる私に同情してくれたりするかな?
トワちゃんなんかは、一緒になって怒ってくれそう。
とにかく、今は無事に生き残るのも大事だ。二四とゴートンと共に。
また十二達と楽しく再会する為にも。
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