第7章「思い出していくほどに・・・」
「あ、ごめんね。四四ちゃんには、あんまり気持ちの良い話題じゃなかったよね。
本当にごめん。悪気はなかったんだけどさ。」
「いえ。私は大丈夫ですよ。」
急にゴートンは、難しい顔になってしまった私に気付き、凄く申し訳なさそうな顔で謝ってくれた。
私は別にそんな気分を悪くしたわけではなかったので、
謝らなくてもいいのにと思った。
それから、ゴートンは本当はしたかったであろう話題に
会話を変えようとする。
「実はさ、話を変えるんだけど、明日、皆で横浜に行かない?
僕達を生み出した一族の末裔達を探しにさ。」
「え?明日にですか?」
「それは、随分急だね、ごーちゃん。何か良い情報でもあったの?」
ゴートンの突然の提案に唖然としてしまった私に代わり、
二四が冷静にゴートンに詳しく話を聞こうとする。
ゴートンは、私と二四と側に更に近づいて、内緒話でもするかのような感じで話を始めた。
「配信がてらにさ、僕も色々とその手の情報を集めようとしてたのは、
にっちゃんも四四ちゃんも知ってるよね?」
「うん、知ってるよ。ごーちゃん。」
「はい、存じてますよ。」
「それでさ、怪しまれない程度に、色んなとこに、探りを入れてみたんだよ。
不思議な話が好きだから、こんな情報を知りませんか?みたいな軽いの感じにして。」
「うんうん。」
「それで、何か情報をくれた人が居たんですか?」
私はゴートンにそう聞いてみると、ゴートンは笑顔になって頷く。
「居たんだよ!四四ちゃんも前に言ってた、横浜辺りに
そんな感じの人が居たかもしれないって!
その噂に詳しい人がいるしれないって言うのを、教えてくれた人がいてね。
昨日の夜に、チャットでやり取りしてみてさ。ある程度の詳しい場所と、
その噂に詳しい人の事を教えてくれたんだよね。」
「それは、急展開だったねぇ。ごーちゃん。」
「うん。だから、明日早速行ってみるのはどうかなって?
なんか居ても立っても居られないって気持ちになっちゃってさ。
にっちゃんと四四ちゃんは、明日予定とかある?」
ゴートンはキラキラした目で、私と二四に聞いてくる。
「私は予定とか大丈夫ですよ?二四はどうですか?」
「私も平気だ。でも、ごーちゃん。その前に、今一度さ。
ごーちゃんがやり取りしたチャットの履歴を見せてくれるかい?」
「いいよ!にっちゃんだったら、そう言うと思ったから、ちゃんと残してあるもんね!」
ゴートンは、二四の考えを先読みして、行動していたことを、
ドヤ顔しながらも、得意げに言う。
そんなゴートンに二四は少しだけ苦笑いしながらも、
私と一言二言会話すると、ゴートンと一緒に、そのチャットを
確認しに、ゴートンの配信部屋に行ってしまった。
二四が確認して、大丈夫そうなら、私も異論はない。
「何も情報がないで、横浜に行くよりはいいですよね。きっと。」
私はそう呟いて、1人で一息ついた。その矢先に、携帯が鳴る。
トワちゃんからメールかな?と思ったが、そのコールは電話だった。
私は自分の携帯に表示された番号を確認する。
そしてドキっと心臓が高鳴る。
それは、久しぶりに掛かってきた、4冊目からの電話番号だった。
本当にごめん。悪気はなかったんだけどさ。」
「いえ。私は大丈夫ですよ。」
急にゴートンは、難しい顔になってしまった私に気付き、凄く申し訳なさそうな顔で謝ってくれた。
私は別にそんな気分を悪くしたわけではなかったので、
謝らなくてもいいのにと思った。
それから、ゴートンは本当はしたかったであろう話題に
会話を変えようとする。
「実はさ、話を変えるんだけど、明日、皆で横浜に行かない?
僕達を生み出した一族の末裔達を探しにさ。」
「え?明日にですか?」
「それは、随分急だね、ごーちゃん。何か良い情報でもあったの?」
ゴートンの突然の提案に唖然としてしまった私に代わり、
二四が冷静にゴートンに詳しく話を聞こうとする。
ゴートンは、私と二四と側に更に近づいて、内緒話でもするかのような感じで話を始めた。
「配信がてらにさ、僕も色々とその手の情報を集めようとしてたのは、
にっちゃんも四四ちゃんも知ってるよね?」
「うん、知ってるよ。ごーちゃん。」
「はい、存じてますよ。」
「それでさ、怪しまれない程度に、色んなとこに、探りを入れてみたんだよ。
不思議な話が好きだから、こんな情報を知りませんか?みたいな軽いの感じにして。」
「うんうん。」
「それで、何か情報をくれた人が居たんですか?」
私はゴートンにそう聞いてみると、ゴートンは笑顔になって頷く。
「居たんだよ!四四ちゃんも前に言ってた、横浜辺りに
そんな感じの人が居たかもしれないって!
その噂に詳しい人がいるしれないって言うのを、教えてくれた人がいてね。
昨日の夜に、チャットでやり取りしてみてさ。ある程度の詳しい場所と、
その噂に詳しい人の事を教えてくれたんだよね。」
「それは、急展開だったねぇ。ごーちゃん。」
「うん。だから、明日早速行ってみるのはどうかなって?
なんか居ても立っても居られないって気持ちになっちゃってさ。
にっちゃんと四四ちゃんは、明日予定とかある?」
ゴートンはキラキラした目で、私と二四に聞いてくる。
「私は予定とか大丈夫ですよ?二四はどうですか?」
「私も平気だ。でも、ごーちゃん。その前に、今一度さ。
ごーちゃんがやり取りしたチャットの履歴を見せてくれるかい?」
「いいよ!にっちゃんだったら、そう言うと思ったから、ちゃんと残してあるもんね!」
ゴートンは、二四の考えを先読みして、行動していたことを、
ドヤ顔しながらも、得意げに言う。
そんなゴートンに二四は少しだけ苦笑いしながらも、
私と一言二言会話すると、ゴートンと一緒に、そのチャットを
確認しに、ゴートンの配信部屋に行ってしまった。
二四が確認して、大丈夫そうなら、私も異論はない。
「何も情報がないで、横浜に行くよりはいいですよね。きっと。」
私はそう呟いて、1人で一息ついた。その矢先に、携帯が鳴る。
トワちゃんからメールかな?と思ったが、そのコールは電話だった。
私は自分の携帯に表示された番号を確認する。
そしてドキっと心臓が高鳴る。
それは、久しぶりに掛かってきた、4冊目からの電話番号だった。