第7章「思い出していくほどに・・・」
俺とトワは今日は一日、明日の旅の準備をしていた。
仕事の方も連絡出来るところには電話して、しばらく店は休みにすると話していた。
トワの方はホームページなどでも知らせている。
それから、トワは四四にも連絡して、明日からギリシャに行くことを、
二四達に伝えてくれるように話していた。
「うんうん!四四ちゃんにもお土産送るからね♪
うん・・・うん・・・そうそう!ギリシャの名物って何だろうね?」
トワは、話すべく話をしたら、四四と観光などの話で盛り上がり始める。
俺はそれを遠くから、やれやれと言った気持ちで見ていたが、
しばらくは四四達にも会えないのだから、許すことにした。
30分程のトワは四四とワイワイと楽しそうに話し合う。
「わかった!その事は、私が十二に伝えておくね♪うん♪
海外に行ったら、電話は繋がりにくそうだから、メールとかにするね♪
じゃあ、四四ちゃんまたね♪」
トワは嬉しそうな声で、四四との電話を終わらせて、
俺に話すことがあるのか、俺にそばに来る。
「あのね、十二。四四ちゃんからなんだけどさ。」
「ん?四四が何だって?」
「二四達の拠点も、かなり強化出来て、いい本も大分集まったからね。」
「うん。」
「2,3日後に二四達と一緒に横浜に行って、本喰人を生み出した一族の末裔の人達を
探そうかって話になってるんだって。」
「ほう、そうか。向こうは向こうで順調そうだな。」
「うん。何か分かったら、トワに連絡してくれるって!」
「わかった。それで頼む。トワも、すぐに四四達から連絡あったら、俺に教えてくれ。」
「えへへ♪任せて♪」
トワは笑顔で俺に答えて、また旅に向けての準備を再開する。
数分後にトワは「あっ」と小さい声を出して、俺の方に顔を向けて話しかけてくる。
「あ、あのさ、十二・・・ちょっと聞きたい事があるんだけど、
聞いてもいい?」
「ん?どうした?トワ?」
「本喰人って、前も話してくれたけどさ、全部で50冊しかいないんだよね?」
「ああ。俺が知ってる限りでは、全部で50冊しか存在しないはずだ。
師匠達からも、それ以外の本喰人の話は聞いたことがない。」
「それで、上巻クラスの本喰人は1冊目から9冊目の事を言うんだよね?」
「そうだ。それから中巻クラスは10冊目から19冊目まで、
後の残りの本喰人は、下巻クラスの奴らってことになるな。
にしても、どうしていきなり、そんな事を聞くんだ?」
「うん、ギリシャに行く前に、もう一度本喰人についておさらい?
しておこうと思ってさ。」
トワは俺から話を聞いて、何やら可愛い絵柄のメモ帳に書き込んでいる。
なるほど。そういうことなら、俺も付き合ってやらないとな。
「いい心掛けだな、トワ。そういうことなら、遠慮なく、俺に聞けばいい。
今日なら、答えられることには全部答えるぞ?」
「本当?!じゃーねぇーえっとーねー・・・」
トワはメモ帳を握りしめて、必死に考え込む。
俺もつい教えてやってないことがあるかもしれないしな。
いい機会だから、面倒臭がらずに教えてやらないとな。
仕事の方も連絡出来るところには電話して、しばらく店は休みにすると話していた。
トワの方はホームページなどでも知らせている。
それから、トワは四四にも連絡して、明日からギリシャに行くことを、
二四達に伝えてくれるように話していた。
「うんうん!四四ちゃんにもお土産送るからね♪
うん・・・うん・・・そうそう!ギリシャの名物って何だろうね?」
トワは、話すべく話をしたら、四四と観光などの話で盛り上がり始める。
俺はそれを遠くから、やれやれと言った気持ちで見ていたが、
しばらくは四四達にも会えないのだから、許すことにした。
30分程のトワは四四とワイワイと楽しそうに話し合う。
「わかった!その事は、私が十二に伝えておくね♪うん♪
海外に行ったら、電話は繋がりにくそうだから、メールとかにするね♪
じゃあ、四四ちゃんまたね♪」
トワは嬉しそうな声で、四四との電話を終わらせて、
俺に話すことがあるのか、俺にそばに来る。
「あのね、十二。四四ちゃんからなんだけどさ。」
「ん?四四が何だって?」
「二四達の拠点も、かなり強化出来て、いい本も大分集まったからね。」
「うん。」
「2,3日後に二四達と一緒に横浜に行って、本喰人を生み出した一族の末裔の人達を
探そうかって話になってるんだって。」
「ほう、そうか。向こうは向こうで順調そうだな。」
「うん。何か分かったら、トワに連絡してくれるって!」
「わかった。それで頼む。トワも、すぐに四四達から連絡あったら、俺に教えてくれ。」
「えへへ♪任せて♪」
トワは笑顔で俺に答えて、また旅に向けての準備を再開する。
数分後にトワは「あっ」と小さい声を出して、俺の方に顔を向けて話しかけてくる。
「あ、あのさ、十二・・・ちょっと聞きたい事があるんだけど、
聞いてもいい?」
「ん?どうした?トワ?」
「本喰人って、前も話してくれたけどさ、全部で50冊しかいないんだよね?」
「ああ。俺が知ってる限りでは、全部で50冊しか存在しないはずだ。
師匠達からも、それ以外の本喰人の話は聞いたことがない。」
「それで、上巻クラスの本喰人は1冊目から9冊目の事を言うんだよね?」
「そうだ。それから中巻クラスは10冊目から19冊目まで、
後の残りの本喰人は、下巻クラスの奴らってことになるな。
にしても、どうしていきなり、そんな事を聞くんだ?」
「うん、ギリシャに行く前に、もう一度本喰人についておさらい?
しておこうと思ってさ。」
トワは俺から話を聞いて、何やら可愛い絵柄のメモ帳に書き込んでいる。
なるほど。そういうことなら、俺も付き合ってやらないとな。
「いい心掛けだな、トワ。そういうことなら、遠慮なく、俺に聞けばいい。
今日なら、答えられることには全部答えるぞ?」
「本当?!じゃーねぇーえっとーねー・・・」
トワはメモ帳を握りしめて、必死に考え込む。
俺もつい教えてやってないことがあるかもしれないしな。
いい機会だから、面倒臭がらずに教えてやらないとな。