第7章「思い出していくほどに・・・」
「ファウヌス、4冊目と7冊目の居場所は掴んでいるのか?」
「おおよその見当はついてるよ。」
「どこだ?」
オレはファウヌスに4冊目と7冊目の居場所を確認しようと思った。
この情報は、他の眷属達にも教えてやった方がいいだろう。
特に、セアは6冊目と色んな国に行っているからな。
注意するように教えてやった方がいいだろう。
「4冊目は中国に、7冊目はラスベガスのカジノにいるっぽい。
まー両者ともに、居場所は前から変えてないっぽいね。」
「その話を聞くとそうみたいだな。」
「4冊目も7冊目も、今はまだ高見の見物って感じでしょうか?
2冊目に勧誘されているとはいえ。」
「かもしれないな。2冊目が今後どういう行動に出るか、はっきりわかるまでは、
現状は、何か行動を起こそうとはしてないみたいだな。」
オレ達は、その後も今後の事について、意見を交わし合い、イーリスに頼まれていたことを、
ペネロペとファウヌスにも頼んだ。
「イーリスが心配すると言う事は、ちょっとその会社は怪しいですね。
わかりました。私はその会社の経済状況などから、内部を探ってみます。」
「じゃ、僕はジャーナリストのコネを使って、
その会社の裏の噂ってやらを徹底的に調べてみるよ。」
「うん。それぞれに出来る限りで調べてみてくれ。」
オレは2冊達がそれぞれ承諾してくれたので、安堵した。
ペネロペは、優秀なハッカーでもあるので、ネットを通じて、
会社内部を探る事も可能だろう。
ファウヌスも仕事柄、色々な情報網があるので、頼り甲斐もある。
これで、その会社が2冊目に関わっているかも、わかるだろう。
もし2冊目と関りがあるようなら、母上にすぐに報告し、
フログベルデ卿に関わらないように言って貰わないといけない。
「今日はこれで話し合いは終わりでいいな?
お前達も、各自忙しいかもしれないが、よろしく頼むぞ。」
「母上の為です。当然のことですよ。私達のことなどの二の次です。」
「そうそう。母上あっての僕達だからね。」
オレの言葉に、ペネロペも、ファウヌスも笑う。
同じ眷属とは言え、性格や考え方も違うはずなのに、母上を思う気持ちは皆一緒だ。
それだけ、母上の愛情はオレ達には大きく、大事なものだと言っていいんだろうな。
「オレは、しばらく自分の仕事は休んで、母上の警護などにあたるつもりだ。
お前達も何か分かり次第にすぐに連絡をくれ。」
「了解しました。」
「はいはいー任せて♪」
真面目な返事のペネロペと、陽気な返事のファウヌスに、オレはつい笑ってしまう。
ペネロペはちょっと不真面目な態度のファウヌスに怒ったようだが、
ファウヌスのあの陽気さは母上に似てしまったようだから、しょうがないな。
オレはペネロペの屋敷を後にして、母上が今日行く予定の場所に、
先回りし、隠れながら警護することにした。
その事を、イーリスやヴァンダムにもメールで報告しておく。
いざと言う時に、オレも直接すぐに母上の警護に回れるように。
「おおよその見当はついてるよ。」
「どこだ?」
オレはファウヌスに4冊目と7冊目の居場所を確認しようと思った。
この情報は、他の眷属達にも教えてやった方がいいだろう。
特に、セアは6冊目と色んな国に行っているからな。
注意するように教えてやった方がいいだろう。
「4冊目は中国に、7冊目はラスベガスのカジノにいるっぽい。
まー両者ともに、居場所は前から変えてないっぽいね。」
「その話を聞くとそうみたいだな。」
「4冊目も7冊目も、今はまだ高見の見物って感じでしょうか?
2冊目に勧誘されているとはいえ。」
「かもしれないな。2冊目が今後どういう行動に出るか、はっきりわかるまでは、
現状は、何か行動を起こそうとはしてないみたいだな。」
オレ達は、その後も今後の事について、意見を交わし合い、イーリスに頼まれていたことを、
ペネロペとファウヌスにも頼んだ。
「イーリスが心配すると言う事は、ちょっとその会社は怪しいですね。
わかりました。私はその会社の経済状況などから、内部を探ってみます。」
「じゃ、僕はジャーナリストのコネを使って、
その会社の裏の噂ってやらを徹底的に調べてみるよ。」
「うん。それぞれに出来る限りで調べてみてくれ。」
オレは2冊達がそれぞれ承諾してくれたので、安堵した。
ペネロペは、優秀なハッカーでもあるので、ネットを通じて、
会社内部を探る事も可能だろう。
ファウヌスも仕事柄、色々な情報網があるので、頼り甲斐もある。
これで、その会社が2冊目に関わっているかも、わかるだろう。
もし2冊目と関りがあるようなら、母上にすぐに報告し、
フログベルデ卿に関わらないように言って貰わないといけない。
「今日はこれで話し合いは終わりでいいな?
お前達も、各自忙しいかもしれないが、よろしく頼むぞ。」
「母上の為です。当然のことですよ。私達のことなどの二の次です。」
「そうそう。母上あっての僕達だからね。」
オレの言葉に、ペネロペも、ファウヌスも笑う。
同じ眷属とは言え、性格や考え方も違うはずなのに、母上を思う気持ちは皆一緒だ。
それだけ、母上の愛情はオレ達には大きく、大事なものだと言っていいんだろうな。
「オレは、しばらく自分の仕事は休んで、母上の警護などにあたるつもりだ。
お前達も何か分かり次第にすぐに連絡をくれ。」
「了解しました。」
「はいはいー任せて♪」
真面目な返事のペネロペと、陽気な返事のファウヌスに、オレはつい笑ってしまう。
ペネロペはちょっと不真面目な態度のファウヌスに怒ったようだが、
ファウヌスのあの陽気さは母上に似てしまったようだから、しょうがないな。
オレはペネロペの屋敷を後にして、母上が今日行く予定の場所に、
先回りし、隠れながら警護することにした。
その事を、イーリスやヴァンダムにもメールで報告しておく。
いざと言う時に、オレも直接すぐに母上の警護に回れるように。