第6章「後悔の先にあるもの」
15冊目と16冊目は、これから俺と戦う事になるはずなのに、
平然とした態度だった。
変に意識してない感じで、情けない事に俺の方が内心では動揺していたかもしれない。
15冊目と16冊目の外見は、噂に聞いているように、双子の様に
仲が良さそうなのが窺えた。
15冊目が赤色の短髪で、16冊目が青色の短髪だった。
髪型は、ほとんど同じ感じで、服もデザインが似ていて、色違いを
着ているように、俺には見える。
瞳の色は同じにしているのか、金色だった。
「なんか、どっかのコンビのアイドルみたいだなぁ・・・」
俺の15冊目と16冊目の印象はこんな感じだ。
身長も、体格も2冊達に大差はない。
「今の12冊目は、日本人の姿に近いんだな。」
「あれが、噂の12冊目か。見た目はひ弱そうに見えるけど。」
「おい、ダイス。油断するなよ?12冊目の過去の話を聞かされただろう?」
「あーあれでしょ?過去では、中巻クラスの中で1番最強だったのは、
12冊目だったって?でも、それはもう過去の話でしょ、ベリー?」
「そうかもしれないが、それでも慢心はするな。最近じゃ、6冊目のとこで
修行していたらしいし、過去ほどじゃなくても、手強いには違いないはずだ。」
「ふぅ。ベリーがそう言うなら、油断はしないさ。この戦いには、
僕とベリーの未来が掛かってるからね。」
15冊目と16冊目は、俺を見ながら、互いに言葉を交わし、
気を引き締めて、俺を軽く睨み、戦闘態勢に入ったようだ。
俺の情報は、8冊目辺りから聞いてるのか?
にしても、お互いの呼び名が、ベリーとダイスと言うのが変わってるな。
15冊目がベリーで、16冊目がダイスか・・・どうしてだ?
俺は、気になりはしたが、それを考えるのは一旦置いておいて、
戦闘の事にまずは集中しなければと思った。
「まさか、俺が15冊目と16冊目の両方と戦う事になるとはな。
二四とゴートンとで、戦ってくれればと一番最善かなと思っていたのに。」
俺は自分の計算が狂って、少し悔しい気持ちになった。
けど、その計算は、あくまで、俺と師匠の考えで、そうなってくれればいいなと、
考えただけなので、こうして外れたとしても、仕方がない。
現実は、なかなか計算通りにはいかないものだ。
「けど、辛いな。今のこの空腹な状態で、同じ中巻クラスの2冊を同時に相手だなんて・・・
急なことだから、トワには何も言ってないままだな・・・」
俺の一番、心残りなのは、そこだけだ。
一時期、俺の拠点に戻れた時に、トワには、再度、俺に何かがあった時にはと、
話はしてあるが、それでも俺にはやっぱり、そこが一番心配だった。
いや、俺が心配性になっているだけか?トワだって、過去から比べれば、
かなり成長したのだから、俺が子離れ?と言うかすべきだよな。
じゃないと、四四みたいに、俺がトワに気持ち悪がられる存在に
なんてなりたくないもんな。
俺は、もう自分の事だけを考えることにして、この戦いに挑むべきだ。
平然とした態度だった。
変に意識してない感じで、情けない事に俺の方が内心では動揺していたかもしれない。
15冊目と16冊目の外見は、噂に聞いているように、双子の様に
仲が良さそうなのが窺えた。
15冊目が赤色の短髪で、16冊目が青色の短髪だった。
髪型は、ほとんど同じ感じで、服もデザインが似ていて、色違いを
着ているように、俺には見える。
瞳の色は同じにしているのか、金色だった。
「なんか、どっかのコンビのアイドルみたいだなぁ・・・」
俺の15冊目と16冊目の印象はこんな感じだ。
身長も、体格も2冊達に大差はない。
「今の12冊目は、日本人の姿に近いんだな。」
「あれが、噂の12冊目か。見た目はひ弱そうに見えるけど。」
「おい、ダイス。油断するなよ?12冊目の過去の話を聞かされただろう?」
「あーあれでしょ?過去では、中巻クラスの中で1番最強だったのは、
12冊目だったって?でも、それはもう過去の話でしょ、ベリー?」
「そうかもしれないが、それでも慢心はするな。最近じゃ、6冊目のとこで
修行していたらしいし、過去ほどじゃなくても、手強いには違いないはずだ。」
「ふぅ。ベリーがそう言うなら、油断はしないさ。この戦いには、
僕とベリーの未来が掛かってるからね。」
15冊目と16冊目は、俺を見ながら、互いに言葉を交わし、
気を引き締めて、俺を軽く睨み、戦闘態勢に入ったようだ。
俺の情報は、8冊目辺りから聞いてるのか?
にしても、お互いの呼び名が、ベリーとダイスと言うのが変わってるな。
15冊目がベリーで、16冊目がダイスか・・・どうしてだ?
俺は、気になりはしたが、それを考えるのは一旦置いておいて、
戦闘の事にまずは集中しなければと思った。
「まさか、俺が15冊目と16冊目の両方と戦う事になるとはな。
二四とゴートンとで、戦ってくれればと一番最善かなと思っていたのに。」
俺は自分の計算が狂って、少し悔しい気持ちになった。
けど、その計算は、あくまで、俺と師匠の考えで、そうなってくれればいいなと、
考えただけなので、こうして外れたとしても、仕方がない。
現実は、なかなか計算通りにはいかないものだ。
「けど、辛いな。今のこの空腹な状態で、同じ中巻クラスの2冊を同時に相手だなんて・・・
急なことだから、トワには何も言ってないままだな・・・」
俺の一番、心残りなのは、そこだけだ。
一時期、俺の拠点に戻れた時に、トワには、再度、俺に何かがあった時にはと、
話はしてあるが、それでも俺にはやっぱり、そこが一番心配だった。
いや、俺が心配性になっているだけか?トワだって、過去から比べれば、
かなり成長したのだから、俺が子離れ?と言うかすべきだよな。
じゃないと、四四みたいに、俺がトワに気持ち悪がられる存在に
なんてなりたくないもんな。
俺は、もう自分の事だけを考えることにして、この戦いに挑むべきだ。