第6章「後悔の先にあるもの」
今日の修行は、二四とゴートンが師匠と試合をしただけで終わった。
今回の修行は卒業出来たと言うことになってはいるが、2冊達は、
師匠と、長時間戦えたと言えど、勝負には負けている。
最後は見事に腹に風穴を開けられ、気絶させられてな。
もちろん、その後、すぐに俺が回復してやったが。
2冊達は、自分達の拠点に戻るまでは、師匠に今回の修行が
成功したと言うことは聞かされていない。
なので、最初は早とちりして、試合に負けた自分達は、まだまだなのだと、
変に凹んでいたが、師匠から、無事に2冊達は、今回の修行は
卒業して良いと言われた時は、大喜びをしていた。
「や、やったよ!!にっちゃん♪僕達!卒業だって!!!」
「うん!良かったね!ごーちゃん!私達も、これで少しは、
十二先輩達の役に立てるようになれたってことだね!」
「おいおい、二四!素直に喜べよ!ここまで、成長したのなら、
お前達は、俺と同格か、場合によっては、俺より上かもしれないぞ?」
俺はこんな時も謙虚に喜ぶ、二四を茶化してやった。
ま、これは嘘でなく、真実だ。今後、二四とゴートンと、もし戦うことになれば、
俺も確実に無事では済まないだろう。
本気の2冊同時相手だったら、俺の方が負ける確率が高いと思う。
師匠とあれだけの戦いが出来たのだから、中巻クラスなら、
余裕で相手が出来るだろうしな。
「十二の言う通りだ。お前達は、今回のこの短い期間と言えども、
しっかりと実力がついた。
お前達のこの成長速度なら、十二でさえも、敵でなくなるのも
時間の問題かもしれんな?ははは。」
「師匠にここまで言われると、俺的には怖い冗談になるから、
勘弁して欲しいですわ。」
俺は、師匠の言葉を聞き、嫌な冷や汗を掻くことになったが、
そんな俺を見て、トワは笑顔だ。
「ゴートン!二四!本当におめでとう♪今度、今回の修行卒業祝いしよ♪
ね?四四ちゃんもいいでしょ?」
「うん。私も参加するよ!」
「わーい♪」
「あら?楽しそうじゃない?私も参加するわ♪六ちゃんの事も
労わないと・・・ね?六ちゃん?♥」
「こら!セア殿!貴女は、またこんな大勢の前で!!」
師匠は、相変わらず顔を赤くして、セアに怒っている。
いや、最近は、慣れているのもあるのか、前よりはタジタジに
ならなくなったかな?
それとも、昨日で師匠達の仲も深まったのかもしれないな。
「でも、十二先輩はまだ修行してるから、それが終わってからにしたら?トワちゃん?」
「そうね。ゴートンの言う通りだわ。十二の修行も終わったらにしようか。」
「うん。私もそれがいいと思うよ、トワちゃん。」
「私もそう思うよ。」
ゴートン達が俺を見て、そう提案してくれた。
意外だなぁ・・・こういう気遣いされて、俺は素直に嬉しいと
思ってしまったわ。
今回の修行は卒業出来たと言うことになってはいるが、2冊達は、
師匠と、長時間戦えたと言えど、勝負には負けている。
最後は見事に腹に風穴を開けられ、気絶させられてな。
もちろん、その後、すぐに俺が回復してやったが。
2冊達は、自分達の拠点に戻るまでは、師匠に今回の修行が
成功したと言うことは聞かされていない。
なので、最初は早とちりして、試合に負けた自分達は、まだまだなのだと、
変に凹んでいたが、師匠から、無事に2冊達は、今回の修行は
卒業して良いと言われた時は、大喜びをしていた。
「や、やったよ!!にっちゃん♪僕達!卒業だって!!!」
「うん!良かったね!ごーちゃん!私達も、これで少しは、
十二先輩達の役に立てるようになれたってことだね!」
「おいおい、二四!素直に喜べよ!ここまで、成長したのなら、
お前達は、俺と同格か、場合によっては、俺より上かもしれないぞ?」
俺はこんな時も謙虚に喜ぶ、二四を茶化してやった。
ま、これは嘘でなく、真実だ。今後、二四とゴートンと、もし戦うことになれば、
俺も確実に無事では済まないだろう。
本気の2冊同時相手だったら、俺の方が負ける確率が高いと思う。
師匠とあれだけの戦いが出来たのだから、中巻クラスなら、
余裕で相手が出来るだろうしな。
「十二の言う通りだ。お前達は、今回のこの短い期間と言えども、
しっかりと実力がついた。
お前達のこの成長速度なら、十二でさえも、敵でなくなるのも
時間の問題かもしれんな?ははは。」
「師匠にここまで言われると、俺的には怖い冗談になるから、
勘弁して欲しいですわ。」
俺は、師匠の言葉を聞き、嫌な冷や汗を掻くことになったが、
そんな俺を見て、トワは笑顔だ。
「ゴートン!二四!本当におめでとう♪今度、今回の修行卒業祝いしよ♪
ね?四四ちゃんもいいでしょ?」
「うん。私も参加するよ!」
「わーい♪」
「あら?楽しそうじゃない?私も参加するわ♪六ちゃんの事も
労わないと・・・ね?六ちゃん?♥」
「こら!セア殿!貴女は、またこんな大勢の前で!!」
師匠は、相変わらず顔を赤くして、セアに怒っている。
いや、最近は、慣れているのもあるのか、前よりはタジタジに
ならなくなったかな?
それとも、昨日で師匠達の仲も深まったのかもしれないな。
「でも、十二先輩はまだ修行してるから、それが終わってからにしたら?トワちゃん?」
「そうね。ゴートンの言う通りだわ。十二の修行も終わったらにしようか。」
「うん。私もそれがいいと思うよ、トワちゃん。」
「私もそう思うよ。」
ゴートン達が俺を見て、そう提案してくれた。
意外だなぁ・・・こういう気遣いされて、俺は素直に嬉しいと
思ってしまったわ。