第6章「後悔の先にあるもの」
俺が断食を始めて、2日目に、俺は師匠と相談し、二四達に、
初版本世代の話をするべきだと決めて、話すことにした。
ただ、過去の俺と師匠の話は今回はしないことにした。
師匠から、止められたのもある。今は俺と師匠の過去の話はすべきでないと。
「今は、いらぬ混乱を招く必要はあるまい。修行中に、互いの信頼がなくなる可能性が
出てきては良くないし、互いに危険だからな。」
「そうですね。俺もそれは思います。」
「後、拙者にはうまく説明出来ない時期の過去がある。
その事まで、今回で話し出すと、どうにも収拾がつかなくなるだろうからな。
その点は、十二、お前も同じであろう?」
「はい。俺も、そこは師匠と同じです。だから、今日は、あくまで、
初版本世代と言うものがあると言う事を、師匠から話して貰えれば良いかと思ってます。」
「わかった。その流れで行こう。」
俺と師匠は、事前にこうして話し合いをして、別の部屋で待っている、
二四とゴートンのとこに向かった。
今回の話は、トワやセアと四四には話さず、先に二四達だけに聞かせることにした。
今後、戦う可能性が一番ある本達が真っ先に聞くべきだと俺も思うからだ。
「初版本世代ですか・・・」
「そんな世代があるんだねぇ・・・」
二四とゴートンは、初めて聞く単語に興味津々だ。
今までの人生の中で聞いたことない単語だろうからなぁ・・・
正直、俺だって、過去に聞いたことがあるのかどうかさえ、記憶にない。
少なくとも、3冊目の元で育ってから、今日に至るまで、聞いたことはなかった。
「今でも初版本世代でいるのは、たぶん4冊目と8冊目を抜いて、
9冊目までであろうな。」
「やっぱり、上巻クラスが、強いと言うのは、その世代でもあるから何でしょうか?」
「そうであるな。」
「けど、どうして4冊目と8冊目だけは抜かれるの?」
「8冊目が1度転生しているのは、拙者も知っている。
ただ、4冊目に関してだけは、拙者達側では、何も情報がない。
だから、転生したどうかも、全然知らないのだ。現在も、
2冊目と組んでいると拙者は思ってはいるが、それでも2冊目を
手伝っていると言うような明確な情報も今はないらしい。」
「では、場合によっては、2冊目の仲間じゃなくなった可能性もあると言う事でしょうか?」
「であるなら、助かるのだがな・・・だが、4冊目も厄介な性格の本だ。
2冊目と違った野心を持っていたとしてもおかしくはない。」
「では、最悪、新しい勢力になる場合もあるわけですね?
2冊目側でもなく、俺達側でもない・・・第3の・・・」
「十二の言う通りだ。しかし、そうなると喜ぶのは、むしろ2冊目側であろうがな。
拙者達と戦わせて、共倒れを狙うであろう。」
俺は、師匠の考えに、凄く同意した。2の奴なら、絶対に考えそうなことだ。
そうすれば、自分側の勢力が削がれることないもんな。
まぁ、それは俺達だって、出来るなら考えることではあるが。
「そー言えば、7冊目って、どんな本なの?」
ゴートンは急に、7冊目の話題を振ってきた。
師匠は、7冊目の事を思い出し、急に苦い顔になる。
あーそうだ。師匠は、性格的に7冊目が嫌いなんだっけか・・・
初版本世代の話をするべきだと決めて、話すことにした。
ただ、過去の俺と師匠の話は今回はしないことにした。
師匠から、止められたのもある。今は俺と師匠の過去の話はすべきでないと。
「今は、いらぬ混乱を招く必要はあるまい。修行中に、互いの信頼がなくなる可能性が
出てきては良くないし、互いに危険だからな。」
「そうですね。俺もそれは思います。」
「後、拙者にはうまく説明出来ない時期の過去がある。
その事まで、今回で話し出すと、どうにも収拾がつかなくなるだろうからな。
その点は、十二、お前も同じであろう?」
「はい。俺も、そこは師匠と同じです。だから、今日は、あくまで、
初版本世代と言うものがあると言う事を、師匠から話して貰えれば良いかと思ってます。」
「わかった。その流れで行こう。」
俺と師匠は、事前にこうして話し合いをして、別の部屋で待っている、
二四とゴートンのとこに向かった。
今回の話は、トワやセアと四四には話さず、先に二四達だけに聞かせることにした。
今後、戦う可能性が一番ある本達が真っ先に聞くべきだと俺も思うからだ。
「初版本世代ですか・・・」
「そんな世代があるんだねぇ・・・」
二四とゴートンは、初めて聞く単語に興味津々だ。
今までの人生の中で聞いたことない単語だろうからなぁ・・・
正直、俺だって、過去に聞いたことがあるのかどうかさえ、記憶にない。
少なくとも、3冊目の元で育ってから、今日に至るまで、聞いたことはなかった。
「今でも初版本世代でいるのは、たぶん4冊目と8冊目を抜いて、
9冊目までであろうな。」
「やっぱり、上巻クラスが、強いと言うのは、その世代でもあるから何でしょうか?」
「そうであるな。」
「けど、どうして4冊目と8冊目だけは抜かれるの?」
「8冊目が1度転生しているのは、拙者も知っている。
ただ、4冊目に関してだけは、拙者達側では、何も情報がない。
だから、転生したどうかも、全然知らないのだ。現在も、
2冊目と組んでいると拙者は思ってはいるが、それでも2冊目を
手伝っていると言うような明確な情報も今はないらしい。」
「では、場合によっては、2冊目の仲間じゃなくなった可能性もあると言う事でしょうか?」
「であるなら、助かるのだがな・・・だが、4冊目も厄介な性格の本だ。
2冊目と違った野心を持っていたとしてもおかしくはない。」
「では、最悪、新しい勢力になる場合もあるわけですね?
2冊目側でもなく、俺達側でもない・・・第3の・・・」
「十二の言う通りだ。しかし、そうなると喜ぶのは、むしろ2冊目側であろうがな。
拙者達と戦わせて、共倒れを狙うであろう。」
俺は、師匠の考えに、凄く同意した。2の奴なら、絶対に考えそうなことだ。
そうすれば、自分側の勢力が削がれることないもんな。
まぁ、それは俺達だって、出来るなら考えることではあるが。
「そー言えば、7冊目って、どんな本なの?」
ゴートンは急に、7冊目の話題を振ってきた。
師匠は、7冊目の事を思い出し、急に苦い顔になる。
あーそうだ。師匠は、性格的に7冊目が嫌いなんだっけか・・・